夏休み7日目 & 『パンデミックなき未来へ』2 | Hiroshiのブログ

Hiroshiのブログ

今後不定期投稿となります

<暑假 数値目標>

https://www.duolingo.com/learn
エメラルドリーグ+20XP,56579XP,学了十二分钟汉语。

 

https://www.youtube.com/watch?v=GAlv_aVMdIU&list=PLrWxcegPNiyj-M05glrorpUrXekNDKejm&index=4

HSK1~2#2~4 背了三十五分钟单词。

 

https://www.youtube.com/watch?v=93VZUEQE5xk

【完全版1~1200】HSK5,42~56min,背了三十三小时,再三刻苦!一共一个小时二十分钟。

 

 

 

 

<丸暗記ではダメ>

昨日の「真珠の涙」さんのコメントで、思い出したことがある。

 

以前、親しくしていた先生が退官の挨拶として、担当する科目が『国試に合格する為に丸暗記する教科』になってきたことを憂い、かつ反省されていた。確かに暗記だけの勉強ではなかなか身につかない。背景となる原理や現象を理解しないと長期記憶に残らない。

https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12645830521.html

 

そんなことを考えていたら、自分自身の語学学習についても同じことがいえるのではないかと考え始めた。このところHSK5の単語の暗記を続けているが、なかなか覚えていない。HSK4までは感じなかったのに何故だろう? 勿論単語数が違う。HSK1=150単語、HSK2=300単語、HSK3=600単語、HSK4=1200単語、HSK5=2500単語。

 

しかし、それだけではないように感じる。HSK4までだと大抵音で判る。ところがHSK5になると日本語の意味を聞いて漸く出てくるレベルだ。何か学習法の改善が必要。これまで軽視してきた拼音を正確に書けるようにしないといけないが、同時に辞書を引いてこの漢字の背後にある物事を知ることが重要なのかもしれない。

 

 

 

 

『パンデミックなき未来へ』2

冒頭、2009年の豚インフルエンザを取り上げ、この時『深刻なインフルエンザのパンデミックにも、また同様のいかなる地球規模の長期的で恐ろしい公衆衛生上の緊急事態にも、世界は備えられていない』とゲイツは感じたらしい。p18

 

当時のことはよく覚えている。このアウトブレイク(?)が起こった時、丁度北米での学会が重なり、中止にはならなかったが、それなりの対応が必要だった。但し、当時日本人はかなり注意して準備したが、海外では殆ど防疫対策は無かったように感じる。

 

当時の写真。空港までは上の漫画のようにマスクをしていたが、大陸上陸後は普通の格好に戻った(爆)

 

今読んでいる本に、人感染症のアウトブレイク対応の演習を最初にやったのがインドネシアのバリ島で前年の2008年だとか。その後イギリスやアメリカでもバイオテロ等を想定した。アウトブレイクの演習が行われたらしい。但し、その詳細は軍事的意味合いもあり公開されてはいないとか。

 

バリ島在住の「ねえね」さんに聞いてみたが、記憶にないとか。もしかするとインドネシアの場合も軍事的意味合いがあり余り情報が公開されていなかったのかもしれない。

https://ameblo.jp/neene0822/entry-12757870768.html

 

2016年のイギリスのシグナス、2019年にはアメリカはクリムゾン・コンディジョン。これらは今回のコロナに役に立ったとは思えないが、これはアウトブレイク対応でパンデミック対応ではなかったということもあるだろう。

 

彼、ゲイツは2015年にあの著名なNEJM(ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン)に論文を出したらしい。しかし、今彼はこの本もこの時点で出しておくべきだったと後悔しているとか。p24 

 

著名な疫学者、ラリー・ブリリアント氏の言葉。

 

アウトブレイクは避けられないが、パンデミックはオプションであり避けられる』p29

 

そう! しかし今、我々はそのオプションを迂闊にも受け入れたのだ! 

火災は世界中には広がらないが、病気は広がるということを我々は完全に失念していた。p62

 

『人は過去から学ばない、そういうのは簡単だ。でも学ぶこともある』としている。p34

 

私も『人は過去から学ばない』と物知り顔にいう人は嫌いだ。そんな人は進歩がないとすら思っている。

 

また彼が超過死亡率を取り上げている点も彼がよくその重要性を認識していることを感じさせる。p37 以前このblogでも日本はこのコロナ下、実は死亡率は低下している。それに対し欧米は酷い。つまりコロナ状況下の防疫態勢で日本は実にうまくやってきたし。その点について私はあまり人気ないが前菅政権を評価している。

https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12752247163.html

 

 

重要な点はこの超過死亡率がコロナの実質的な影響を示すことだ。つまり直接のコロナ死だけでなく、例えば別の疾患で病院に運ばれてもコロナ体制下で十分な治療を受けずに亡くなった人も考慮しているからだ。初期の段階でのイタリアの医療崩壊がそれにあたる。

 

ところで世の中にはコロナが大した感染症でないことを盛んに吹聴してマスコミの寵児になっている輩がいるが、この米英やイタリアの超過死亡率のことは知っているのだろうか?! 自分の専門知識の枠に留まると全体を俯瞰する能力を失う。