『古代中国』3 & 『21世紀の貨幣論』10 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

今日も今日とて絶不調。勉強できない代わりに読書が進むかというと全く逆。どうやら勉強と読書は同じエネルギーから来ているようだ。

そんなわけで今日も電気毛布に包まって半分野外でチョコッと読書とネット徘徊、時々野良猫にちょっかいを出して時間を潰しました。但し、運動は普通にサルサを1本。これはクラスに行けば必ずこなすので簡単。



BSプレミアム『古代エジプト王朝 ファラオたちの健康診断』を観る
https://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=501&date=2020-12-23&ch=10&eid=34142&f=etc

1時間半の長い番組。10年くらい前の番組だろうが、なかなか良質な番組。これも受信料払ってOK(笑)



<大学事情>
同窓会誌が届く、来年3月で知り合いが2名退官するが、いずれも教授ではなく准教授と講師。

定員が減らされ、場合によっては講座が消滅、合併する時代にあっては予想されたこと。回避する方策もあったのだが政治家と官僚が馬鹿だから無策のまま今日に至っている。一番の失策は何十年も前に種が撒かれた「博士課程倍増計画」。将来予想を無視した失策だと考える。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/5704/trackback
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/1526/trackback

退官の挨拶として、そのうちの一人が 『国試に合格する為に丸暗記する教科』 になってきたことを憂い、かつ反省されていたが、これはよく分かる。最近の学生の学力低下も原因の1つだと思うがどうだろう?



あまり読書も進まなかったので今日は短く2つ。

『古代中国』3
石炭が唐代末に使用が開始し、宋代に一般的に広がったことは色々な生活面で変化を生じさせたが、そのうちの1つに鉄器の改良がある。石炭はそれまでの木炭などに比べ火力が強いので、それまでの、主に農機具として使われるにとどまった鋳鉄から、精々武器としての鍛鉄止まりから。品質の高い錬鉄が大量に、かつ安く作られるようになったとか。p58

また1つ不満な記載。漢代の家では椅子もなかったと書かれているが、p72 椅子やテーブルを使う様式は遊牧民族由来で五胡十六国時代以後のはず。

どうしたことだろう? 古い本ではあるが、こうした基本的知識すら…?? ちょっとお粗末すぎる。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/5411/trackback

全体的にレベルが低い本。高校歴史教科書レベルだと最近に述べたが、記載の中には間違いと思われるもの、誤解を生じさせる記載もあった。これは『お薦めの1冊』には本当は入れられない。


『21世紀の貨幣論』10
マネーの本質が「交換の手段」ではなく「譲渡可能な信用」であるなら、技術的な要素や物理的要素では決まらず、信頼の全体的水準により決まるという。p307 

そしてそれがどう機能するかを正しく理解するには歴史や政策、心理を熟知する必要があり、論理や数学的計算からは不可能であると言う。p308  非常に納得できる。




<コロナ拡大における『数字でナンボ』>
増える理由、減少した理由。『数字でナンボ』で入れば結果は明らかだと思う。『移動で感染が広がったという証拠はない』というが、逆の証拠もない。実験ができないのだから、こうした相関や、ランダム比較実験で考えるしかない。以下のデーターは <移動の抑制で感染を抑えた> を強力に示唆する。何故、こうした事実を認めない!