チキン野郎2
金曜のNYダウは、128ドル安。
これは、週明けにもう一段安があるかも?
と覚悟した。
週末のG7の内容もそれ程突っ込んだ内容ではなく、
まあ予想の範疇。
「それにしてもここは安すぎだから、
奥さんに相談してもっとお金を出して
もらって買おうか?」
と連休の間あれこれ悩んでいたんですが、
月曜のNYダウは、1000ドル近い上げでした。
結局金曜日に買ったポジションは持ち越したので、
今日は結構あがりそうなのだが、
何か損したような気分。
「100年に1度の金融危機」何だから、
もしかしたら100年に1度の買い場を逃した?
という気もする。
案の定日経先物は、
寄付きから1000円以上あがり、
主力銘柄は軒並み買い気配。
とりあえず勝負あった感じ。
ここで、問題なのは、
今日は買いにいくのか、
持っている玉を処分するのか、
何もしないのか。
近い将来日経平均で1万円を
回復するような気もするし、
だとすればむしろ緩んだところは買いなんだろう。
今日は買いで終わるけど、
明日以降はまた何が起こるか分からんからなあ?
という気持ちもして寄りでみんな売ってしまった。
仮に月曜日に東京マーケットが開いていれば、
ほどほどの値段で建て玉を処分していた可能性が高い。
今日みたいに全銘柄ストップ高近くで処分できれば、
「御の字」ではないか?
暇なので色々な株関係のブログを
眺めたらなかなかいい文章を発見したので、
ご紹介したいと思います。
「もろへいやのブログ」
http://blog.livedoor.jp/rheos_report/
というところの書き込みで、
「テンポの早いものに対応するには、
より早いテンポで動くか、
もっと別の次元で動いた方がよい
いけないのは、早いものに少しだけ
遅れてついていこうとする事」
「もっと別の次元」っていうのは、
ウォーレンバフェットのような
長期のバリュー投資家の事だろう。
私のような「あしの短い資金」は、
短期の逆張りに徹した方が
やっぱりいいのかもね。
まあ、ともかく一息つけてよかったです。
たらればの日本GP
日本GPは、予想以上に荒れた展開でした。
アロンソがシンガポールに続いて
2戦連続で優勝を決めるなんて
誰も予想してなかったんちゃう?
前が潰れたとはいえ、
ピケJrも4位入賞した事からも、
ルノーの戦闘力が若干上がっていることも伺える。
一時マクラーレン、フェラーリと並んで
三強と言われたBMWとは、
ガチンコで勝った感じですからね。
意外とアロンソはルノー残留なのかも。
少なくともホンダに行く事はないんじゃない?
今日は、ハミルトン初め2強が自滅した感じですね。
ハミルトンは、マッサの前でゴールすればいいのに、
スタート後の1コーナーで無理しすぎでした。
ライコネンが3位でフィニッシュしているところが、
フェラーリも痛いところ。
この際ライコネンがマッサのサポート役に徹して、
1コーナーで接触リタイヤしてしまえば、
マッサはもっとポイントを稼げたんでしょうにね。
いまさらチャンピオンに手が届かなそうな
ライコネンが3位でマッサが7位なのが、
フェラーリ的にはちぐはぐでした。
マッサもシケインで無理しなくても
ハミルトンはペナルティーでどっちみち後退したのに
自らもペナルティーを食らって後退。
マッサも一発の速さはあってもちぐはぐな
レースが多い。
一方ハミルトンも去年最終戦でひっくり返された
恐怖からか最近レースでの落ち着きがない。
やっぱりチャンピオンが目の前に見えてくると、
人間正気ではいられないんですかね。
今後フェラーリはチャンピオンシップを重視するなら、
ライコネンを赤い人間魚雷として
ハミルトンにぶつけるのが、
「正解?」
Other People's Money
昨日民事再生法適用の申請をした
不動産投資信託(REIT)の
「ニューシティ・レジデンス投資法人」
の記者会見で、「新井潤代表」の態度に
違和感を覚えた人が多かったようだ。
私もニュースを見ていて
「こいつ、なんかニヤケとるなあ?」
と思ったんだが、
他にもそう思った人がいるようだ。
まあ、確かに平素人が良くて
顔が笑ったような人もいるにはいる。
この人もそういう人相なのかもしれないが・・・。
余談だが、
私が子供の頃近所にあった
文房具屋さんのご主人が
本当に「善人面」で、
いつも笑ったような顔をしてたんですが、
ある日近所の子供が川で溺れて
大騒ぎになった際も、
このおじさんは、
やっぱり「笑顔」で一緒に
探してたんですよね。
子供心に
「あの顔は、このシチュエーションに合わん」
と思ったものです。
それでもですよ、
新井代表が中小企業の社長で、
「倒産=自己破産」
であったならば、
もう少し悲しい顔になったのでは?
と思う。
結局、新井氏は、
今回のREIT破綻で個人的に失うものは、
仕事だけで個人資産に関しては、
傷は負わないのでしょう。
10月9日のNHK「ニュース9」で
リストラされた「元外資系金融マン」も
「不動産流動化ビジネスは、
むちゃな取引だと思ったが
自分だけはなんとか最後には、
逃げ出せると思っていた」
とのたまっていましたからね。
今回の金融危機で言えるのは、
こういう構図ではないでしょうか?
自分の金ではとてもできない無茶な取引を
「他人のお金」だからと
相当な無茶をしてきたツケが、
回っているようです。
だからと言って、私は
「税金でウォールストリートを救うのは間違いだ」
との説にも同調できません。
たしかに、無茶な取引で高額な収入を得てきた金融マンも悪いが、
その無茶な取引による高利回りに飛びついたのは、
一般投資家なのですから。
金融の世界で、
「リターンが高い=リスクが高い」
は常識です。
あとになってから、
「こんなにリスクの高い商品だったとは知らなかった」
というのは、あまりに無責任です。
一般投資家が無茶な利回りを求めるから、
野心的な金融マンの暴走を
助長した側面は否定できません。
まあ、今回の件は全地球的な規模で
「反省」が必要ですね。
もちろん私も含めて。