ビフリュオレ通信<BIFLUORESQUEMENT VOTRE> -9ページ目

公式サイトのリニューアル

長らく更新されていなかった公式サイトがリニューアルされた。アドレスは変わっていない。トップページ上部にサイトメニューがあり、Biographie(グループの誕生と総括), Le Kikisontil(アンケート形式のメンバー紹介), Sur scène(ステージ情報), Albums(ディスコグラフィー), Galerie(フォトギャラリー), Contact(メッセージ送信フォーム)となっている。すっきり見やすくなったが、旧サイトにあったゲームやクイズ、動画、歌詞、ポスター一覧などのコンテンツがなくなったのは残念。今後また補充されていくことを期待したい。

新作替歌「僕にワクチンを」

ジュリエット・グレコ Juliette Grécoのレパートリーとしても知られる「アコーデオン」l’Accordéon のメロディにのせてコロナワクチン接種を歌う新作替歌。作詞はメンバーのシルヴァン。歌詞大意と説明は動画の後に記しています。

 

 

歌詞大意:

一体全体どうしたものか、このウイルスは世界中に拡散してる。

戦闘準備万端でふらりと出現、手強くて制御など不能。

ワクチンを、ワクチンを、僕にワクチンを

注射してくれ、接種してくれ

こいつは姿を変え、その度にみんなびびる。

僕らを待ち構える新しい変異株はどんなやつか。

僕らがバカンスに出発すれば、あとからひたひたとついてくる。

ワクチン懐疑者たちは異口同音に「医者も政府も皆僕らを騙してる。

RNAは荒れ狂うサタンで、ワクチンを打たれた人は皆、我々を感染させる」と謳う。

さあその針を僕に刺してくれ、僕の目が輝くのを見てくれ。

僕らはこれからもう一度、二十歳の頃のように生きたいんだ。

ステージを再開し、コンサートをまた始めなきゃ。

ボンジュールと挨拶するときは、以前のようにハグをするんだ。

ワクチンを、ワクチンを、僕にワクチンを

注射してくれ、接種してくれ

チクッ!

 

元歌の作者セルジュ・ゲンズブール Serge Gainsbourgは今年(2021)が没後30年ということで、彼の監督・脚本・音楽による映画「ジュ・テーム・モア・ノン・プリュ」の4K完全無修正版が公開されるなど話題になっている。

 

 

新作替歌「欲しいかゼネカ」

1987年の大ヒット曲 Asimbonangaの替歌。アシンボナンガ→欲しいかゼネカ。ワクチンの効用かどうかは不明だが、シャンソン・プリュス・ビフリュオレのハーモニーは健在。元歌と聴き比べてみて下さい。画像の風刺画には「ワクチン接種は危険?」「ワクチンの効果は95パーセントだけど、私の疲労度から打ち損ないの確率80パーセント」とある。作者はXavier Delucq。歌詞大意と説明は動画の後に記しています。

 

 

 

替歌の歌詞大意:

アストラゼネカ、アデノウイルスからのワクチン。彼らはこれを作った。世界の覇者は誰?モデルナではない、アストラゼネカだ。ゼネカ、ゼネカ、欲しいかゼネカ。いてて、刺したな、インシャラー。世界の覇者は誰?ファイザーでもない、アストラゼネカだ。頭を悩ませることはない。

 

元歌は南アフリカのミュージシャン、ジョニー・クレッグ Johnny Clegg率いるSavukaというグループのナンバーで、ネルソン・マンデラ氏に捧げられた曲とのこと。Wikipédiaによれば、タイトルはズールー語で「私たちは彼を見なかった」を意味する。マンデラ氏は当時投獄されており、写真の出版などは非合法だったため、人々はこの反アパルトヘイト闘士の姿を知らなかったということだ。ジョニー・クレッグは2019年に亡くなっている。