思うように資金調達ができない方へ -2388ページ目

資金繰りが苦しくなると 2

                     

11月22日 

 

                       

       

一昨日から書いている飲食会社の社長の場合は、

本業の業績が下降線を辿っていく中で、どのように考えたか、

本人に確認した訳ではありませんが、

私も昨日同じような体験をしたことを書きましたが、

自分の経験も踏まえて、今日はその心の内を推察してみたいと思います。

 

飲食業と言うのは、弊社の飲食業の顧客の状況を見ていても感じるのは、

毎日常に細かいことに気を配って、日々改善を積み重ねていかないと、

その業績を上げていくことが難しい業種であると言うです。

 

ですから、1店舗の時は料理、サービスとも良かったのに、

店舗を拡大したり、店舗数を増やしたことで、味、サービスとも悪くなるということはよくあることです。

 

つまり飲食業は、業績を悪くするのは簡単でも、業績を上げるのは並大抵の努力では難しく、

まして一度業績が落ち始めると、なかなか反転するのが難しい業種と言えます。

更に詳細は書けませんが、この会社の業績は日常の努力不足だけが原因と言う事よりも、

この会社に責任のない部分で、強い逆風が吹いたことも事実で、

もちろん、こういう事態に備えた対策を持っていなかったと批判するのは簡単ですが、

非常にアンラッキーな側面があったことも事実です。

 

長年に渡って、毎年安定してきた業績が、

徐々に店舗や料理のコンセプトも内容も陳腐化し、更に外食産業の競争激化も手伝い、

下降線を辿り出したのは3年前ぐらい前のことです。

更に2年前に、上述した突発的な事故で、大きな収益の源となっていた部門の売上が激減するにいたり、

多分この社長は、次のように考えたのではないかと思います。

 

元々料理から入った方なので、

自社の料理の限界を誰よりも把握していたので、

先ほども書きましたが、確かに外食産業の過当競争とも思える状況は事実なので、

飲食部門だけでの再生は困難と、専門家故に決め付けたのだと考えます。

 

確かに何十年に渡りやってきた専門家に限って、

野球のベテラン選手が試合の途中でゲームを読んで諦めてしまうように、

自分なりの枠組みの中で考えてしまい、

業績の下降に追いつく再生は、本業だけでは不可能と思ったのだと思います。

 

では、どうするか?

社長は、誰も座して死を待つ人なんかいませんから、

当然ながら、いろいろ考えたはずです。

 

そこで考え付いたのが、

一挙に収益を挽回できる不動産の短期投資と集金マシンのような産廃事業であったのだと思います。

 

ところが、私も経験したので、この部分は良く理解できるのですが、

どんな事業でも、本業の片手間で成功できるほど甘いことはないので、

銀行からも、業績悪化の対策について、かなり強いプレッシャーはあったはずですから、

ともかく短時間で帳尻を合わせることに焦点をあてた思考回路になっていたと思われますので、

不動産投資も焦って不良物件に手を出すことになり、

産廃事業も、強行突破的な、何が何でも集金マシンを手に入れるといった具合ですから、

良からぬ人物でも何でもお構いなしに人脈を作ってしまって、

今は非常に不安な心理状況なのではないかと思います。

 

ここで私が述べたいのは、

私も前職時の大変な時期に、集金マシン的な事業としてカラオケ事業を考え、

一発逆転の発想でM資金を親しくさせていただいていた超大手企業の会長の迷惑も考えず、

寸での所まで行って思いとどまった経験があるので、

今は評論家的な立場でいるからこそ、冷静なことを考えられるのですが、

そこそこの会社を経営していて、業績が悪化し、恒常的に資金ショートが始まると、

社長はかなり追い詰められた心理状態になり、

ついつい、甘い誘惑に惑わされ、妙な事業や投資にはまって、

傷口を結果として拡げてしまうことになるのです。

 

社長たる者、土日が待ち遠しくなり、日曜日の夜になると気が重くなるようになったら、

一発逆転を考えるのではなく、

ここ一番、ファイトを持って、冷静に本業回帰をして、事業を見つめなおし、

再生を考えていただきたいと思います。

 

 




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資金繰りが苦しくなると

11月21日

 

                 

 

私の経験からしても言えることなのですが、

会社を経営していて、資金繰りが継続的に苦しくなると、

どうしても会社運営を考える時に、

当座の資金繰りが好転するように、モノを考えがちです。

 

私の場合も、前職の時に、この考えで二つのミスを犯したことがあります。

私のプロフィールを読んでいただければ、何をやっていたか分かりますが、

不動産賃貸業。俗に言う貸しビル業をやっていました。

 

この時、ビルを開発したり、購入する時に考えるのは、

ビルには大きく分けて二つの種類があり、

それは商業ビルに投資するか、住宅ビル(1棟マンション)に投資するかと言うことです。

 

よほど巨額の資金を投資する場合を除いて、

特に10億円程度までの投資額だと、

明らかに住宅ビルの方が長期的に収益が安定してお薦めなのですが、

 

テナントが一挙につく状態だと、

本当は手を出してはいけない、保証金が一挙に入ったりするので、

一時的には資金調達が非常に楽になることがあります。

 

その当時、ある地方都市に二つの大体同額程度の完工寸前の商業ビルと住宅ビルがありました。

金額が20億円程度でしたし、バブル終焉の頃でしたので、

今から考えると、この金額程度では、住宅ビルの方は○ですが、

商業ビルの方は、やはり商業ビルとして中途半端な物件であったのですが、

仲介専門の不動産会社から、1棟全てテナントつき、しかも家賃保証付きという条件ではという打診を受け、

非常に迷った記憶があります。

 

資金繰りを考えると、けっこうな保証金が入ることもあって、

その後バブルが本格的に崩壊するとは思っていなかったのと、

銀行も融資の都合で薦めたこともあって、

結局のところ、私は資金繰りのために商業ビルを選択してしまったのです。

 

これは金額から言って致命傷ではなかったものの、

テナントの多くが業績の悪化やコスト削減のため退去し、

家賃保証していた不動産会社も倒産して社長が夜逃げして、

大きなダメージを受けたことは確かでした。

 

またある地域で、建築したビルの1、2階を、この物件の収益アップを図るために、

商業施設をグループ会社で経営したことがあります。

この時も私は資金繰りのために大きな選択ミスをした経験があります。

地方の政令指定都市の住宅街の地下鉄の駅の近くに立地していた物件だったのですが、

大手レンタルビデオチェーンから出店の打診を受け、

当初は1、2階で約250坪のレンタルビデオ店を計画していました。

今でこそ、この面積のレンタルビデオ店では、

地域一番店の規模ではありませんが、

この当時はまだ小さな面積の店舗が多かったので、

この地域では圧倒的な規模を誇る計画だった訳です。

 

ところが同時、まさに金の打ち出の小槌的な様相を示していたカラオケ事業の会社からも出店を薦められ、非常に選択に悩みました。

 

当時の貸しビルの利回りは物件自体の価格が高かったので、

今から考えると想像できないぐらい低く、

キャッシュフローを考えると、

カラオケの会社から提案を受けた事業計画の数字は非常に魅力的でした。

 

しかし当時冷静に経営判断すれば、

明らかにレンタルビデオ事業の方がカラオケ事業よりも、

長期安定的、しかも将来性溢れる状況でした。

カラオケ事業は出店すれば、どんな店でも儲かるといった状況ではなくなる手前くらいの状況だったんですね。

 

結局、その当時の私は優柔不断で、1階レンタルビデオ店、2階カラオケルームの複合施設として経営することに決断したのですが、これは本当に大失敗でした。

どちらの店も、規模からして中途半端でしたし、

両方の事業とも運営のノウハウがとても大切だったのに、

2種類の事業をやったため、ノウハウの構築が、やはり中途半端となり、

結局のところ、この不動産投資の利回りを上げることとはならず、

最終的には不動産賃貸業の足を引っ張ることとなったのです。

 

今日は資金繰りを考えた経営判断で失敗した例を私の体験で説明しましたが、

明日は昨日の飲食の会社のケースを中心にお話をしていきたいと思います。

  

 

 





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会社継続か否かの分岐点

11月20日

 

                

             

 

昨日の続きになるのですが、

私も経験があるのですが、会社の業績が落ちた時、

このまま会社を継続するか、継続しないで抜本的な決断をするか、

何を目安にして決断するかについて、私の体験と弊社の顧客の例から感じたところを、

独断と偏見かもしれませんが、感じたまま、今日は書いていきたいと思います。

100%正しいことかどうかは確信を持てませんが、

一つの意見とした参考にしていただければと思います。

 

会社を経営していると、どのような会社でも、自己資金だけでやっては行けず、

何らか、方法は別として、資金調達が必要になる時が有ります。

 

正常な状況の会社の場合は、

シンプルに言えば、一時的に資金がショートしても、この一時をしのげば、

その後資金回転がスムーズに行くように、

あくまでも資金不足は一時的な現象です。

 

ところが継続的な業績が悪化⇒継続的な資金繰りの悪化といった状況にある会社の場合は、

資金ショートが恒常的に起こる様になります。

 

この状況にある会社の顧客の相談に乗っていると良く分かるのですが、

たとえば今月末に5千万円の資金調達が必要として、この対策を考えアドバイスをすると、

実は来月の10日にも2千万円、月末に4千万円。来年の1月には3千万円・・・・・・・・

といった具合に、「いったいいくら必要なんですか?」と言った会話になるのは、

大体後者のような会社です。

 

逆に正常な会社は、

たとえば今月の月末の必要資金が1億円と大きい場合でも、

いったんこの金額の資金調達ができると、

後で更に資金が必要になることはあっても、10日毎に資金が不足するようなことは断じてありません。

 

会社の業績が悪くなった時、今の状況をどう考えれば良いかという場合、

いろいろ参考にすることはあると思いますが、

資金的なことで言えば、

資金ショートが毎月から、毎週になった時が決断する分岐点ではないかと私は考えます。

 

まして3日おきにとか毎日になったら、はっきり申し上げて、

もう100%このままの状態での会社再生はないと断言してよいと思います。

失礼ながら、このような状況下になる会社は、

よほど特別に多額の資金調達が確信できない限り、

一日も早く抜本的な決断をすることをお薦めいたします。

 

ここまで来ると、社長の仕事は、本来の事業ではなく、資金調達、

それも低利から高利の借金への借換や、

当てもないのに、周辺の人脈から、嘘をついて寸借をするようになります。

 

ですから、毎月3ヶ月以上資金ショートが続いた黄色信号、

6ヶ月以上続くようになったら赤信号と思ってください。

 

だいたい破綻に至った会社はこのような軌跡をたどっているので、

一つの目安にしていただいて良いと思います。 

 

明日も今日の関連した話をしたいと思います。

 

  

 

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