思うように資金調達ができない方へ -2281ページ目

地方で起業する方へ

10月15日

 

今日書くことはかなり極端な内容と思われるかもしれません。

でも、資金調達のお手伝いをしていて、実際にあることなので、現実的なことでもあります。

 

昨日書いた地銀の話とも関わる話です。

 

起業して事業を発展させる。

このことは起業家なら誰でも考えることです。

 

事業は、人、モノ、カネ、情報という4つの経営資源から成り立っていることは、

ご存知のことと思います。

 

ところが、人、モノ、情報はまだしも、

カネについては、地方で起業すると非常にその調達が大変です。

 

自己資金が潤沢にあったり、

知人親類縁者から資金調達できる場合はまだしも、

でも、たまたま事業がスピーディーに発展すればするほど、

ある時期になると資金調達で行き詰ってしまうケースをよく見かけます。

 

それは地方の会社にとって、一番厳しい場合を想定すると、

調達を金融機関からの融資と考えた場合、

調達先が、公的金融機関、地銀、信金、信組などと、一部メガバンクの出先機関に限られます。

 

もちろん融資に限らず、VCやノンバンクもリース会社も、

全国どこでもOKと言いながら、

拠点から遠く離れた地域にある会社については、

よほどポテンシャルが見えたり、インパクトが強くなければ、

制度上はOKでも実態はNGというのが実状です。

 

弊社や提携コンサルに相談のある案件のほとんどは、

地方の会社で地元の金融機関だけでは資金ニーズが満たされないケースだと言っても過言ではありません。

 

もちろん首都圏を除く地方と言っても、市レベルで言いますと、

大阪・名古屋・京都・神戸のグループ、

札幌・仙台・広島・福岡のグループ、

東京から新幹線で結ばれている県庁所在地のグループ、

そしてその他の地域では、

資金調達の選択肢の数は大きく違うし、難易度も違っています。

 

たとえば、同じように上場を目指してかんばっている会社でも、

実例で言えば、

東京23区にある会社と、岡山県に本社がある会社では、

こと金融機関からの資金調達を考えれば、

その難易度や選択肢は大幅に違ってきます。

 

まして、上場準備までは行っていないが、

そこそこ発展した企業レベルで考えると、

難易度は極端に東京と比較すれば難しくなります。


このように東京だけが資金調達がしやすいと言う状況自体に問題があり、

今後の金融行政の問題でもあるし、金融業界の課題ではありますが、

現実は現実。

これから起業される方、あるいは会社が発展し地元の金融機関だけでは限界を感じている方は、

東京で資金調達ができるように事業の計画を考えることも、

現実的な戦略として大切だと提案したいと言うのが本意です。

 

では東京で資金調達がしやすくなる方法ですが、

本社を移すのがもっとも簡単で確実ですが、

本社移転が困難場合は、本当に機能している東京での拠点を持つことです。

支店登記の有無はそれほど無関係で、

先ほども書きましたが、

ただ事務所があるだけの状態ではなく、

営業でもいいし、企画でもいいし、情報収集でもいいので、

本当に会社の一機能として役立っている拠点を設けることが大切です。

 

もう少し具体的に書くと、

社長が1週間に一度は必ずこの拠点で執務をし、

中間管理職以上の社員をこの拠点に常駐させることです。

 

いかにも、知人の会社のスペースと電話と電話に出る人を借りているような様子が明らかな場合は、

東京の拠点がないよりはマシ位の効果しかありませんし、

通常事務所が無人のような場合で、金融機関が訪問しても誰もいなかったりするような場合は、

資金調達上は意味がありません。

 

正直に話しますと、

昨年までなら形式だけの東京の拠点を作っただけでも、

積極的なメガバンクのセクションなら融資を検討し、

実際、何十件もこの方法で融資の支援ができたのですが、

現在はかなりハードルが高くなっています。

 

ところで、昨日の日経かと思いますが、

中小企業の経営者に実態調査をしたところ、

銀行の新規融資については結構積極的に感じるというアンケート結果が出ている記事がありました。

一見私の書くことと矛盾しているように感じるかもしれませんが、

実はまったく矛盾していません。

 

メガバンクであっても、地銀であっても、

あくまでも地元金融機関としてのエリア内の案件であれば積極的だということで、

都心のセクションのエリア外融資については、

メガバンクにしても地方の拠点のネットワーク構築が進んだ結果、

逆に難しくなっているのが実状なのです。

 

だから、あなたの会社のエリア内に新規取引できる金融機関がないような場合は、

以前と比較すると融資を受けづらくなっていると理解してください。

  

言い換えますと、金融機関は、支店やセクションから遠く離れた会社への取引には、

非常に慎重かつ消極的になっていると言うことなのです。

 

ですから「銀行は融資に積極的」なんて記事を読んで、銀行からの新規融資が簡単と思っていると、

そうでもない現実があるので、地方の会社を経営される方にはぜひ勘違いしないようにしていただきたいと思います。

 



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親和銀行、熊本ファミリー銀行

10月14日

 

今度福岡銀行の傘下に入るこの両行は、

たまたま前職時代あるいは現在、私の周辺とも接点があり、

私の周辺のことだけを見ても、今日の醜態は十分予測される銀行でした。

 

両行に共通するのは、非常に脇の甘い経営者が経営していた銀行であることです。

このため背任に近いような貸付が、

たとえば反社会的な組織に対してもやったり、

新聞沙汰になっているところでは、

逮捕された親和銀行の元頭取が絡む、

まったく担保価値のない宝飾品を担保に多額の融資を行った背任行為のように、

地方都市の方にはに失礼な言い方かもしれませんが、

田舎銀行の馬鹿頭取が、金欲、名誉欲、色欲に駆られて、うまく利用されたようなことが多々あったように思います。

 

この頭取に関しては、この頭取と親しかったと言うよりは、

行内でも当時癒着が問題になっていた、長崎県の三流建設会社の狸社長の不良資産処理に、

私の友人がうまく利用されたことがありました。

 

友人の話ですが、この狸社長が、親和銀行は自分の財布だと公言しても、

なぜかこの馬鹿頭取は容認していたようで、不思議でならなかったそうです。

 

おまけに友人は頭取と癒着する三流建設会社の不良資産の処理に利用されたばかりか、

融資が実行された後、これもこの馬鹿頭取と連座して逮捕された当時の副頭取の佐世保の自宅に、

数百万円のお礼を持っていたというのです。

このお礼も、狸社長からの指示で行われたようで、

一見真面目そうな副頭取も悪びれることなく、当然のような顔をして受け取ったそうです。

この副頭取は後日頭取に昇進するのですが、

先ほども言ったように、現職頭取の時に連座して逮捕されています。

 

まあこのような常識では考えにくい一部の人間との癒着があり、

自分の欲のために銀行に損害を与えた頭取がいる銀行であったことは間違いなく、 

この三流建設会社の狸社長と馬鹿頭取の癒着は行内だけじゃなく、

長崎では有名な話であったようです。

 

以前も書いたように、頭取という最高の権力者がおかしな決定や行動をし始めると、

このことはどんどん役員→支店長→中間管理職と言った具合に伝染していきますので、

親和銀行が今日のような姿になったの当然ではないかと思います。

 

また熊本ファミリー銀行も、地元では破綻懸念のある銀行としてかなり心配されていた銀行で、

私は妙なところから噂を聞いたことがありました。

 

かなり以前、着手金詐欺なのか、あるいは愉快犯なのか分かりませんが、

M資金がらみの話について、アホ臭い話を書いたことがありますので、

おぼえていらっしゃる方もいると思いますが、

恥ずかしながら、私も某地銀の頭取からこの資金の導入について依頼を受けて、

動いたことがありました。(もちろん私も強欲に取り付かれていたのですが・・・)


当然と言いますが、この資金の導入は失敗に終わるのですが、

この時、熊本ファミリー銀行もM資金の危ない連中の中では、よく名が出る銀行でした。

私も怪しい人物が、当時の頭取のパスポートのカラーコピーや、頭取個人の預金通帳のコピーを持っていて、

見せられたことがありました。

真相は分かりませんが、やはり親和銀行同様、脇の甘い頭取がいる銀行であったようです。

 

このように、地銀の頭取は、親和や熊本ファミリーに限らず、その地方では王様のような待遇を受け、

本人も錯覚を犯すことから、迷走が始まり、破綻に至るようなことになっている場合が多く、

破綻するような事態に陥った地銀多くは、

この錯覚甚だしい馬鹿頭取の存在があるのではないでしょうか。

 

何度も繰り返しますが、

経営トップが私欲や錯覚を犯したりすると、

このことが不思議に組織全体に伝染していくので、

銀行全体がおかしなことになっていきます。

 

先ほども述べたように、地銀の頭取は、本当にその地方では権力もあって、

なかなか頭取に直言できるような人物が出てこないので、

おかしな頭取が就任した銀行は、後日大変なことになっているケースが多いようです。

 

しつこいようですが、イマイチ内容の良くない地銀がメインの会社は、

早急に別の金融機関との取引を検討することをお勧めいたします。


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地銀の再編加速で注意することは

10月13日
 
次の記事をお読みになりましたか。
なんだ九州の地銀の件か、自分には無関係だなと思っている方。
これは九州の地銀だけの話ではなく、
今後地銀の全国的な再編が加速されると私は見ていますので、ぜひ地銀がメインの方はお読みください。
 
さらには、日本郵政の存在も、地銀の今後を考える時、
非常に大きな要素を占めていて、今良い業績の地銀や信金でも、
今後、再編の動きに巻き込まれる可能性もあるので要注意です。
 
お読みなったかもしれませんが、まずはご一読を。

九州親和HD:福岡銀支援で再建 統合なら地銀最大手に

 長崎県佐世保市の地銀、親和銀行を傘下に持つ九州親和ホールディングス(同市)は、多額の不良債権処理で自己資本比率が低下する見通しになったため、大手地銀の福岡銀行(福岡市)の資本支援を受けて経営再建する方針を固めた。福岡銀は現時点では議決権を持たない優先株で出資する方針だが、将来は地銀同士の広域再編・統合につながる可能性もある。13日午後に発表する。

 親和銀は、合併前の旧九州銀行が02年に300億円の公的資金を受けた。04年3月期、05年3月期と2期連続の大幅赤字となって、国が保有する優先株への配当が無配に転落。06年3月期は黒字転換したが、不良債権比率は14・07%(今年3月末、再生支援子会社含む)と依然高い。

 福岡銀は熊本市の第二地銀、熊本ファミリー銀行と来年4月、経営統合する。仮に将来、九州親和との経営統合が実現すれば、総資産は3行の単純合計で約11兆5000億円となり、全国の地銀で最大となる。

 
この記事を読んで再編される銀行、
このケースの場合でいうと、親和銀行、九州銀行、熊本ファミリー銀行などにあたりますが、
これら銀行と取引関係にある会社にとっては、
今後の取引がかなり変化する可能性があります。
 
財務内容の良い会社は問題ないし、
かえって資金調達が、銀行の体力があるので良くなる可能性がありますが、
普通のレベルの会社にとっては、かなり深刻な事態が予想されます。
 
往々にして、再編されるような銀行の債務者区分は甘いことが多く、
この場合で言うと再編する福岡銀行の債務者区分で分類されると、
親和銀行や熊本ファミリー銀行の顧客は、
一段階下の分類にされる可能性も高く、
分類が下がると、貸し剥がしや、金利上昇に遭う懸念は大ですので、
けっこう影響は大きいと思います。
 
どう考えても財務内容がイマイチと自身でも判断される経営者は、
このようなケースの場合、他の金融機関との取引を検討しておく必要があります。
 
また、担保評価でも、認識しておいていただきたいのは、
地銀など地元金融機関の評価はかなり大甘であることです。
 
時々相談されるのですが、
地銀から、メガバンクや、不動産担保融資専門の大手ノンバンクに借換え案件の場合、
ほとんどの場合、評価が過大にされているため借換えができません。
 
特にノンバンクへの借換えの場合は、
顧客は往々にして地元の銀行が評価しているのに、
ノンバンクの評価が低すぎると文句を言う人がいるのですが、
これはこの人の知識のなさに過ぎません。
 
まずは、地元地銀は一応会社や代表者の与信を加味しているので、
担保力だけで融資を行っているのではないし、
地元密着の金融機関だからこそできる、
顧客との密度の濃い取引関係があってこそのプレミアム的な与信がプラスされているのです。
 
このことは批判されることではなく、
地銀や信金の特徴でもあり、社会的な存在意義の部分なのですが、
しかしながら、今回の親和や熊本ファミリーのようなケースになると、
このプレミアム的な与信はNGとなることが多いので、後が大変なのです。
 
先ほども書いたように、
今後地銀や信金や信組などの再編が加速される可能性が高いので、
再編される側の金融機関の取引先の会社は、前もって他の金融機関との取引を、
マジで検討しておく必要があります。
 
現在手元流動性が高く、別に他の金融機関など不要であったとしても、
再編で消えそうな金融機関と取引をしている場合は要注意です。
 
明日は親和銀行と熊本ファミリー銀行のことについて書きたいと思います。
両行とも経営者が馬鹿であった代表的な銀行だったと思います。
公表されていない話題も含めて書いていきたいと思います。
 

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