赤福の経営者の思考回路が理解できない
不二家、ミートホープに始まって、白い恋人の石屋製菓、赤福に比内鶏。
我々は中国の食品について恐怖感を持っていますが、
日本の食品会社も大したことないですね。
本当に怖くて、安全な食品はあるのかとさえ思ってしまいます。
もちろんこのような不明な会社ばかりではないでしょうが、
これらの問題企業の経営者の動機が私には良く理解できません。
もちろん儲けるためにやったことに違いないのですが、
私の独断と偏見かもしれませんが、
業績が落ちていた上場企業の不二家や、
細々とした経営から大きくなったミートホープや比内鶏については、
こんな会社なら倫理観も捨て顧客を欺いても、
ともかく儲け優先の経営のために、不法行為に走るのも分かないことはありません。
でも、石屋製菓と赤福、
特に赤福のような100年前に創業した老舗で、ブランド力もあり、
財務内容も資金繰りもすこぶる優良な会社が、
なんでこんな阿呆なことをするのか、
本当にこの会社の経営者の思考回路が私には理解できません。
今問題になっている赤福とは、
同社のホームページの会社概要などが今回のトラブルで見れないので、
詳しいことは分かりませんが、ウィキペディアで見ると、
三重県伊勢市の株式会社赤福のことで、
毎日のようにテレビで謝罪している社長は浜田典保と言い、11代目の社長です。
多分この社長の親父だと思いますが、
会長の濱田益嗣は伊勢商工会議所の会頭をしていて、
この地域の代表的な名門企業と言えます。
そもそもいつの日経だか忘れましたが、
赤福は「おかげ横丁」 と言う昔の伊勢の街並みの中に、
伊勢の土産物屋や料理店などを集めたテーマパークまで経営していて、
この事業費の140億円をぽんと出したと書いてありましたが、
本当にすごい資金力の会社です。
以前この「おかげ横丁」を美川憲一が取材した番組を見ましたが、
実に良い雰囲気の街並で行ってみたいと思いましたし、
その中でも赤福の店舗はなかなか良く、
特に赤福餅を素朴そうで良さそうな人達が丁寧に作っている様子を見て、
なるほどこんな感じで大切に作っているんだ。
だから美味しいはずだと私なんかはすっかり騙されていましたね。
嗜好は人それぞれだから分かりませんが、私はこの赤福は大好きです。
価格は安いし美味しいし、特に東京では手に入りにくいので、
出張の折には必ず購入していましたね。
ところが蓋を開けたら、
会社の儲けのためには、顧客と商品への愛情もクソもない、
超冷徹な手段を選ばない管理手法で製造していたのだから、
まったく今まで持っていたイメージが良かっただけに段差が激しく、
本当に唖然としてしまいますよね。
本当に身も蓋もないとはこう言うことなんでしょうね。
現社長が馬鹿息子の馬鹿社長で、
この人になってから突然変異的にこのようなひどい経営を始めたのかと思ったら、
そうではなく、なんと30数年前から行われていたのですから、
現会長かあるいはもう一代前の社長時代から始まっていたわけですから、
この儲けに対する誤った思考は浜田家の人たちのDNAなのかもしれないとさえ思いますね。
以前、私も事業をけっこう手広くやっていたので、
儲からなくなり会社が潰れることに対する恐怖心は理解できるし、
決して許されることではないし、潰れて当然ですが、
先ほども書きましたが、不二家やミートホープや比内鶏なら、
この恐怖心の延長でやったのだと思えるのですが、
この赤福だけは理解不能です。
こんなことをしなくても十分良好な経営が成り立っているはずなのに・・・・
潤沢な資金も信用もあって経営しているのに、
なんでこんなみみっちい、ばれたら滅茶苦茶やばい事をしてしまうのか、
しつこいようですが、本当に分からないですね。
始めた当初は今のように食品会社の不法行為が暴かれるようなことがなく、
ばれないからやってみようとやり始め、
不二家でヤバイと思ったけれど、
自分で不法行為を公開する勇気がなかったのでしょうが、
でもこれだけ業績の良い会社だからこそ、やっぱり分かりません。
同族企業にありがちな、世襲間のプレッシャーなのか、
会社を継いだ以上、先代と比較して業績を落とせない自縛があるのか、
何らかの動機があって始まり、
何らかの理由で止められなかったのですから、
安倍前首相と並んで、この赤福の経営者の思考回路は本当に理解不能です。
この赤福の問題を整理して分析すれば、
かなり利用価値の高い、会社の危機管理の教科書になる気がします。
たぶんこの会社は潰れはしないと思うし、
再建するための十分な資金もあると思うので、
本当に一から、創業時代に戻って、お菓子を丁寧に愛情を持って作る会社として、
再建して欲しいと思いますね。
ともかく赤福は、製造過程にあれだけ問題があっても、
腹は立ちますが美味しかったのだから、
一旦会社の業態の拡大は諦めて、
お菓子づくりの原点に返って再建すれば、もっと美味しいお菓子を提供できると思います。
ただ今の経営者では無理だと思うので、後継者をどうするかが問題ですね。
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不動産購入の時の融資について
今日の内容は何度も何度も書いていることなので、今までの記事と重複するかも知れません。
しかし、仕事の中で数多く体験することなので、
少し角度を変えて書いてみることにしました。
最近の金融はここ数年で一番引き締まっていると思います。
数年前と現在ではかなり環境に変化があり、
今週になって同じような体験を何度もしました。
それはどのようなことかと言えば、
投資のための不動産購入の資金調達のサポートにおいて、
ノンバンクに打診をしても融資額が伸びず物件購入ができないのです。
概ね、ノンバンクでも以前と比較すると購入価格に占める融資額が相当低くなってきています。
数年前なら不動産購入額の90%とか100%、
あるいは仲介手数料や登記費用まで融資で賄える様なケースがありましたが、
現在は良くて80%、地域など条件によっては60~70%ぐらいしか出ないようになっています。
この理由は何かということですが、
一つは不動産市場の環境が違うと言うことです。
今はもう隔世の感がありますが、
数年前は案件によっては、以前のバブル崩壊の影響が残っているのか、
本当に割安感のある不動産が数多く存在していたように思います。
たとえば、収益が出ている収益物件のケースでは、
10%に近い、あるいは10%を越えるような物件が、
首都圏でも存在していたのです。
ところが、不動産市場が活況になってピークを迎えるかのような今、
こんな割安感のある不動産にお目にかかることはめったになくなり、
収益物件でも、テナントの入っていない部分も含めた、
想定利回りでさえ10%なんて数字は夢のまた夢で、
よほど瑕疵のある物件か、遠く離れた交通の便が悪い地方物件でも、
稀に見る程度で、東京の中心部では3%位にまで落ちているケースも多く見られます。
このように不動産の売買価格が、その価値と比較して相対的に上昇しているので、
当然ながら不動産の売買価格に占める融資額の割合は低くなるのです。
また、銀行にしろノンバンクにしろ、
担保に取る不動産の市場状況の予測により、担保の掛け目も違ってきます。
今後とも不動産価格が上昇しそうなケースでは、
担保価値が下がる懸念が少ないので、
当然ながら担保に取る不動産の価値いっぱいの額を融資しても、
保全ができるのですが、
今後の不動産市場に懸念を感じ、不動産価格が下降しそうなケースでは、
担保価値が下がる懸念を持つため、
担保に取る不動産の価値いっぱいの融資をすると、
保全ができなくなってしまうのです。
このため、現在のように不動産価格がピークのような状況になると、
当然ノンバックも掛け目を低く設定するため、
不動産評価の60%とか70%程度しか融資ができなくなるのです。
この他市場がピークになってくると、
収益額から不動産価格を算定する時の率自体を、
安全性を見て高めに設定するので、
このような要素も加味されて、ともかく融資額は低下傾向になってしまいます。
こんな状況の変化を私のように仕事柄日々体験したり、
毎月のように物件を取引しているような方なら、実感として理解できますが、
時々しか、このような場を体験しない方にしてみれば、
以前の時と話が違うじゃないかということになってしまいがちです。
この実態と認識の差が、時によっては大きな判断ミスを誘い、
深刻な損失を出したり、せっかくのビジネスチャンスを失うことになってしまいます。
まあ、理屈はともかくとして、認識していただきたいのは、
不動産を購入する時の資金調達は、
よほど割安な物件以外、融資で100%賄えるようなことはなく、
最低でも20%程度の自己資金がないと不動産は買えなくなったのだと思っていただきたいのです。
仕事柄、このような認識違いから、
手付金を損したり、信用を落としたりしているケースを嫌と言うほど見てきているので、
ぜひ注意していただきたいと思うのです。
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NOVA あっという間の転落 怪しいなあ
10月22日
駅前留学、お茶の間留学やキャラクターのNOVAウサギであっという間に、
英会話の最大手になり、なったかと思ったら、
あっという間に、不法な営業手法が問題になり、今度は社員や講師の給料の遅配。
こんなジェットコースターのような会社も珍しいですね。
先日も次のような記事が載っていましたが、まずは読んでいただけますか。
①経済産業省から一部業務の停止命令を受けている英会話学校大手、NOVA(大阪市)の日本人社員や外国人講師の給与支払いが遅れている問題で、同社が支払うとしていた期限の19日になっても、給与振り込みがないことが分かった。この日は同社が上場するジャスダック証券取引所に、再提出を求められていた改善報告書も提出。情報開示の重要性について「社長の理解が不足していた」などと、自社内部の体制の甘さを前回より厳しく認めた。
②大量保有報告書で株式異動が明らかになったケースや、猿橋社長が所有する800万株がコンサルティング会社の手を経て行方がわからなくなった事案についても、より詳しく説明。「社長と連絡が付かず、開示ができなかった」「適時開示の重要性について、社長の正確な理解が不足していた」など、猿橋社長の行動の不手際を指摘した。
どんな会社でも社員への給料が遅配する状況になると、
ほとんどの場合、経営状況がかなり悪いと言わざるを得ません。
1回ならまだしも、NOVAのように何回も遅配が続けば、
末期状況でいつ倒産してもおかしくない状況と言えます。
その上、この会社の代表者は後者の記事のように、
連絡がつかなかったり、個人的に資金を保全するかのような行動をしていて、
とても会社を復活させようと会社の再建を第一に行動しているようには思えません。
800万株の件も、無理な資金調達のためコンサル会社に騙し取られたかのような話もあるようですが、
私は非常に怪しいと思います。
私の性格が悪いのか、どうしてもこの社長、
個人資産の確保に奔走しているように思えてなりません。
大体支払いが給料にせよ、仕入資金にせよ遅れ始め、
社長の行方が分からなくなったり、連絡がつきにくくなったら、
これはかなりやばい兆候と考えて間違いないと思います。
こんな行動を取る社長に限って、
私利私欲を第一に行動をする傾向があるので、
この会社の場合、せっかくの面白いビジネスモデルもあるのだから、
金融機関などは、一日も早く法的整理にでも追い込んで、
会社の資産が社長個人に移ったり毀損しないうちに、
手を打つ必要があると思います。
生徒で授業料の前払いしている人も多いと思うので、
顧客保護の観点からもこのような会社の場合は、素早い対応が必要だと思います。
一時HISと提携に向けて協議を始めているという話を聞いたことがありますが、
どうなったんでしょうか?
どうもこの話もデマのような気がして、
時間稼ぎ的な臭いがするのは私だけでしょうか?
本当にあっという間に、英会話最大手の状況から、
給料遅配が常態化する会社に落ちぶれたのには驚きます。
この速度のあまりの速さに、私はどうしても不審を抱きます。
確かに学校経営は、家賃と人件費と言う固定費が一番かさむので、
授業料収入がこの金額を下回れば直ちに資金ショートするのは分かります。
でも2006年期は確かに赤字ではありますが、
それまでの2期は黒字だし、もし粉飾でもしていなければ、
1年で直ちに会社の存続の危機を告知するような、
給料遅配を続けることが理解できません。
更にはオフショアの2つのファンドから、
新株予約権の発行で資金調達を計画しているとのことですが、
(後述する仕手筋の知人女性が絡んでいるとの噂もあるようです。)
これも自作自演のような臭いがして、
ヤオハンが倒産する直前、
M資金のような話で香港サイドから多額の資金が入ると言った情報と類似しているように思いますので、
ブログだから無責任に書けるのですが、
しつこいようですが、社長の個人資産保全のための時間稼ぎのような気がしてなりません。
この新株予約権による資金調達は、
株価が35円以上にならない限り意味がないのに、現在29円。
こんな危ない会社がこれから株価を上げる可能性はほとんどないし、
事実給料遅配だけでなく家賃の滞納まで表ざたになっているのは、
普通の神経の経営者なら、ちょっと考えにくい行動に思えます。
まあ株価を上げることについて、仕手筋と合意していたのかも知れませんが・・・・・
そう言えば、この間逮捕された関西の仕手株の黒幕とも、
この会社の社長はつながっているとの噂もあり、
なんか胡散臭いことが蔓延していますね。
(上述した2つのファンドもこの関連のようですね。)
こんな会社でも一応ジャスダックの上場企業です。
債権者は速やかに破産の申し立てでもして、
資産の逃避や毀損を防ぐようにして、再建をするようにして欲しいと思います。
こんな時こそ金融機関の出番と思うのですが・・・・。
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