東京・日暮里駅から徒歩5分
朝倉彫塑館で開催中の
生誕140年特別展「アトリエの朝倉文夫」へ
かなり前から行きたいと思っていたこの彫塑館に
やっと行くことができました
彫刻家 朝倉文夫(1883-1964)は
東京美術学校(現東京藝術大学)を卒業後
ここに住居とアトリエを新築しています
24歳の時です すごいですね
初めは小さかったようですが
増改築や拡張 建替えを経て
現在のように完成したのが
昭和10年(1935年)52歳の時
昭和39年(1964) お亡くなりになった後
昭和61年(1986) 台東区に移管され
平成13年(2001) 建物が「国登録有形文化財」に
さらに平成20(2008) 建物と庭の敷地全体が
国の名勝に指定されています
撮影できる場所が限られていたので
中の様子をお見せできず残念ですが
ご本人自らが設計されていて
手すりや階段 窓や棚 石畳など
あらゆるところにさまざまな工夫がなされ
凝ったデザイン
書斎やいくつもの和室と調度品
そして中庭のすばらしさ
わくわく驚きの連続でした
ここは蘭の栽培のための温室だった部屋です
「たま」ちゃん かわいい
ねこをたくさん飼っていたようです
もちろん彫刻作品もすばらしく
やわらかな艶を感じる彫刻群でした
高い天井のアトリエには
大きな彫像制作のためのエレベーターがあり
びっくり
建築の規模も 凝った内装も エレベーターも
これらが昭和初期に
完成されていたのかと思うと
驚きです
彫塑館は
靴を脱いでの鑑賞なので
もし行かれる場合は靴下をお忘れなく
(スリッパやルームシューズは使用不可)
特別展は5月28日まで
生誕の地 大分では
6月9日から展覧会が予定されています