「中庭を作りたい」と言っても、どのHMさんも

「家相学的には・・・・・」などという人はひとりもいませんでした。

そんな事は言ってはいけない、ということになっているのでしょうか?


しかし、おせっかいな知り合いが

「もう担当営業さん決まってるから」と言うのを無視して

引き合わせられた スミリンの営業さんただひとり


「僕は中庭のあるようなお家には友人だったとしても

 泊まったりはしたくないですね。」と言ってました。

(たぶん自分の客じゃないからでしょう)

家相学的にはたしかに凶であるとしているようです。


家相学とは日本で生まれた学問で

江戸時代の中期から後期に沢山の流派が生まれ

この時期に中国から渡ってきた「営造宅経」という本に

影響を受けたものだそうです。

中国の影響を受けたので北東の鬼門などは

中国で冬に強い寒波の吹いてくる方向の北東に起因しているとか。



湿気の多い日本では中庭の湿気などに

影響を受けて、家自体が傷んでしまうという事が

心配されていたのでしょう。特に昔の日本では。



しかし、現代では排水(二系統作るとか)をしっかりして

風の抜けの経路なども考慮すれば

家への影響もずいぶん軽くなると思います。

また湿気をためやすい土ではなくタイルなど貼ったり

木の葉などで排水の邪魔をしないように植栽も

しないほうがいいかもしれません。



さて風水学ではどうでしょう。

家相学と風水学はまったく違ったものです。

風水は家相学のずっとずっと前に中国から日本に伝わりました。

風水の場合中庭は、吉であると言うようです。



地理風水研究家の楽ちゃんという方の文を引用させて頂きます。

(この方のナチュラルテクノロジー風水学はとっても面白いです。)



家相で「凶」といわれる部分が風水では特に悪くなく、又「吉」である場合もあります。 例えば、「中庭」の場合、家相では大凶相と書いてあります。本当でしょうか?古い日本建築で神社仏閣には中庭形式を見る事が出来ます。弘法大師「空海」を祖とする真言宗の初期の建築は中庭が多いし、中国の住居やヨーロッパの住居にも中庭形式が多いのです。地球上で何故?日本だけが中庭はダメなのでしょうか?
 こんな仮説が出来ます。「中国から伝わった風水学は遷都の手法から始まり、次第に風水建築へ進んでいった。その中でも風水を強く意識できる建物として中庭形式の建物が主流となり、神聖な神社仏閣で実践された。権力者や識者達は安泰と繁栄を導く要因として、建物の特に「中庭形式の効果(風水の力)」を認めたのではないのでしょうか?すると、この建築様式を模倣されると権力さえ奪われ兼ねないと考え、一般庶民や使用人に真似出来ない・されない様に、風水建築の実践で効果のあった手法は家相と言う名のもと、「凶・大凶」と指示し、忌み嫌わせ、差障りのない建物を作らせた。家相は迷信として進化し風水学は現代まで日が当たらなかった」と推測出きます。


あくまでも楽ちゃんの仮説ではありますが、

確かに神社やお寺には中庭のあるのをよく見ます。



家相学が占い的なものであるとは言いきれませんが

風水学は、「環境学」、理論的な考え方が基になって

生まれてきているように思えます。

だから、湿気をためない、風通しを良くする、

排水設備をしっかり作るなどというように



対処する方法が有る。



信ずる者は救われる~。

つまり、風水学を支持して

対処できることをしっかりする、それで解決できる。

中庭がどうしても作りたかった私たちはこう考えました。



ちなみにもうひとつ心配されるコの字・ロの字の家の耐震性ですが、

一条工務店i-smartの構造計算でパスできれば大丈夫だと信じます。



これから中庭のある家を考えている方

こんなサイトもありました。参考にしてください。



中庭は凶? - 専門家Q&A

http://profile.allabout.co.jp/ask/q-877/