今日もまた日がな一日テレビを観てしまいました -20ページ目

テーマは良かった『オブリビオン』

 映画『オブリビオン』を観ました。上映中の映画なんでネタバレしない程度に書きますが、そこそこ面白かったです。

今日もまた日がな一日テレビを観てしまいました-オブリビオン

 この前に観た『プロメテウス』は、映像美とトンデモ展開が面白かったんですが、この『オブリビオン』は映像美はもちろんのこと、テーマ自体が面白かったですね。ただいかんせん、盛り上がり所が驚くほど少ない(笑)。これがそこそこの所以ですね。

 この映画はハードSFに恋愛要素を直球でブチ込んだお話でして、そのせいで両方の比重が同じくらいのテンションで進んでいきます。ラストも、SF的なテーマと恋愛エンドの両方が入ってるくらいですから、テーマとしてはどっちもおざなりにせずしっかりしてるのです。

 でもね、それが結果的に、物語を平坦にしちゃってるという、エンターテイメントって本当に難しいものですね~というがよくわかる作品でもあります(笑)。原作は良いのに映画はアレ? ……みたいなね。長編小説を映画用にまとめたような、もう少しなんとかなったんじゃね~のかな、と、観た人の多くが思ったことでしょう。テーマは悪くないだけにね。……って、要するに脚本と演出がイマイチってだけの話なんですけれども。

 それでも映像に関しては、私はとっても好き。どこが好きって、主演のトム・クルーズたちがいる居住地の、あのハッピーで空想科学的なSF感(笑)。そこはまぁ、主人公たちの信じていたものと現実とのギャップみたいなものを、あの居住区と壊滅した地上とのギャップとして演出されたものなんですけれども、単純にああいう空想科学的なSF感が好きなんで、観ててワクワクしちゃいました。ブレードランナー以降、なんかSF=暗い、みたいなのが主流になっちゃいましたが(それはそれで好きなんですけどもね)、ああいう屈託のないSF感も好きな私としましては、3Dを捨ててまであの明るさにこだわった監督さんの気概を買ってあげたい所であります。

 あとやっぱね、この映画はラストが一番の肝ですよ。ここを詳しく書くと、完全なネタバレになってしまうんでアレなんですけれども、この映画がテーマにしていたハードSFの要素と恋愛の要素の両方をしっかりまとめた上に、なおかつ見る者に「愛とはなんぞや」と考えさせるという、非常に秀逸なラストなんです。……なんですけれども、なんか予想できすぎてあんまりインパクトも残せていないという、やっぱ脚本と演出に難ありなんだよな、この映画は(笑)。

 ……などといろいろ書いてきましたが、SF好きな私としましては、この映画は嫌いじゃないです、という感じですかね。少なくともアバターとかプロメテウスよりは、最初から最後までちゃんとハードSFしてたし、恋愛要素を安易な形で取り入れてたわけではなかったし、そこは買います。だからこそ、もう少し上手く作れたら、映画史上に残る名作にできたんじゃないかな~と思うだけに、惜しいんだよな、本当に。おしまい。

岡本夏生の怖いもの知らずっぷり

 昨日はインタビューの仕事が夜にありまして、今さっき帰って来た所です。なので夜の番組はまったく観ておりませんが、出る直前に『5時に夢中!』だけ観ました。

 火曜日は岡本夏生と北斗晶がコメンテーターの回。この番組はこれまで月曜日(マツコ・デラックスと若林史江)、水曜日(中村うさぎと美保純)、木曜日(岩井志麻子と中瀬ゆかり)の順に熱かったんですけれども、今は間違いなく火曜日が一番熱いですね。てか岡本夏生の狂気に満ちた怖いもの知らずっぷりは、回を増す毎に本当に面白くなってます。本当に。

 本日も、水道橋博士の降板騒動でまずは「橋下市長に負けず劣らずな水道橋博士の性格の面倒臭さ」を軽くチクリと指摘。そして壇蜜の話題では、自分の嫌いな芸能人としてあげた小森純を「ペニー小森」呼ばわりする飛ばしっぷり。さらにAKBの話題では、

「昔の歌手は稼いでお母さんに家を買ったとか、そういう話が普通だった。AKBはそういうのない。売れても誰かがひとり勝ちして儲けてるわけでしょ? CDがいくら売れてもこれじゃ彼女たちは踊らされてるだけだ」

 と、直球ど真ん中の秋元批判を展開。そして極めつけは、立ち食い寿司や立ち食いフランス料理が流行しているという話題に入った時のこと。

 立ち食いは嫌いという持論を展開し、イスにもこだわりがあることを熱く語る岡本夏生。MCのふかわりょうから「この番組の(コメンテーター席の)イスはどうですか?」と聞かれ、間髪入れず「最低だよ!」とツッコミ、爆笑のうちにこの話題が終わるかと思いきや……。

岡本「あ、ひとつだけ好きな立ちがあった!」
ふかわ「何ですか?」
岡本「立ちマン!」

 ……はい、アウト~(笑)。

 「(水道橋博士同様)今すぐ降板してください」とつっこむふかわ。悪びれる様子もなく笑顔で「はい♪」と答える岡本夏生。苦笑いするしかない他の出演者と、問題発言だけど思わず笑いが止まらないスタッフたち。なんだろうか、この人の狂気は愛される狂気なんだな、たぶん。

 ちなみにこの前日、マツコ・デラックスが物凄いトゲのある感じで番組をグチャグチャにしちゃったんですけれども(これもこれである意味、面白かったんですが)、そのコトについても岡本夏生はふかわに突っ込んでました。この番組で人気者となり、今やこの番組の看板になって誰も文句を言えない存在になってしまったマツコですが、そんな彼女(?)にも平気で触れる岡本夏生は、たぶん本当にいつこの番組を降板させられてもおかしくないのだろうな、うん(笑)。

 でもね、岡本夏生ってただ好き放題言ってるわけじゃないんですよね。北斗のことを「ブス」とか言うけど、ちゃんと突っ込まれる隙を与えての愛のある発言だし、基本的にサービス精神が旺盛がゆえの暴走なんですよね、この人の場合。視聴者が求めてることをわかってやってるというか、だから番組的なタブーである水道橋博士やマツコにも突っ込めるのです。なぜなら、芸能界の酸いも甘いも噛み分けた結果、最終的に信用できるのは目に見えない視聴者しかいないと、彼女自身が知っているから。番組に合わせるより、世間の本音の側に回ることの重要性を知っているからこそ、岡本夏生の暴走は面白いのであります。

 このキャラを続ける限り、岡本夏生はたぶん民放キー局で重宝されることはないでしょう。でもそんな存在だからこそ、この番組だけは出続けて欲しいな~と思う私なのです。ふかわりょうもマツコとやってる時より、岡本夏生とやってる時のほうがいきいきしてるしね(笑)。おしまい。

熟女芸人の美魔女批判に思う

 昨日は『アメトーーク!』の「熟女芸人4」を観ました。番組600回記念が熟女芸人という、なんともこの番組らしい素敵なセレクトでございます(笑)。

 内容のほうは相も変わらず「熟女芸人にハズレなし」な面白回でして、毎度お馴染みロバート秋山&ウド鈴木の熟女探訪や、「ぐるぐると ぐるぐるぐるぐる グルコサミン」というサンドウィッチマン伊達の名句が飛び出した熟女川柳、熟女ゲストが朝加真由美さんという渋すぎる人選などなど、熟女好き&熟女芸人好きにはたまらない回でありました。

 あ、オープニングでピース綾部の除名処分が発表されてました(笑)。まぁ、次回は普通に戻ってくるんでしょうけれども、綾部の熟女トークはまぁ~薄いし、番組が話題になった途端、週刊誌で藤田紀子さんとの恋愛スクープが出るなど、なんかビジネス臭もプンプンなので、そのまま除名でもいいかな、うん(笑)。

 それはともかくとして……、今回は始まってすぐに、熟女芸人は昨今の「美魔女ブーム」をどう思うのか? という質問が出まして、それについて各人が持論を展開したんですけれども、基本的には全員が「美魔女ブームは嫌い」ということで一致してました。てか物凄い拒否反応という感じ。

秋山「良くないブームが来たな~って思ってますよ」
秋山「熟女好きにとって美魔女っていうのが一番ダメなラインなんですよ」
功力「僕らは若返りは求めていないです」
伊達「シワがあってもいいじゃないですか。それがその人の生きてきた証なんですから」

 これを観ていて思ったのが、昨年暮れに『マツコ&有吉の怒り新党』で、ふたりが美魔女になろうとする女性たちを「ブームに踊らされている可哀想な人たち」と斬った回。

 この回でマツコは、美魔女たちを「同世代の女に勝ちたいだけ」「歳を取ることに抵抗するのはみっともない行為」と批判し、有吉も「若い子と若く見える熟女だったら、普通は若い子を取る」「熟女好きは逆に歳相応の人を取るから、結局どこにも需要がない」と、かなり辛辣に見ておりました。で、まさに今回、熟女芸人たちが美魔女に拒否反応を示したわけで、まったくもってその通りなんだな~ということがあらためてわかったわけであります。

 ここで間違えちゃいけないのは、別に熟女さんが綺麗でいたいという気持ちを、熟女芸人もマツコ&有吉も否定してないってことなんです。ウドちゃんも「涙ぐましく思う」と言ってましたけどね。その努力や、綺麗であることを否定する人なんていないんです。

 ただ、歳相応の綺麗さがあるじゃないかと。若い子と戦ってどうすんだと。それをみんな思ってるわけですよ。そして何より、外見以外の内面的な魅力があるではないかと。

 今回の放送で、宮迫が「褒められている熟女さんたちの顔は、急に色気が出てきて魅力的に見えた。みんなが熟女好きな理由がなんかわかった」というようなことを語っていましたが、男から言わせれば、そういうことですよね。それが例えば、癒しとかそういうものの根本なんじゃないかと私は思います。

 …………ただし! 女性はいくつになっても「少しでも若くいたい」と思うものですからね。そこは私は否定したくないなと。だから今回の熟女芸人の意見も、マツコ&有吉の意見も、最終的な結論部分は凄く良くわかるんだけど、そのために美魔女を完全否定してしまうのも、それはそれで厳しすぎるというか、女性の本能的な部分を否定しちゃってる感じでなんか違うのかな~と思う私なのです。てか批判するなら美魔女じゃなくて、美魔女ブームを煽ってるメディアなんだよね、たぶん。おしまい。