映画『ラリー・フリント』を夜中に観る
昨日は深夜に放送されていた映画『ラリー・フリント』を観ました。アメリカンポルノの世界の生けるカリスマ、ラリー・フリントの半生を描いた伝記映画であります。
ラリー・フリントという人を知らない方に簡単に説明しますと、1974年にポルノ雑誌『ハスラー』を創刊し、一般流通のポルノ誌で始めて女性器丸出しの写真を掲載した方です。今や無修正大国であるアメリカですが、そのさきがけとなったのが彼なのです。
こう書くと、ただのモラルの無いスケベオヤジだと誰もが思うでしょうが、まったくその通りです(笑)。しかも、ただ闇雲に『ビーバーマガジン』(ビーバーは女性器のスラング)を出して荒稼ぎしていただけでなく、ピュータリズムの強いアメリカで、当然の如く振りかかるモラルマジョリティからのバッシングに反省するどころか、売られた喧嘩を買いまくり戦いまくったオヤジなのです。
またまたこう書くと、30代以上の方は加納典明のわいせつ裁判を思い出すやもしれませんが、そんな安いもんじゃありません。あれは結局、警察に骨抜きにされた加納典明が写真家としても落ちぶれていったという物語でしたけれど、ラリーおじさんの場合は正反対。警察にも政治家にも喧嘩を売りまくり、批判者から銃で撃たれて下半身不随になりながらも、裁判で「有名人のパロディ(もちろんエロも含む)は合法」という判決を勝ち取るわ、政治的右派が多いアメリカのポルノ雑誌の中でひとり、体制批判を繰り広げ、FBIの違法検挙を告発するなど、そりゃ映画になるよね~というくらい、一本芯の通ったスケベオヤジなのであります。
まぁ、彼が声高に叫ぶ表現の自由も体制批判も、すべては「タブー度外視のエロ本作って金儲けしたい」という所に起因するという、実に不純なものではあるんですけれども(笑)、表現の自由なんていう矮小化されたお題目なんかと違って本能的な分、その生き様はなんとも清々しいのであります。
中でも秀逸なのが、己が金を出して作った『自由な出版を守る会』でぶった演説の内容。
「殺人は違法だ。だが殺人現場の写真を撮れば、ニューズウィークの表紙だ。ピューリッツァー賞だってそう。そして、セックスは合法だ。みんなするの大好きだろう? なのに写真を撮ったりすれば刑務所に入れられる。善良なクリスチャンにお伝えしたい。ヴァギナや乳房が卑猥だと言うなら、私を責めるな。(それを作った)創造主(キリスト)を責めろ」
これはもう、完全なる詭弁ですね(笑)。でもね、思想でしかないのに正義面するピューリタンには最高の皮肉ですし、私はこっちのほうが聞いてて清々しいです。うん。
さらにフリントは、ポルノ写真とベトナム戦争の死体写真を交互にスクリーンに映し出して、どちらが「Obscene」かと観客に問います。「Obscene」は日本語だと「わいせつ」と訳されていますが、これは性的な意味だけではなくて「忌まわしいもの」という意味もある言葉。つまりはこのふたつの写真を見せることで、セックスをタブー視しながら、一方で戦争で人を殺すのは英雄扱いする、当時のアメリカ社会を批判するのであります。これは完全にアメリカのフラワームーブメントに乗っかった、セックスは人間を産み戦争は人間を殺すというアレですね。
……とまぁ、この映画はフリントおじさんのダメダメな所と、時代を変えた彼の功績や考えの両方を赤裸々に描き、コートニー・ラブのおっぱいも手伝って世界中で評価されたのでありました。まぁ、間違いなく面白い人生だし、映画も彼の半生を見事にまとめていて、面白かったです。ただ日本のエロ本業界でもお仕事をしている身としましては、ハスラーに限らず、アメリカのポルノはもう少し叙情性があってもいいんじゃないかと思います(笑)。おしまい。
ラリー・フリントという人を知らない方に簡単に説明しますと、1974年にポルノ雑誌『ハスラー』を創刊し、一般流通のポルノ誌で始めて女性器丸出しの写真を掲載した方です。今や無修正大国であるアメリカですが、そのさきがけとなったのが彼なのです。
こう書くと、ただのモラルの無いスケベオヤジだと誰もが思うでしょうが、まったくその通りです(笑)。しかも、ただ闇雲に『ビーバーマガジン』(ビーバーは女性器のスラング)を出して荒稼ぎしていただけでなく、ピュータリズムの強いアメリカで、当然の如く振りかかるモラルマジョリティからのバッシングに反省するどころか、売られた喧嘩を買いまくり戦いまくったオヤジなのです。
またまたこう書くと、30代以上の方は加納典明のわいせつ裁判を思い出すやもしれませんが、そんな安いもんじゃありません。あれは結局、警察に骨抜きにされた加納典明が写真家としても落ちぶれていったという物語でしたけれど、ラリーおじさんの場合は正反対。警察にも政治家にも喧嘩を売りまくり、批判者から銃で撃たれて下半身不随になりながらも、裁判で「有名人のパロディ(もちろんエロも含む)は合法」という判決を勝ち取るわ、政治的右派が多いアメリカのポルノ雑誌の中でひとり、体制批判を繰り広げ、FBIの違法検挙を告発するなど、そりゃ映画になるよね~というくらい、一本芯の通ったスケベオヤジなのであります。
まぁ、彼が声高に叫ぶ表現の自由も体制批判も、すべては「タブー度外視のエロ本作って金儲けしたい」という所に起因するという、実に不純なものではあるんですけれども(笑)、表現の自由なんていう矮小化されたお題目なんかと違って本能的な分、その生き様はなんとも清々しいのであります。
中でも秀逸なのが、己が金を出して作った『自由な出版を守る会』でぶった演説の内容。
「殺人は違法だ。だが殺人現場の写真を撮れば、ニューズウィークの表紙だ。ピューリッツァー賞だってそう。そして、セックスは合法だ。みんなするの大好きだろう? なのに写真を撮ったりすれば刑務所に入れられる。善良なクリスチャンにお伝えしたい。ヴァギナや乳房が卑猥だと言うなら、私を責めるな。(それを作った)創造主(キリスト)を責めろ」
これはもう、完全なる詭弁ですね(笑)。でもね、思想でしかないのに正義面するピューリタンには最高の皮肉ですし、私はこっちのほうが聞いてて清々しいです。うん。
さらにフリントは、ポルノ写真とベトナム戦争の死体写真を交互にスクリーンに映し出して、どちらが「Obscene」かと観客に問います。「Obscene」は日本語だと「わいせつ」と訳されていますが、これは性的な意味だけではなくて「忌まわしいもの」という意味もある言葉。つまりはこのふたつの写真を見せることで、セックスをタブー視しながら、一方で戦争で人を殺すのは英雄扱いする、当時のアメリカ社会を批判するのであります。これは完全にアメリカのフラワームーブメントに乗っかった、セックスは人間を産み戦争は人間を殺すというアレですね。
……とまぁ、この映画はフリントおじさんのダメダメな所と、時代を変えた彼の功績や考えの両方を赤裸々に描き、コートニー・ラブのおっぱいも手伝って世界中で評価されたのでありました。まぁ、間違いなく面白い人生だし、映画も彼の半生を見事にまとめていて、面白かったです。ただ日本のエロ本業界でもお仕事をしている身としましては、ハスラーに限らず、アメリカのポルノはもう少し叙情性があってもいいんじゃないかと思います(笑)。おしまい。
十津川刑事というよりリアル高嶋政伸
昨日は金曜プレステージ『十津川捜査班7』を観ました。これまで『十津川刑事の肖像』として放送されていたシリーズですね。高嶋政伸演じる十津川刑事が晴れて捜査班長になったので、タイトルもついでに変えちゃったようです。
内容の方は、十津川の初恋の相手が絡む連続殺人事件の謎解き、という流れなんですが、このドラマのポイントは、小泉孝太郎演じる西本刑事が初登場したこと。西本といえば、原作でも日下とのコンビで大活躍する十津川班の中心人物。そして土曜ワイド版では、長く森本レオが演じていることでお馴染みの、原作同様に欠かすことのできない存在。そんな西本が本シリーズ初登場ということで、どんな感じなのかと思ったら、意外なほどゆとり気質な現代っ子キャラで驚いた驚いた(笑)。
まぁ、時代背景も違いますし、何より十津川のキャラ自体、高嶋版は相当濃かったりするんで、それを考えるとアレもありなのかなと。でも原作や森本レオ版の西本は、旅行と鉄道を趣味にもついわゆる鉄ちゃん。今回は鉄道がまったく出てこなかったんで、もしかしたらそのうち小泉版西本の鉄ちゃんぶりが見られるのかもしれませんが、少なくとも今回の西本は、西本じゃなくて完全に小泉孝太郎以外の何物でも無かったですね(笑)。
ただ主演の高嶋政伸も、このシリーズをず~と見続けているけどやっぱ高嶋政伸以外の何物でもないっていうね。それはこのドラマの十津川が、他のシリーズとは違うサイコパスっぷりを醸し出しているからでして、恐ろしい顔で「……いいよ~、凄くいい……」といつもの決め台詞を言う高嶋政伸の姿は、どう観ても原作の十津川より美元との騒動で見せたリアル高嶋寄りだから仕方ない(笑)。
そうそう、その代わりこのドラマは脇の役者さんの演技が光ってました。銀行員・刈谷早苗役の西尾まりは、卑屈な中年独身女性のキャラを見事に演じてましたし、支店長代理・遠山淳子を演じた大路恵美も、気が強い底意地の悪いキャラを見事に演じ、視聴者を上手くミスリードさせてました。あと地味に仲居役で出ていた星ようこさん(旧名・星瑤子)も、ちょい役なのに醸しだすエロスが半端無かった(笑)。さすが過去に熟女ヌード写真集を二冊も出した演技派女優さんだけのことはあります。熟女ブームの今こそ再評価されるべき女優さんですね、本当に。
そういえば殺された原口由紀役の緑友利恵は、少し前に遠藤憲一主演の二時間サスペンスでヒロインをやってましたっけね。いまどき珍しい野暮ったい感じの若手女優さんで、エンケンのドラマ同様、純朴な少女の役にかなりハマってました。今後も二時間サスペンで頑張ってほしいお嬢さんですな。
内容自体も二時間サスペンとしてはなかなか良かったですし、ぜひ今後も続いて、いつの日かこのメンバーで普通のトラベルミステリーへと移行してくれたら嬉しいな、なんて思いました。おしまい。
内容の方は、十津川の初恋の相手が絡む連続殺人事件の謎解き、という流れなんですが、このドラマのポイントは、小泉孝太郎演じる西本刑事が初登場したこと。西本といえば、原作でも日下とのコンビで大活躍する十津川班の中心人物。そして土曜ワイド版では、長く森本レオが演じていることでお馴染みの、原作同様に欠かすことのできない存在。そんな西本が本シリーズ初登場ということで、どんな感じなのかと思ったら、意外なほどゆとり気質な現代っ子キャラで驚いた驚いた(笑)。
まぁ、時代背景も違いますし、何より十津川のキャラ自体、高嶋版は相当濃かったりするんで、それを考えるとアレもありなのかなと。でも原作や森本レオ版の西本は、旅行と鉄道を趣味にもついわゆる鉄ちゃん。今回は鉄道がまったく出てこなかったんで、もしかしたらそのうち小泉版西本の鉄ちゃんぶりが見られるのかもしれませんが、少なくとも今回の西本は、西本じゃなくて完全に小泉孝太郎以外の何物でも無かったですね(笑)。
ただ主演の高嶋政伸も、このシリーズをず~と見続けているけどやっぱ高嶋政伸以外の何物でもないっていうね。それはこのドラマの十津川が、他のシリーズとは違うサイコパスっぷりを醸し出しているからでして、恐ろしい顔で「……いいよ~、凄くいい……」といつもの決め台詞を言う高嶋政伸の姿は、どう観ても原作の十津川より美元との騒動で見せたリアル高嶋寄りだから仕方ない(笑)。
そうそう、その代わりこのドラマは脇の役者さんの演技が光ってました。銀行員・刈谷早苗役の西尾まりは、卑屈な中年独身女性のキャラを見事に演じてましたし、支店長代理・遠山淳子を演じた大路恵美も、気が強い底意地の悪いキャラを見事に演じ、視聴者を上手くミスリードさせてました。あと地味に仲居役で出ていた星ようこさん(旧名・星瑤子)も、ちょい役なのに醸しだすエロスが半端無かった(笑)。さすが過去に熟女ヌード写真集を二冊も出した演技派女優さんだけのことはあります。熟女ブームの今こそ再評価されるべき女優さんですね、本当に。
そういえば殺された原口由紀役の緑友利恵は、少し前に遠藤憲一主演の二時間サスペンスでヒロインをやってましたっけね。いまどき珍しい野暮ったい感じの若手女優さんで、エンケンのドラマ同様、純朴な少女の役にかなりハマってました。今後も二時間サスペンで頑張ってほしいお嬢さんですな。
内容自体も二時間サスペンとしてはなかなか良かったですし、ぜひ今後も続いて、いつの日かこのメンバーで普通のトラベルミステリーへと移行してくれたら嬉しいな、なんて思いました。おしまい。
平山夢明のキン消し話
昨日は『アウト✕デラックス』を観ました。この番組はハズレも非常に多いというか、ハッキリ言って柿沼さんしか私的にときめくものがないんですけれども(笑)、ゲストによっては面白かったりするのでたまに観ております。
で、前に観たのは元週刊プロレス編集長・ターザン山本が出た回。ターザンとは数年前まで長く一緒に仕事をしてましてね。最後に仕事をしたのは、ターザンの半生をまとめた本でありました。が、この本がまぁ~売れず、ターザンも落ちぶれるわ(すでに落ちぶれてたけど)、私もその本の版元から出入り禁止を食らうわで、共に出版業界で沈没していった仲なのでございます(笑)。
でも観た方ならわかる通り、ターザンは面白いのです。その本も面白いのです。ただターザン山本の本と言った所で、一般の人は誰も知らないわけで、買うのはターザン自身が石もて追われたプロレスの世界を愛する者のみ。そしてその世界では凄く嫌われているターザン(笑)。だからそもそも、売れる見込みがないのに出してしまったという、出版業界人にあるまじき行動と言えなくもないんですが、ホント、面白い本だし、あの吉田豪氏にも絶賛していただいたので、悔いはありません(笑)。てかその後、なんだかんだふたりとも復活しましたしね。ターザンじゃないですけど、人生はギャグ、否、人生は開き直りなのでございます。
……とまぁ、前に書けなかった思い出話などを長々書いてしまいましたが、ここからは今回の番組のお話をば。
今回のゲストは、坂本龍一の娘にして猫依存症の坂本美雨、ホラー作家にして女性を引かせることを至上命題に生きる変態・平山夢明、そしてファンがアウトだとか言ってるアイドルちゃん(名前覚えられず)の3人でした。今回の私のお目当ては、平山夢明氏です。
坂本さんは、同じ猫好きとしては百パー頷ける猫変態性愛トークを繰り広げてまして、なかなか楽しめました。アイドルちんはね、まぁ、ファンならたまらなかったことでしょう(笑)。
で、平山先生ですよ。今やすっかりホラー作家のカリスマになり、オカルト趣味の若い子を喰いまくってるとかいないとかでお馴染みの平山夢明先生ですけれども、この人はそもそも、B級ホラーなんかを面白おかしく伝えるサブカル伝道師として、それ以前から一部では非常にマニアックな人気のあった方。現在はホラーの大家というイメージがメディアで先行してますが、しゃべれば相変わらずくだらなくて変態チックなお話を無邪気に喋る、面白いオッサンなのであります。
ただ今回のお話に関しては、ちょっとやっちまった感がありました。
それは小学校4年生頃に平山少年がやったという、自由研究についてのお話。こんにゃくを犀の目に切って番号を振り、それを丸飲みしては排泄物として出てきたこんにゃくの番号を確認していたという平山少年。でも研究はそれで終わりません。体内に何度入ればこんにゃくは消化されるのか? …というのがそもそもの研究テーマだった平山少年は、出てきたこんにゃくを洗い、再度飲み込んでは出しを繰り返したのだとか。まさに平山先生お得意の、女性たちを生理的に引かせる見事なお話でございますね(笑)。
でもね、その後の話は「え?」でした。何でも教師から「内容はあれだけどお前のその探究心は偉い」的なほめられ方をしたという平山少年。するとそれに嫉妬した友人が、キン肉マン消しゴム、略してキン消しを飲み込むことにしたのだそうです。で。飲み込んだ彼は尻が裂けると大騒ぎ。見ると肛門には、手が六本あることでお馴染みのアシュラマンが引っかかっていたんだそうな……。ミート君とかにしとけばよかったのにね(笑)。
とまぁ、この話自体は面白いのですよ。会場も大笑いでした。でもね、リアルキン消し世代であった私は、この話を聞いて「あれれれ?」と思ってしまったのです。なぜなら、キン消しが登場したのって、私が小学校の高学年の頃だったから。平山先生は私より10歳以上もお兄さん。つまりキン消しが出た時って、バリバリ大人じゃんかよ!
……まぁね、作家は話を作ってなんぼですし、本当にあった的な怪談話や都市伝説も、ぶっちゃけ作りがほとんどだったりしますから、それ自体を否定するつもりはないんですけど、どうせならもう少しバレないようなお話にしていただきたかったな~みたいな(笑)。そう思った私なのでした。おしまい。
で、前に観たのは元週刊プロレス編集長・ターザン山本が出た回。ターザンとは数年前まで長く一緒に仕事をしてましてね。最後に仕事をしたのは、ターザンの半生をまとめた本でありました。が、この本がまぁ~売れず、ターザンも落ちぶれるわ(すでに落ちぶれてたけど)、私もその本の版元から出入り禁止を食らうわで、共に出版業界で沈没していった仲なのでございます(笑)。
でも観た方ならわかる通り、ターザンは面白いのです。その本も面白いのです。ただターザン山本の本と言った所で、一般の人は誰も知らないわけで、買うのはターザン自身が石もて追われたプロレスの世界を愛する者のみ。そしてその世界では凄く嫌われているターザン(笑)。だからそもそも、売れる見込みがないのに出してしまったという、出版業界人にあるまじき行動と言えなくもないんですが、ホント、面白い本だし、あの吉田豪氏にも絶賛していただいたので、悔いはありません(笑)。てかその後、なんだかんだふたりとも復活しましたしね。ターザンじゃないですけど、人生はギャグ、否、人生は開き直りなのでございます。
……とまぁ、前に書けなかった思い出話などを長々書いてしまいましたが、ここからは今回の番組のお話をば。
今回のゲストは、坂本龍一の娘にして猫依存症の坂本美雨、ホラー作家にして女性を引かせることを至上命題に生きる変態・平山夢明、そしてファンがアウトだとか言ってるアイドルちゃん(名前覚えられず)の3人でした。今回の私のお目当ては、平山夢明氏です。
坂本さんは、同じ猫好きとしては百パー頷ける猫変態性愛トークを繰り広げてまして、なかなか楽しめました。アイドルちんはね、まぁ、ファンならたまらなかったことでしょう(笑)。
で、平山先生ですよ。今やすっかりホラー作家のカリスマになり、オカルト趣味の若い子を喰いまくってるとかいないとかでお馴染みの平山夢明先生ですけれども、この人はそもそも、B級ホラーなんかを面白おかしく伝えるサブカル伝道師として、それ以前から一部では非常にマニアックな人気のあった方。現在はホラーの大家というイメージがメディアで先行してますが、しゃべれば相変わらずくだらなくて変態チックなお話を無邪気に喋る、面白いオッサンなのであります。
ただ今回のお話に関しては、ちょっとやっちまった感がありました。
それは小学校4年生頃に平山少年がやったという、自由研究についてのお話。こんにゃくを犀の目に切って番号を振り、それを丸飲みしては排泄物として出てきたこんにゃくの番号を確認していたという平山少年。でも研究はそれで終わりません。体内に何度入ればこんにゃくは消化されるのか? …というのがそもそもの研究テーマだった平山少年は、出てきたこんにゃくを洗い、再度飲み込んでは出しを繰り返したのだとか。まさに平山先生お得意の、女性たちを生理的に引かせる見事なお話でございますね(笑)。
でもね、その後の話は「え?」でした。何でも教師から「内容はあれだけどお前のその探究心は偉い」的なほめられ方をしたという平山少年。するとそれに嫉妬した友人が、キン肉マン消しゴム、略してキン消しを飲み込むことにしたのだそうです。で。飲み込んだ彼は尻が裂けると大騒ぎ。見ると肛門には、手が六本あることでお馴染みのアシュラマンが引っかかっていたんだそうな……。ミート君とかにしとけばよかったのにね(笑)。
とまぁ、この話自体は面白いのですよ。会場も大笑いでした。でもね、リアルキン消し世代であった私は、この話を聞いて「あれれれ?」と思ってしまったのです。なぜなら、キン消しが登場したのって、私が小学校の高学年の頃だったから。平山先生は私より10歳以上もお兄さん。つまりキン消しが出た時って、バリバリ大人じゃんかよ!
……まぁね、作家は話を作ってなんぼですし、本当にあった的な怪談話や都市伝説も、ぶっちゃけ作りがほとんどだったりしますから、それ自体を否定するつもりはないんですけど、どうせならもう少しバレないようなお話にしていただきたかったな~みたいな(笑)。そう思った私なのでした。おしまい。