先日、ビューティーサイエンティスト岡部美代治さんとの美容勉強会を行いました!
約9年前からコツコツと回を重ね、スキンケアや化粧品科学など、最新の研究報告やデータを元に、ディスカッションを重ねて知識を深め、見識を高めてきた勉強会。
今回のテーマは”更年期”でした。
現在43歳の私にとって、そう遠くない未来に訪れる更年期。
私自身、すでに体調の変化を感じることがあり、今回の勉強会の内容に興味津々
更年期特有の症状に悩む方はもちろん、これから更年期を迎える30代、40代前半の方も知っておけば役に立つことが沢山あると感じたので、紹介させていただきます。
そもそも、更年期とはなんなのか。
女性は、個人差はあるものの50歳前後で閉経することが多く
閉経を挟んだ前後5年ずつ、45歳〜55歳の約10年間が更年期と定義されています。
「初潮が早ければ更年期も早い」「経産婦は更年期が遅い」等々、いろんな説がありますが
ハッキリした統計や研究データは現時点ではないのだとか。
その閉経前後の約10年間のうちの2〜3年間(この期間も個人差がありますが)、更年期症状を感じやすく、日常生活に支障をきたす”更年期障害”に悩まされる人も少なくありません。
その原因は、
卵巣の機能低下による女性ホルモン=エストロゲンの分泌量が30歳前後をピークに、急激に下がることにあります。
女性ホルモンは脳の指令を元に卵巣から分泌され、更年期を迎えると卵巣機能が低下することで、エストロゲンを指令通りに分泌することができなくなってきます。
すると、脳がパニックを起こし、通常の何倍もの指令を出すため、異常な発汗やほてり、イライラ、うつ、食欲不振や頭痛、関節痛などの症状が出てくるというメカニズム。
その症状や心理的な要因(仕事や家庭環境の変化)なども複雑に関与し、脳がストレスと感じると、更に不調が増長…まさに負のスパイラルに陥りやすい、更年期。。。
原因・メカニズムがわかると、準備・対処をしやすいというもの。
次回<後編>では、更年期の辛い症状の乗り越え方、更年期を迎えるにあたっての準備をご紹介します