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SUPERCAR

日本のROCKはメロコア、ハードコアばっかり聴いてた
というわけでもなく、
少ないけれどもそれ以外のROCKも聴いてました。
その代表的なのがSUPERCARですかね。

メンバー全員が青森出身のバンド。
僕も多分に漏れず、バンド創設者のフルカワミキちゃん
ファンでしたが、
まあルックスもさることながら声がよかったですねえ。

デビュー直後はかなり直球なバンドサウンドのGUITAR
POPで、青春真っただ中みたいな感じの突き抜けた良質の
POPサウンドだったり、
ジザメリやマイブラの影響を見せる轟音サウンドを
展開してましたが、
次第にバンドサウンドが変化を遂げていきました。

特にアルバム『Futurama』ではデジタル、エレクトロニカの
要素がかなり濃くなり、
バンドサウンドは独自の進化を遂げ、
通常のROCKバンドという括りに収まらなくなった辺りが
非常に僕のミクスチャー精神をくすぐるわけですよ。
プロデューサーも、まりんだったりとか。
そのあたり、バンドの頭脳・ナカコーは
かなり意識的ですしね。


映画『ピンポン』の主題歌になった、
「YUMEGIWA LAST BOY」はまさにその最たる曲ですが、
僕が好きだったのは、ちょうどエレクトリックミュージックへの
過渡期にあったこの曲ですかね。
生音を最大限残しつつ、BREAKBEATSとトランシーな
電子音で、新しい境地を開拓した曲です。


90年代後半から燦然とその軌跡を残した、
これほどのバンドが解散したのは本当に大きな
損失だったと思うんだよなあ。。。

ナカコーはソロで『iLL』をやってるし、
石渡淳治はプロデューサーやってるし、
コーダイは別ユニットやってるみたいだし、
ミキちゃんはソロで頑張ってるし、
まあ再結成ないのかなーと思っておるんですが、
今年になって過去音源集のリマスター盤的なCDが出てる
みたいですなあ!!



以降の日本のROCKにも大きな影響を与えたこのバンド、
能性は限りなくゼロにしても、
復活する姿は見てみたい―!






James Blake

今日TSUTAYAでたまたま見たSound&Recordingの表紙が
James Blakeだったので思わず買ってしまったんです、はい。




各レコードSHOPや業界(?)が激震したアーティストなんで
今更James Blakeの紹介?って感じでもありますけど、
やっぱり各方面で絶賛されるだけのアーティストなのです。
イギリス注目新人の登竜門

BBC sound of 2011にも選出
されるくらいだから、その凄さが分かるってもんですよ。




まあ、DUBSTEPってジャンルに括るのもどうかと思ったんです
がね。
僕としてはあんまりジャンルは大した問題では無いと勝手に
思ってますので。。。。

にしてもJames Blakeを最初に試聴して聴いたときには一瞬
固まりましたね。
シンプルな音が静寂を意図的に作り出し、それが何とも言えない
美しくさを奏で、そこには狂気すらも渦巻いている。
そしてDUBSETEP、グライムやガラージを吸い込み、
吐き出されたビート。
不規則ながら繊細なリズムが刻まれ、なんとも言えない緊張感の
ある独特の空気感を作り出してる。
音数少ないのに、一つ一つのレンジが広いんですよ。
どうやって作ってるのか気になってましたが、
やはりエンジニアさんの力も大きかったみたいですね。


さらに極めつけは、そこに乗るソウルフルなVOCAL。
音の粒に染み入るような声に、もう鳥肌ものです。
ゴスペルの下地もあるみたいで、なるほどこの若さにしてこの
歌声のわけだ。

そう、彼はまだ若干23歳の英国人なのです。
とんでもないヤングですよ。
ノースロンドン出身かあ。
どこなんだろ。。。留学時にノースロンドンいたので、なぜか
身近に感じてしまうw





というか、ヤラレターって感じだったんですよね。
僕が二人組でやってるユニットが目指すべき音楽の理想型が
そこにあったんですから。
DEEPかつ複雑なエレクトリックミュージックにソウルフルな
VOCAL。
それをあっさりこうやられちゃうと、落ち込みます・・・・ww
うーん、、やっぱ才能ですかねえ。


こういう組み合わせの音って、あるようで実は無かったんですよね。
マッシヴアタックがDUBSTEPを取り込んだような。。
そういう意味では、新しい境地の音楽をJames Blakeは開拓した
って言ってもいいんじゃないでしょうか。


今年日本に来るらしいが、案の定というか予想通りというか、
福岡には来ません・・・・・(´;ω;`)
うーむ、ゴールディーは来たのに・・・・。







Mac Zimms

今日もあいにくの雨でしたね。
言っても、それほど雨は嫌いじゃなく、深夜にPCとにらみ合い
ながら曲を作ってると、外から聞こえる優しい雨音のリズムが
なぜか気持ちを軽くしてくれたりします。
轟音だとそれはそれで少し小うるさいんですがね。
ちょっとひんやり感を煽ってくれるくらいがちょうどイイ。


まあ雨が降ったり止んだりなので、ちょっと夏らしくUPPERな曲を。




オランダのプロデューサー、Mac Zimms。
彼の曲はオランダらしいというかBPM早めでTECHNOやダッチ
トランスっぽいのが多い印象で、あまりそこまでじっくりは聴いて
なかったんですが、この曲は純粋にHOUSEって感じでいいです!
JUNIOR JACKの「My Feeling」使いですが、さらにUPPERにして
くれてます。

にしてもこのVOCALの絡み方がCOOL!!
もう、理屈抜きに上がりまくるトラックですよ。
エレクトロな四つ打ちが巷に溢れる中ですけれど、やっぱりこう
いうシンプルで、グッグッと上げてくれる、クセになるような曲が
今だに好きですね。
ゴリゴリ、ブリブリなエレクトロの機械的音が苦手な人にとっては
いいかも。




最近あんまりこういう曲が聴こえてきてなかったので、ほんと
純粋に嬉しい。
「NEEDIN U」的なHOUSEがやっぱり好きなのかな。