"And I Love Her"
Writers : credited Lennon-McCartney (by Paul McCartney and John Lennon )
Artist : The Beatles
Recorded : Tuesday Wednesday,1964/02/25-26, EMI Studios,
Released :
Friday,1964/06/26(US)「A Hard Day's Night (United Artists)」
B面3曲目, A面6曲目[instrumental]
Friday,1964/07/10(UK)「A Hard Day's Night」A面5曲目
Monday,1964/07/20(US)「Something New」B面2曲目
singleB Monday,1964/07/20(US) A-side "And I Love Her"
1973/04/02 「The Beatles 1962-1966」
1995/11/20 「The Beatles Anthology 1」(Take 2)
2009/09/09 「A Hard Day's Night」[Remastered]
2013/11/11 「The Beatles on Air Live at BBC Volume2」Disc2
1964年7月16日に放送の『Top Gear』での音源
2023/11/10 「The Beatles: 1962-1966 (2023 Edition)」
[Verse 1]
I give her all my love
That's all I do
And if you saw my love
You'd love her too
I love her
僕は 僕の愛を全部彼女にあげる
それが 僕がする全てなんだ
僕の恋人に会えば
君も彼女のことを気に入るだろう
僕は彼女を愛すよ
[Verse 2]
She gives me everything
And tenderly
The kiss my lover brings
She brings to me
And I love her
彼女が あらゆることを僕に教える
しかも優しく
僕の恋人のそのキスが 呼び起こす
彼女が僕を呼び起こす
だから僕は彼女を愛すよ
[Bridge]
A love like ours
Could never die
As long as I
Have you near me
僕らのような愛は
絶対に終わるはずがない
僕がする限り
君が僕の近くにいるように
[Verse 3]
Bright are the stars that shine
Dark is the sky
I know this love of mine
Will never die
And I love her
明るく照らすのは 輝く星
暗やみが空の時
僕は知っている 僕のこの愛は
決して終わらないことを
だから 僕は彼女を愛すよ
[Guitar Solo]
[Repeat Verse 3]
Bright are the stars that shine
Dark is the sky
I know this love of mine
Will never die
And I love her
明るく照らすのは 輝く星
暗やみが空の時に
僕は知っている 僕のこの愛は
決して終わらないことを
だから 僕は彼女を愛すよ
情報提供元(著作権者)Weblio
参考辞書 英辞郎、goo辞書
(引用できない英辞郎やgoo辞書を使って訳した場合は、その単語や慣用句を太字斜体にしてあります)
give : 与える :、あげる、(…に)提供する、授ける、(引き)渡す、(手)渡す、出す、施す、(…を)引き渡す、預ける
love : 可算名詞 (通例男から見た)恋人
if : Eゲイト英和辞典での意味(現在の事実に反する仮定,現在や未来のありそうもない出来事を表して)もし…ならば(~なのに)(if節の動詞は過去形で主節はwould [should,could, might] doとなる;if節でbe動詞を用いる場合は人称に関係なくwereとなるが,口語では主語が単数のときwasも用いられる)you'd : you had [would] の短縮形
give : 〈…に〉〈事実・情報・名前・意見などを〉伝える,告げる,教える; 〔…に〕
everything : Eゲイト英和辞典での意味 すべてのもの,あらゆること
and : [追加的に補足して] しかも.
例文 He did it, and did it well. 彼はそれをやった, しかもりっぱに.tenderly : 優しく、親切に、柔らかく、そっと
lover : 恋人、愛人、恋人同士、(女が深い仲になっている、夫以外の)愛人、情夫、(時に)情婦、(通例深い仲の)愛人同士、愛好者
bring :
and : [結果・理由を示して] …すると,だから.
like : …のような,…に似た.
could :
never :
die : Eゲイト英和辞典での意味(しだいに)終わる;(光・火・音が)消える,薄らぐ;(機能が)止まる,動作しなくなる;(制度などが)なくなる,滅びる;(愛などが)冷める
as long as : …だけずっと、…さえすれば、…する限り
have : Eゲイト英和辞典での意味 (家族・友人など)がいる,ある;(動物)がいる,…を飼っている
near :
bright : 明るく,輝いて(通例shineとともに用いる)
例文 Venus was shining bright. 金星が明るく輝いていたshine : (光を出して)光る、輝く、照る、(光を反射して)光る、(…で)輝く、(…に)輝く、輝き出る、秀でる、異彩を放つ、映(は)える
dark : [the dark] やみ; 暗がり.
mine : 私のもの、私の家族、私の
登場人物は、「I」と「she」と「you」です。
「THE LYRICS 」という本で、その時付き合っていたジェーン・アッシャーに愛を伝えておきたいと思ったとポールは話しています。「I」はポール。「she」はジェーン。
その本でポールは「you」について、ひとつも触れていませんが、確かに「you」はいます。「you」はジョンではないかと妄想して訳しました。
[Verse 1]
I give her all my love
That's all I do
And if you saw my love
You'd love her too
I love her
僕は 僕の愛を全部彼女にあげる
それが 僕がする全てなんだ
僕の恋人に会えば
君も彼女のことを気に入るだろう
僕は彼女を愛すよ
「僕の愛を全部彼女にあげること、それが僕のすること。君も彼女に会ったら気に入ってくれると思う。僕は彼女を愛するよ」と歌っている気がしました
「僕は今まで君との友情を育んできた。でもこれからは彼女に僕の愛をぜんぶをあげる。僕は彼女を愛するから。」と、まるでジョンに宣言しているようなセリフだと思いました
「And if you saw my love. You'd love her too」
(僕の恋人に会えば 君も彼女のことを気に入るだろう)
「You'd love」は、「You had love」の略ではなく、「if」に続くので「You wolud love」の略だと考えました。「if」は仮定法過去というものだそうです。
「You wolud love」は「君は気に入る」と訳しました。
goo辞書に「be going to love A」(Aを気に入る) という慣用句が載っていたので参考にしました。
[Verse 2]
She gives me everything
And tenderly
The kiss my lover brings
She brings to me
And I love her
彼女が あらゆることを僕に教える
しかも優しく
僕の恋人のそのキスが 呼び起こす
彼女が僕を呼び起こす
だから僕は彼女を愛すよ
「The kiss my lover brings. She brings to me」
(僕の恋人のそのキスが呼び起こす. 彼女が僕を呼び起こす)は、
"A Taste Of Honey" の [Verse 2]のフレーズと似ていると思いました。
"A Taste Of Honey"[Verse 2]
Yours was the kiss that awoke my heart
There lingers still, though we're far apart
君のは 僕の感情を呼び起こしたキスだった
ほら まだ残っている 僕たちが遠く離れていても
「A Taste Of Honey」の映画は、観てはいないのですが、
ストーリーは、同性愛者だったジェフリー「I」男性が、ジョー「you」という妊娠している女の子と出会い、一緒に暮らす事になります。同性愛者だったジェフリーが女性のジョーを好きになっていきます。ところが、ジェフリーはジョーの母親に追い出されてしまいます。遠くからジョーを見つめながらジェフリーが「僕は君のお腹のかわいい子と君のために戻ってくるよ」を歌っているのが "A Taste Of Honey" の曲だと思います。
単語は「awake」と「bring」で違うのですが。
"A Taste Of Honey" の中にある歌詞「Yours was the kiss that awoke my heart」(君のは 僕の感情を呼び起こしたキスだった)が、
"And I Love Her" の「The kiss my lover brings. She brings to me」(僕の恋人のそのキスが呼び起こす. 彼女が僕を呼び起こす)に、似ていると思うのです。
"And I Love Her"は、"A Taste Of Honey" を歌ったポールならではの歌詞だと思いました。
[Bridge]
A love like ours
Could never die
As long as I
Have you near me
僕らのような愛は
絶対に終わるはずがない
僕がする限り
君が僕の近くにいるように
「A love like ours」(僕らのような愛は) の「ours」は、Iとsheではないと思いました。
Iとsheはこれから始まる恋愛なので、その始まったばかりの恋愛に「絶対に終わるはずがない」と終わりの話しはしないと思うのです。
「A love like ours」(僕らのような愛は) の「ours」は、Iとyouではないでしょうか。
[Verse 3]
Bright are the stars that shine
Dark is the sky
I know this love of mine
Will never die
And I love her
明るく照らすのは 輝く星
暗やみが空の時に
僕は知っている 僕のこの愛は
決して終わらないことを
だから 僕は彼女を愛すよ
「闇が空を支配している時、まっすぐ僕を照らしてくれるのは輝く星。この愛は決して終わらない事を僕は知っている。だから僕は彼女を愛すよ」
「Bright are the stars that shine. Dark is the sky」
(明るく照らすのは 輝く星, 暗やみが空の時に)の「の時に」は意訳しました。
似たようなフレーズが "Lt It Be" にあったので、それに寄せて訳しました。
"Lt It Be" [Verse 3]
And when the night is cloudy
There is still a light that shines on me
Shine until tomorrow
Let it beI wake up to the sound of music
Mother Mary comes to me
Speaking words of wisdom
Let it be
その夜が雲の多い時も
僕を照らす光はまだある
明日まで輝いてくれ
なるがままに
快い音に 目を覚ますと
母メアリーが
僕の所に来て
名言を言っている
なるがままに
"Lt It Be" を訳した時には思わなかったのですが、
「There is still a light that shines on me」(僕を照らす光はまだある) の
「a light that shines on me」(僕を照らす光)は、ジョンの比喩表現で、
"And I Love Her"に出てくる「the stars」なのかも…。
"And I Love Her" と"Lt It Be" とは繋がっているのかも
"And I Love Her" の歌詞にはありませんが、ジェーンを例えるとしたら…
「Bright are the sun that shine. Light is the sky」
(まっすぐ照らすのは輝く太陽, 明るさが空である時に)かもしれませんね。
妄想の世界ではありますが、
"And I Love Her"は、ジェーン・アッシャーに愛を伝える歌ではなく、
「ポールがこれから始まる新しい愛をジョンに報告している歌」だと思いました
"And I Love Her" イントロはジョージ・ハリスンが考え、転調はジョージ・マーチンが考え、
そういったアイデアのやり取りがあったから…ビートルズの歌はすぐれたものになったと
ポールは「THE LYRICS 」で話してくれています