初心者同志 -93ページ目

招待された家の正体。

子供のころの私は、それがまったく初対面の

見知らぬ他人であったとしても、すぐに仲良くなることができた。


最近では、友人たちとご飯を食べに行ったりすると、


「一体、どれだけ長い付き合いだと思ってるんだ!もう少し、心を開けよっ!」


なんて、酔った友人に絡まれたりするので、

それを考えると、人としては少し、退化しているのかも知れない・・・・・・。


まだ、そんな退化した大人になる前のこと。

ある日、友人たちと遠出をした先の公園で遊んでいた私は、

とつぜん、頭に銃口を突き付けられた。


それを向けていたのは、自分たちと

ほとんど年の変わらないだろう少年。


あまりにも突然のことで、凍りついたみたいに動けないでいる

私たちに向かって、その少年はニコリと笑うと、


「一緒に遊ぼうよ」


と、私たちに言って、ようやく自分の身長ほどあるような

その銃を下げたのだった。


まるで冗談のような、作り話のような、

でも、私が小学生だった当時に体験した、真実の実話。


それが、後にずっと、記憶に残ることになる一人の友人との出会いだった。


私たちには、その申し出を断る理由はなかった。


もちろん、もっていたその大きな銃にも興味があった。

実際に見せてもらったり、持たせてもらったりもした。

お互いに名前の紹介もしたけど、どちらもそんなことには興味がなくて、

すぐに忘れてしまった。


私たちは、少し離れた町内から来たのだと言うと、

その少年は興奮したように頷いていた。


やっぱりな。この辺では見ない顔だな、と思った。

じゃあさ、ウチに遊びに来る?


と、少年は私たちに向かって言った。


そうは言っても、私たちはそのとき、全員で六人という大人数で、

その場所に遊びに来ていた。


いきなりそんな人数で押しかけたら、家の人に迷惑だよな、

というくらいのことは、当時の私たちでも考えることができた。


だから、私たちは、


「遊ぶのなら、ここで遊ぼうよ」


というようなことを、言ったのだと思う。

でも、その少年は、

どうしても、自分の家に連れて行くことにこだわった。


迷惑じゃない?


そう聞いても、全然大丈夫、と答えるばかりだ。

結局、私たちはその少年のあとについて、このすぐ近くだという、

家に向かうことになった。


だけど、歩き始めてみると、近くだと言ったわりには、

歩いても歩いても着かない。


そのうち、私たちが遊んでいた公園からはすっかり離れ、

しかも近くにあった住宅地を抜けて、

人の気配が感じられないような地域にまでやってきた。


少年はといえば、まったく、それを気にする様子もなく、

細い道に入ると、少し急な斜面になっている坂道を登りはじめた。


私たちも、その時にはさすがに、不安になっていたと思う。

というのも、その坂道の先は、あきらかに山の奥へと

続いていたからだ。


ここを登るの・・・・・・?


口に出さなかったけれど、そのときは全員がそう思っていたと思う。


ただ、そのとき、私たちは大きな勘違いをしていた。


少年は、山を登ろうとしていたわけではなかったのだ。


山に入っていくのかと思われた坂道は、すぐ途絶えた。

そこから先には、何段もの階段がずっと上まで続いていた。


実は、その山のほとんどがその少年の家だったのだ。


「ここだよ」


そう言って先を歩いていく少年に、

私たちはただ、大人しく着いていくだけだった。



もう少しだけ、明日につづく。



大物狙いハンター。

深夜零時。

釣竿に手応えあり。


うりゃーーっ!


MHFss105



深夜四時。

まだ、格闘中。


そりゃーーっ!!


MHFss104




朝が来た、午前七時。

獲物、ようやく陸に近づく。


ぬりゃーーっ!


MHFss106




そして、お昼の午後零時。

ついに、死闘に決着の時がっ!


うぅ、そぅ、ぬぅ、りゃあーーっ!


MHFss107




本当は、一瞬で釣れてしまうオンラインゲーム「MHF」 の、

魚釣り。


ときには、こんな大勝負もしてみたいな、と思いつつ・・・・・・。

公園のともだち。

子供の頃は、初対面の、まったく知らない人とでも

すぐ仲良くなれることが、私にはとても自然なことだった。

小さいころは、遊びの元締めのような役割を受け持っていた私は、
その日、公園に集まった、

他に遊ぶ約束のない子供、遊び相手のいない子供をまとめて、


さあ、今日はなにをして遊ぼう?

と考えるのが、毎日の日課だったのだけど、

その中には、いつも大抵一人か二人は、
初めて顔を見るような子供も混ざっていて
、まず、


「名前はなんていうの?」


なんて聞くところから、始めたりするのが当たり間だった。

遊び場所だった公園は、

いつも私たちが占有できていたわけではないので、
ときには、使おうと思って行ってみると、

すでに他の子供たちがたくさんいて、

私たちが遊べるようなスペースなど見つからないこともあった。

そんなときは、自分たちの行動範囲を少しだけ広げて、

これまでに誰も行ったことがないような町内にまで足を伸ばして、

遊び場所を求めることもあった。


うーん、今こうして、改めて思い出してみると、

遊ぶことにかけての子供の熱意って、ホント侮れないっ!


あるときのこと。


やはり私たちは、普段使っていた公園が使えずに、

遠出をして、誰も使っていなかった公園をようやく見つけ、

そこで遊んでいた。


いつからいたのか、一人の地元の少年が

それをずっと見ていたらしい。


そのことに私たちが気づいたのは、

しばらくそこで遊んでいた私たちところに、

その少年がふいにやってきて、自分の身長ほどありそうな

巨大な銃を私の頭に突きつけたからだった。


それは、あまりにも突然のことで、
しかも、とても現実離れしているように思えて、

私をふくめ、その場にいた全員が、みんな凍りついたように

しばらく動けなかった。

それが、のちに、忘れることのできない、

一人の友達との出会いだった。


それは、夏の暑い時期がようやく終わりを見せ始めたころのこと。


夕暮れの空と、屈託のない笑顔を見せる彼の顔が、

やけに強く記憶に残った。


それから数分後には、私たちは全員、その彼と友達になっていた。



明日につづく。

世界を釣るハンター。

あまりにも前のことなので、

自分自身でも、すっかり、忘れらかけているけれど、

私が元々、このオンラインゲームの「MHF」 を始めたのは、


そこに、とても自然な世界が感じられたから、だった。


そして、その自然な世界を、現実で最も感じることができるときが、

私は、釣りをしているときだ、と思っている。


ということは、ハンター日誌の第一回に私は書いた。


で、この「MHF」の中でも、私は好んでよく釣りをするのだけど、

先日、いつものように水辺を歩いていると・・・・・・。



MHFss0102


ソロ、ソロ、ソロリ。


ほら、あそこっ!

なにか、いるでしょ!?

うーん、あれ、なんだろう・・・・・・。



MHFss0103


わー、わー、大きいぞっ。

うーむ、これは、釣ってみようじゃないか・・・・・・!



というわけで、次回、「MHF」で世界を釣るっ!




アルバイト。

学生時代、私は地方の機関誌のようなものを

配達するアルバイトをしていた。


私が住んでいた地域を中心に、週に二回、

約200部程度を配るというもので、

夕食を食べた後、いつも一人自転車に乗って、

私は配達に出かけていたんだ。


自分の住んでいた地域を中心していたとはいえ、

配達先のほとんどは、面識のない人たちの家。


だったのだけど、いつも同じ曜日、同じ時間に配達に行くせいか、

いつからか、すっかり顔を覚えられていて、

気がつくと、積極的に話しかけてもらえるようにまでなっていた。


たとえば、こんな人がいた。


一人暮らしのある老人だったのだけど、

私が配達にいくと、決まって、

必ず家の外で私のことを待っていてくれて、

「ご苦労様」、と言って受け取ると、

毎回代わりに、なぜか鉛筆を一本くれるのだ。


なぜ、鉛筆で、なぜ、一本ずつだったんだろう、と

そのときは、どうしてもわからなかったのだけど・・・・・・。


今思うと、まだまだ幼い子供が、

日もすっかり沈んだ時間に、一人、

配達のアルバイトをしている姿というのは、

地域に住む大人たちから見れば、

何かを考えさせるものだったのかも知れない。


そういえば、当時配達をしていると、

そんな顔見知りとなった人たちから、かなり頻繁に

お疲れ様」、などと声をかけられていたのを思い出した。


当時の私はそんなふうに声をかけてもらえるのが嬉しくて

笑顔で挨拶を返していたのだけど・・・・・・。


うーん、ときには、鈍感であるということが、その人に

幸せをもたらすのかもしれないなあ・・・・・・。