初心者同志 -91ページ目

ロック魂ハンター。

ギルドマスターから懇意の依頼を受け、

現在、街に向かって進んでいるという巨大なモンスターと

今、まさに対峙中の私。


ところで、そんな激戦が予想される戦いに、

私が自分の命を託す相棒として選んだのは、

まだ、一度もここで紹介していない、新しい武器。


というわけで、久しぶりに。



オンラインゲームの「MHF」 に、数多く存在する、

ハンターたちのために用意された武器たち。


そんな、数多の武器の中 から、私が選んだのが、

武器でありながら、演奏する楽器でもある、その名も「狩猟笛」だった。


そんな戦場の演奏家たる私が、最近手に入れた新しい武器というのが、



MHFss115


えーと、狩猟笛・・・・・・。

ふ、笛・・・・・・?


吹いていないですね。


い、いや、戦場の演奏家を自称する私に、これほど相応しい武器があるだろうかっ!


よし、これであの巨大なモンスターも見事倒してみせるぞっ!!



ネコのクロ。

私は昔、ネコを一匹飼っていた。


その出会いは、今思うとまるでドラマのワンシーンのようで、

小雨が降る夕暮れ時、

小さなダンボールに入れられて、心細そうに鳴いていたのを、

小学校からの帰り道だった私が見つけたのだ。


まだ、生まれたばかりのようだった。

黒と白の斑模様の子猫だった。


名前はクロ、とつけた。

他にもいくつか考えたのだけど、一つに絞ることができなくて、

だったら、ネコ自身に決めてもらおう、ということになったんだ。


何が起きているのかわからず、無邪気に

近くのものとじゃれあう子猫に、

私たち家族は、考え付いた名前を、順番に呼びかけていった。


すると、次々と名前を呼んでいく中で、

クロ、と呼んだときに、子猫は初めて反応して、

私たちのところに歩いてきたんだ。


でも、さすがに名前がクロでは、捻りがなさ過ぎるだろうと、

他の名前でも一通り呼んでみたんだけど、

なぜか反応しないんだよ!


うーん、お前は確かにクロだけど、シロでもあるじゃないか!


で、シロ!と呼んでみるのだけど、その名前には

興味がないらしくて、まったく反応を示さない。


うーむ。


他にも、ありとあらゆる、思いつくすべての名前を

呼んでみたのだけど、

やっぱり反応はまったくなくて、

それで、最後にもう一度、「クロ」と呼んでみたんだ。


すると、ネコはトコトコと私たちの膝元までやってきて、

顔を見上げると、ニゃーと鳴いた。


いったい、この平凡な名前のどこに惹かれたんだろう、

と思ったのだけど、ここまで見事に反応されてしまうと、

私たちも、無理に他の名前をつけることができなかった。


それで、その拾ってきた子猫の名前はクロになった。


クロはその後、子供を生んで母になり、

私の家で最後まで過ごした。



明日から少しだけ、そんな、平凡な名前の、

決して平凡とはいえない人生を送った、

我が家のクロの物語。



試験ハンター。

村での生活を始めて幾日。

ある日、私のハンターとしての貢献度を認めてくれた

ギルトマスターから、一つの依頼がきた。


なんでも、正体不明の巨大なモンスターが、

今、村に向かってきているのだという。


その討伐のために、選りすぐった優秀なハンターたちを

向かわせているのだけど、

その一人として、私も加わって欲しい、というんだ。


おー、そこまで言われたら仕方がないっ!

うーん、そりゃ私だって自信がないわけじゃないしなあ。


これまで、一体どれだけの凶暴なモンスターたちと戦ってきたことか!


ときには、何度となく危険な思いもしたし、

「こんなモンスターを、一体どうやって討伐するんだ!?」

なんて思うこともあったけど、それもすべて見事に潜り抜けてきた。


今だったら、どんなモンスターだって怖くないぞ、わっはっはっ。


と、思ったのだけど・・・・・・。


MHFss114


こ、こんなの、本当に倒せるの・・・・・・!?




オンラインゲーム「MHF」

この世界には、まだまだたくさんの未知のモンスターたちが

潜んでいるようだ。


音楽の趣味。

私にとって音楽とは、自転車に乗って仕事場にいくまでの間、

携帯音楽プレイヤーで聴くもの、でしかない。


それ以外の機会で音楽を聴くことは、ほとんどなくて、

当然、音楽に関する知識も浅い。


先日、実家でゲーム機Wiiを遊ぶチャンスがあった。


その中のゲームタイトルの一つ、

「フォーエバーブルー」 は、海中を自由に泳ぐことができるゲーム。


このゲームでは、後ろで流れる音楽を

自分で自由に変えられる のだと知った私は、

普段から使っている携帯プレイヤーを持ち出して、

早速、ゲームに使ってみたのだった。


このとき、改めて携帯プレイヤーに入れられている曲を

真剣に聴き返すことになって、そのとき思ったのは、

自分の好きな音楽の趣向の偏りだったんだ


以前は、それほどでもなかった気がするんだけど、

なんだか最近は、洋楽と映画のサントラばかりになってるんだよなあ。


うーん、どうしてだろう、と思ったのだけど、

よく考えると、これって絶対、父親の影響だ。


私にとって音楽の原点はレコードプレイヤーだった。

それは、父が初めてもらった給料で買ったというもので、

当然、私の時代は、すでに誰もがみんな、CDで音楽を聴いていた時代。


家に遊びにきた友達なんて、よく、オーディオセットを指差して、


これ、なんの機械なの?


と質問しだけど、私が音楽を聴く機械だよ、と答えたときより、

レコード盤を出してきたのほうが、ずっとびっくりしてた。


何それ!?一体、それ何曲入ってるの?


て、みんな言うんだけど、勿論、子供が両手でやっと

抱えような大きなレコード盤に、

入っているのはたったの一曲だ。


ちなみに、父が初めて買ったレコード盤は、

映画「ベンハー」のサントラ集。


なんでも、大好きな映画らしくて、私も子供のころに、

ぜんぜんストーリーがわからないまま、なんども見せられた映画だ。


もちろん、そのレコードも散々聴かされた。


今思うと、それって実は、とても贅沢な体験だったのかな、

とも思うのだけど・・・・・・。


でも、子供のころは、どの家庭にも一枚はあるだろう

音楽のCDを、我が家では一枚も持っていない、

というのが、恥ずかしくて、悔しかった、ということの方が、

私にはとても鮮明に記憶に残っている。


こういう体験をすると、大抵は親元を離れたあとで、

そんな鬱憤を爆発させるように、自分の趣味に一気に走りそうなのに、

今の私を見ると、それどころか、

明らかに父親の影響をどっぷりとうけている自分がいて、

なんだか、うーん、ちょっと複雑だ・・・・・・。


ちなみに、私の携帯プレイヤーに、映画「ベンハー」のサントラはっ!


・・・・・・ふぅ、よかった、入ってなかったぞ・・・・・・。




うっ、一週間後くらいには、入っているかも知れない。

戦車シーン、圧巻!




最終兵器ハンター。

「勝負の世界に絶対はない」



これって、よくきく言葉だけど、名言だと思うな。


そうだよ、やっぱり最後まで、決して諦めてはいけないんだ。


オンラインゲーム「MHF」 の世界で行われる、

ハンターたちか飼育するペットの

モンスター同士によって行われる戦い、大闘技会。


そこに出場を果たしてくるモンスターたちのほとんどは、

ハンターたちにとって自慢のモンスターたちばかりで、

当然、実力者揃い。


なので、私のペットであるフルヨなどは、

まだまだ若輩者の部類に入ってしまうことになる。


でも、だからといって、相手を見ただけで諦めることなんてないはずだ。

戦いは、最後までわからないのだから。


たとえば、大闘技会が行われる会場。


戦いの最中、ふと、砂地の地面に光っているものを見つけて

拾ってみると・・・・・・。



MHFss112

なんだろう、これ?

なにかの鍵らしいけど、うーん、一体どこに使うんだ?

て、こっちは、今、戦いの最中なんだよ、うわっ、あぶねっ!


と、突然背後からやってきたモンスターの尻尾を、

慌てて地面を転がりながら避けた私の目の前に、

ちょっと気になる障害物。


基本的に闘技場には、仕切られたフェンスの中には、

土のグラウンドがあるだけで、他にはなにもないのだけど、

唯一例外なのが、その中心にある円柱のオブジェ。


これ、前からなんの為にあるんだろう、と少し

気になってたんだよなあ。


と見てみると、そこに、なにやら差込めそうな穴がある。


私のすぐ後ろでは、いままさにモンスターとモンスターが、

噛みつきあい、なぎ倒しあいの激闘の真っ最中!


考える時間などなくて、私はさっき拾った鍵を、

思い切ってその穴に向かって差込んでみた。


その瞬間!



MHFss113


うーむ・・・・・・。


勝負の世界には「やりすぎ」、という言葉もないのだろうか。


ああ、あって欲しいなあ・・・・・・。