公園のともだち。 | 初心者同志

公園のともだち。

子供の頃は、初対面の、まったく知らない人とでも

すぐ仲良くなれることが、私にはとても自然なことだった。

小さいころは、遊びの元締めのような役割を受け持っていた私は、
その日、公園に集まった、

他に遊ぶ約束のない子供、遊び相手のいない子供をまとめて、


さあ、今日はなにをして遊ぼう?

と考えるのが、毎日の日課だったのだけど、

その中には、いつも大抵一人か二人は、
初めて顔を見るような子供も混ざっていて
、まず、


「名前はなんていうの?」


なんて聞くところから、始めたりするのが当たり間だった。

遊び場所だった公園は、

いつも私たちが占有できていたわけではないので、
ときには、使おうと思って行ってみると、

すでに他の子供たちがたくさんいて、

私たちが遊べるようなスペースなど見つからないこともあった。

そんなときは、自分たちの行動範囲を少しだけ広げて、

これまでに誰も行ったことがないような町内にまで足を伸ばして、

遊び場所を求めることもあった。


うーん、今こうして、改めて思い出してみると、

遊ぶことにかけての子供の熱意って、ホント侮れないっ!


あるときのこと。


やはり私たちは、普段使っていた公園が使えずに、

遠出をして、誰も使っていなかった公園をようやく見つけ、

そこで遊んでいた。


いつからいたのか、一人の地元の少年が

それをずっと見ていたらしい。


そのことに私たちが気づいたのは、

しばらくそこで遊んでいた私たちところに、

その少年がふいにやってきて、自分の身長ほどありそうな

巨大な銃を私の頭に突きつけたからだった。


それは、あまりにも突然のことで、
しかも、とても現実離れしているように思えて、

私をふくめ、その場にいた全員が、みんな凍りついたように

しばらく動けなかった。

それが、のちに、忘れることのできない、

一人の友達との出会いだった。


それは、夏の暑い時期がようやく終わりを見せ始めたころのこと。


夕暮れの空と、屈託のない笑顔を見せる彼の顔が、

やけに強く記憶に残った。


それから数分後には、私たちは全員、その彼と友達になっていた。



明日につづく。