旅の記録-ヨーロッパ・アジアめぐり -2ページ目

美しき地中海、ニースの天使

 とりあえず空港からのバスから降りたものの、現在地が良く分からんので地図は役に立たない。とにかくランドマークを探そうと、荷物を引きずりながらさまよい歩く。南仏の日差しがまぶしく、汗がポタポタと落ちる。その汗がメガネのレンズにまとわりついて、非常にうっとうしい。
 ようやく、地図にある広場を見つけ、そこからYHを目指す。大通りが工事中で、通路が非常に狭い。それなのに、大勢の人が通るので歩きづらい。途中、正座して物乞いをしている10歳くらいの女の子に遭遇する。ここでの稼ぎはどこへ行くのだろうか。
 迷いつつも、路上の地図を頼りにYHを発見、チェックイン。とても陽気なレセプションだ。鍵はカードキーで、設備もとても綺麗。ここは当たりだ。そう思ってトイレをチェックすると、なぜか便座がない。どのトイレにもない。これが普通なのだろうか。

 明日のチケットを購入するために、鉄道駅に向かう。ところが窓口はみんな閉まっている。唯一、開いていたインフォメーションで聞くと、明日にならなければ買えないらしい。何じゃそりゃ。
 購入は無理なので、とりあえず、地中海を見に行こうと思う。駅から海までは、歩いて30分くらいはある。ニースは、駅周辺と海岸周辺に観光者用の施設が多く、中間や山の方に生活空間がある。途中、信号が面白いと思ったので写真に撮って見ました。

旅の記録-ヨーロッパ・アジアめぐり-歩行者用信号
 まあ、普通の歩行者用信号ですよね。渡っていいよー。じゃあ、こっちは?

旅の記録-ヨーロッパ・アジアめぐり-歩行者用信号
 走って渡れー。急がないと、ひかれちゃうぜー。本当かどうかは知りません。なぜ2種類あるんだろう?
 細い路地を抜けると、そこは地中海だった。

旅の記録-ヨーロッパ・アジアめぐり-天使の湾
 綺麗です。思わずため息が出ます。空の蒼と海の青がとけて、まじりあっていくようです。天使の湾。海岸に座って、しばらくボーっとしていました。


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トラブルは無事に回避、予定通りニースに到着

 全員が空港施設内から一斉避難させられ外で待ちぼうけ。だが、しばらくすると、セキュリティー関連の人、続いて空港職員が戻り始める。結局なんでもなかったようだ。よかった。これで無事行ける。いたずらか何かに対する怒りなどは微塵もわかず、とりあえず旅行を継続できる喜びしかない。

 今回は、大きな荷物はチェックインさせる。キャリーバックに寝袋の入ったネットを括りつけ、無理やりチェックイン。出国審査もなく、搭乗時間を待つ。その間、余ったポンドをサンドイッチとコーヒーに変換させました。
 Easy Jetは、タラップまで地面を歩いていく。政府専用機から降りてくる政府関係者の映像のように。足の悪い人は段差が多いから大変だろうな。早くから並んでいたので、座席は一番前。この飛行機は自由席なのです。ちなみに、機内サービスは有料。空飛ぶ電車と考えた方がよい。その代わり、運賃は非常に安い。5000円くらいで飛べます。
 飛行機は少し小さいものの、なかなか快適。ドーヴァー海峡を渡り、フランスに侵入。下を見ると、広大な地面の上に、点々と街があって、そこから道が放射状に伸びている。日本には、このような構造を実感できるところは少ない。少しでも空きがあれば、そこに家が立ってしまうだろうし、もしくは、山があって家が建てられないから。

 ニースに到着。入国審査は、審査官がブツブツとつぶやいただけで終了。フランス語で畳み掛けられたらどうしよう、と思っていたけれど、そんなことはなかった。
 あとは預けた荷物がきちんと帰ってくるかが不安。じりじりと荷物が出てくるのを待つ。ようやく出てきてホッとするのもつかの間、何か様子がおかしい。カバンと寝袋がバラバラになっている。それらをつないでいたはずのベルトは見つからない。まあ、重要なものはきちんと来たので諦めよう。(後から思いついたのであるが、おそらくはセキュリティーチェックのときにバラバラにされたのだろう。)
 空港内のATMでEURを引き出す。空港から市内までの公共交通は、バスのみ。路線が分からないので、売り場の人に聞いて購入。メルシー。しかし、バスに乗ったのは良いものの、どこで降りればよいのかが分からない。降りようと思っていた地点で降りそこなって、結局、終点まで行ってしまった!


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ロンドン、ルートン空港への道

 ロンドンを出発し、フランスのニースまで向かいます。英仏海峡トンネルを通ってフランスに行くことも検討したのだけれど、鉄道料金がかなり高かったので、格安航空会社の飛行機を使って、一気に地中海まで飛ぶことにしました。寒くて暗い場所から暖かくて明るい場所へゴーです。

 午前8時45分までにベーカー通りに行かなければならないので、早めに朝食を取る。いつものように食べていたら、父娘の二人組が入ってくる。昨日も見かけたけれど、仲良さそうにお父さんが娘にご飯を食べさせている。子育ては母親だけの仕事ではないということを実践している姿。楽しそうだなあ。こういうYHにも、スーツを着た紳士が泊まっていたりする。経費削減だろうか。

 荷物が上手くまとまらず悪戦苦闘しながら、昨日確認しておいたベーカー通りのバス停へ向かう。ほぼ定刻通りにバス?は来た。このバス?は、Easy Jetに乗る人を空港まで送るもので、予約しておけば、1.00GBPで乗れる。ところが来たのは、Easy Busとロゴの入ったオレンジ色のワゴン車。まあ、着けば良いのですが、想像していたものとは全く違っていました。

 定刻より10分ほど早くLuton空港に到着。バス、とばしたもんなあ。ロンドンには国際空港が5個あり、ルートン空港はその1つ。Easy Jetのニース行きはこの空港から飛び立つのです。
 チェックインの仕方が良く分からなくて、右往左往する。初めに並んだカウンターの人は、Nice行きだと言ったら、違うところへ行けといって、追い払われた。ところが、インフォメーションのお姉さんが言うには、anyだと。さっきの人には意地悪されたのだろうか。
 ともかく、別のカウンター前に並び直して自分の順番を待つ。ようやく自分の順番が来たとき、突然警報が鳴る。ビー、ビー。良く分からないのでチェックインをしようとすると、カウンターのお姉さんが真剣な顔で何か言ってくる。”Fire Alert !” 意味が良く分からない。もう一度言われる。”Fire Alert !” …火災警報ですか!
 空港職員も含めて全員が一斉避難する。なるべく建物から離れるように言われるので、駐車場一面に、人がぞろぞろと移動していく。ああ、こんなに人がいっぱいいたんだなあ…。
 ありえませんよ!旅行序盤でなぜこんな目に会うのでしょうか。ただでさえ旅行に慣れていなくてドキドキしているのに、こんなイレギュラーを発生させないで欲しい。ああ、神よ、あなたは私を見放し給うたのですか?


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ソールズベリー大聖堂

 ストーンヘンジに行った帰りに、ソールズベリー大聖堂によって行くことにする。

旅の記録-ヨーロッパ・アジアめぐり-ソールズベリー大聖堂
 内部は、厳粛な雰囲気が漂っていて、祈りの場としてふさわしいと感じた。その雰囲気にひたるため、しばし椅子に座る。
旅の記録-ヨーロッパ・アジアめぐり-ソールズベリー大聖堂
 中では、おそらく、ミサの曲の練習が行われていた。ちょっとしたオーケストラ。人も大勢いたし、きっと何かが行われるのだろう。

 帰りの電車の時間が近づいているので、急いで駅に向かう。

旅の記録-ヨーロッパ・アジアめぐり-ソールズベリー
 静かで人も少ないが、よく整備されている街だ。急いで駅に行ったにもかかわらず、帰りの電車は30分ほど遅れる。

 再びロンドンへと戻ってきました。Waterlooでマックのハンバーガーを買って食事とする。日本にいる時は、ファーストフードが食事なんてことはまずないんだけど…。
 YHに行ってチェックイン。今度は忘れずに学割にしてもらう。鍵をもらって部屋に行くが、扉を開けて愕然とする。女の子が3人いる!部屋を間違えたと思い、あわてて外へ。確認するが、間違っていない。もう一度中に入って、挨拶をする。
 6人部屋で、女の子5人に僕1人。いくらMixed roomとはいえ、有り得ないでしょう!非常にいづらい。目のやり場に困る。頼みますから、普通にタオルを巻いてシャワーから戻ってきたり、目の前で着替え始めたり、パンツを干したりしないで下さい。本当に、お願いですから。
 部屋の中のコンセントが壊れていたので、仕方なく、廊下で充電をする。不審人物っぽい。まるで、のぞきにでもなった気分だ。
 彼女達のいない間に寝てしまうのが最良の対策だと思う。おやすみなさい。ああ、明日もこの部屋なのか。

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ソールズベリーにストーンヘンジを見に行こう (2)

 ソールズベリーの鉄道駅に到着。駅からストーンヘンジまではバスで行ける。駅に着くと、多くの人が事務所に駆け込むので、その人達の後についていく。バスのチケット売り場だった。すぐにバスが出発してしまうので、列に並んで購入し、バスへ乗り込む。こんな状況でも、販売員はマイペースだ。
 荷物を置いていきたいが、時間が無いのでロッカーを探すこともできない。まさか、こんなに荷物を持ってストーンヘンジに行くことになるとは。致し方なし。
 ストーンヘンジは、本当に何も無い草原の真ん中にある。

旅の記録-ヨーロッパ・アジアめぐり-ストーンヘンジ
 突然、降ってわいたとしか思えないほど異様な光景であるにもかかわらず、周囲に溶け込んでしまって自然に思わせるところが恐ろしい。伝説では、魔術師マーリンが持ってきたとか、持ってこさせてといわれているらしい。

旅の記録-ヨーロッパ・アジアめぐり-ストーンヘンジ
 かつては、丘の向こうの街に至る参道があったらしいので、誰かが何かの目的で作らせたのは間違いないと思うのだが、保護されるまでに、多くの好事家によって石が持ち去られたらしく、本当の形がどのようなものだったのか、今となっては知るすべが無いらしい。一体、全景はどのようなものだったのだろうか。
 帰りのバスを待っていると、家族連れで来ていた、小さな男の子とお母さんが目の前で遊びだした。子供が走り回るのと一緒になって、お母さんも同じ目線でピョンピョン跳びはねている。愛情いっぱいだなあ。


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ソールズベリーにストーンヘンジを見に行こう (1)

 朝食は基本的に無料。でも、目玉焼きやスープなど、温かいものを食べたい場合には、追加料金が必要になる。美味しいよりもカロリー摂取を目的とする以上、暖かいものを食べる便益は追加費用を下回るので、今朝のご飯はシリアルとミルクの朝食。ああ、タダで飲めるホットチョコが美味しい。

 宿を出発して鉄道駅に到着。しかし、日曜日のためか、まだインフォメーションが開いていない。
 とりあえず、Salisburyまでのチケットを購入。でも、どの電車に乗れば良いのか分からない。日本のように路線図が分かりやすく書かれていないし、同じホームにまったく違う方向の電車が入ってきたりするので、適当に乗ると思いもよらない場所に連れて行かれる可能性がある。
 インフォメーションで聞こうと思い並んで待っていたのだが、ようやく開店したと思ったのも束の間、前の人の相談事がすごく長くなかなか列が進まない。こんな所で待ちぼうけして時間を浪費するのもあほらしいので、何とか路線図から行き先を読み取って出かけることにする。ゴー、ゴー、とにかく進め!
 駅の時刻表を見る限り、次の電車は午後2時まで走らないように思える。絶望的な気分。でも、幾らなんでもそこまで電車が走らないとも思えない。手持ちのトーマスクック時刻表を取り出し見ると、そこでは1時間に1本くらいのペースで電車が走っていることになっている。やっぱりね。そう思っていたら、アナウンスでソールズベリーの名前が出てきた。勇気100倍、荷物を持ち急いでホームへ向かい、電車に乗り込みました。

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ロンドン出立、古代ローマの名残ある街バースへ(2)

 教会を見た後は、観光客が最も多いローマンバスを見学に行く。これは、石を積み上げてつくったローマ式のサウナのことでもあり、遺跡の名前でもある。(これは今後旅する各地で見かけることになる。)ドーバー海峡を渡ったブリテン島にまで、古代ローマの名残である遺跡があるという事実を目にして、如何に古代ローマが大きな国だったのかということを実感することができる。飛行機も通信機もない時代に、よくぞローマから統制を効かすことができていたものだ。当時は温泉が神聖視されていたのか、神殿のような扱いを受けていたらしい。(という説明が書かれていたが、あとから塩野七生の「ローマ人の物語」を読むと、ローマ人にとってお風呂とは娯楽手段であり公衆衛生を維持するための実用的手段であったようだから、ローマの支配下から脱した後に神聖化が行われたのかもしれない。)

旅の記録-ヨーロッパ・アジアめぐり-ローマンバス
 坂を上って街の中心地から外れの方に進むと、ロイヤルクレセントと呼ばれる円弧状の建物がある。道路はアスファルト舗装ではなく石畳なのだが、これは慣れないとかなり歩きづらい。キャリーバックを転がすのも難しく、簡単に軸がぶれてコケる。
 昨日も思ったことだが、イングランドの建物は直線的なデザインのものが多い気がする。きっちり正確に建てた、と言うか。あまり凹凸が無く、面白みが無いのが逆に面白く感じられる。この街では、その中に黄色っぽい石を用いた曲線的な建物が混じっていて、独特の雰囲気をかもし出している。このようなイングランドの田舎の景色が見れただけでも、わざわざ来てよかったと思う。

旅の記録-ヨーロッパ・アジアめぐり-ロイヤルクレセント
 しかし、期待していたロイヤルクレセントは大したことは無いと感じた。普通のマンションが丸まっている程度にしか見えない。高級ホテルも入っているようだが、わざわざここに泊まる意味は何なのだろうか。ヨーロッパ人は何かここにノスタルジーを感じるのかもしれない。

旅の記録-ヨーロッパ・アジアめぐり-バース
 もっとも、本当は前にある草原の中から見るのが良いのだろうが、私有地らしく、入れなかった。ここでは、コンチキツアー(現地集合解散のツアー)らしい集団に遭遇した。楽しそうだなあ。僕も英語が話せれば、参加することを考慮するのに。

 宿に帰る。ここでは、ランドリーを利用してきちんと洗濯。シャワーも広くて使いやすい。難点は、セキュリティーが厳しく、ドミトリーに通ずる扉が、レセプションで管理されていること。人がいないときには通りにくく、不便だ。
 洗濯終了後、ご飯を食べようと外に出かける。しかし、週末のせいか、閉まっていたり、人がいっぱいだったりして、なかなか入れるところが見つからない。歩いているうちに、若者の酔っ払いや子供の集団に絡まれる。週末で陽気になっているせいだろうか。それとも、僕の格好がおかしいのか。広場のようなところで、小さな子供たちが駆け回り、その周辺でお母さん達が井戸端会議をしていた。どこの国でも、やることは同じだなあ。多少住む国が違ったとしても、本質的には、人間が生活しているという意味で、日本と大して変わらないのかもしれない。
 結局、どこのお店にも入れず、持っていた食料を食べてごまかす。屈辱的だ。


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ロンドン出立、古代ローマの名残ある街バースへ(1)

 ロンドンばかり見ていても何なので、日程と見合いで、ロンドンから比較的近郊の街、バースに行ってみることにする。そうと決まればさっさと移動したいので朝食開始時間ちょうどに食堂に行ったのだが、残念なことにまだ朝食の準備ができていない。椅子をテーブルから下ろしたりお手伝いをしながら準備が済むのを待っていたのだが、職員だと間違えられたのか、宿泊客にトイレの場所を聞かれてしまった。うろ覚えで答えたが、ちゃんとトイレにたどり着けたのだろうか。

 最寄の地下鉄駅からPaddingtonへと移動。そこからは電車でBathを目指すことになる。しかし、地下鉄の1ゾーン片道料金が£2.00はどう考えても高すぎると思う。ゾーン制は乗換えが多い場合にはお得感があるが、わずかな距離しか乗らないときはすごく損をした気分になる。
 バースはイングランド中部の街。温泉があって、古代ローマの時代には一種の巡礼地になっていたらしい。しかし、電車の旅は良い。ゆったりとした気持ちになる。1時間ちょっとで目的地へ。

旅の記録-ヨーロッパ・アジアめぐり
 バースはあいにくの曇り空。時々雨もぱらつく。宿泊するYHは、坂を上った奥まったところにあった。静かで良い感じ。玄関の前には桜のような花が咲いていた。

旅の記録-ヨーロッパ・アジアめぐり
 街の中の教会を見学する。バース・アビーというらしい。中はひんやりとしていて、外からステンドグラスを通して差し込む光が美しい。

旅の記録-ヨーロッパ・アジアめぐり
 日本語のパンフレットまで置いてあるのには驚いた。よほど観光客が来るのだろう。


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ロンドンの宿泊先

 ひとまずロンドン市内の観光もしたので、明日以降の生活も考えてYHに帰って洗濯をすることにする。ランドリーの場所を聞こうと思いフロントに行くが、若いお兄さんたちが楽しそうに話し込んでいるので、そこに割り込むことができない。良く知らない言葉で自然に人の会話に割り込むのは難しい。結局、シャワーを浴びながらそこで洗濯することにする。情けなくて涙が出てきそう…(出ないけど)。
 洗いは終わり洗濯物を絞っている途中で、突然シャワー室の扉が激しくノックされる。”Who is it?”とっさに答えられず、あわてて洗濯物を絞り、シャワー室から飛び出すと、扉の外には、昨日フロントに現れた男の人がタオル一枚巻いただけの姿で立っていた。空いているかどうかも確かめず、なんと気の早いことだろう。急いで彼に場所を譲り、部屋へと帰る。
 ここは本当にシャワーの数が少なすぎる。この場所が「地球の歩き方」に紹介されていない理由をはっきりと理解した瞬間だった。

 先ほどあわてて洗濯物の水分を無理やり絞ったので、手のひらの皮をすりむいてしまった。右手の中指の付け根が、丸く擦りむけている。鞄を漁り、持ってきた絆創膏で応急処置をする。こんなに早く絆創膏を使うことになるとは。念のためくらいの気持ちだったのに、十分と役に立ってくれた。
 わが身にこれだけの犠牲を払っても洗濯物は湿ったままなので、誰も部屋にいないことを良いことに、ベッドの手すりやら様々な所に洗濯物を干しまくる。気のせいか、部屋の湿度がかなり高まったような…。(実際、寝苦しかった。自業自得とも言える。)

 他の宿泊客が帰ってくる前に洗濯物の処理も終わったので、外に晩御飯を食べに行く。疲れが足に来ているので、栄養補給をしなければ明日も観光をすることができなくなってしまう。ところで、ロンドンの歩行者のほとんどは信号無視をする。きちんと車が間に合わないのを見切ってからだが、赤信号でも平気で渡る。車も、横断歩道の近くではかなり慎重に走る。いつ歩行者が出てきてもよいように。これを見ると、日本の人は信号を過信しすぎているなあと感じる。どちらが良いとは言い切れないけれども。
 喫茶店のような店で、ローストチキンセットを食べる。食べられる味だけれど、ただ単純に焼いたと言う以上ではない。ところで、精算て、なんて言えば良いのだろう。電子辞書で調べる。代金をきっちりと渡したら、”Perfect !”と微笑まれてしまった。照れる。
 部屋に帰ると、まだ誰も帰ってきていなかった。洗濯物を移しかえ、電気をつけたまま寝る。おやすみ。


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ロンドン市内をめぐる (3) 大英博物館

 セントポール大聖堂に行こうと思ったが、既に時間は午後4時近く。午後4時には閉まってしまうらしいので、またの機会に行くことにする。まあ、まだチャンスはあるからね。では、他に行く先は、ということで、ロンドンといえばココ、大英博物館に行くことにする。なにせ入場無料だから、何度でも行けるのが嬉しい。何日いても見飽きることはないとも言うし。
 駅から少し距離があったが、観光客の群れを追っていったら、無事に到着。

旅の記録-ヨーロッパ・アジアめぐり
 何はともあれ、これは外せない。憧れのロゼッタストーンを見る。

旅の記録-ヨーロッパ・アジアめぐり
 この石によって、過去の人々の知識が現代にまで届いたと思うと、非常に感慨深いものがある。彼らは意識せずに残したにしても、その石に刻むという努力と、そこまでして歴史を伝えたいという願望のおかげで、当時の生活を知ることができるのだ。ああ、なんというロマン。この歴史の蓄積を無駄にしないように生きなければならないだろう。

旅の記録-ヨーロッパ・アジアめぐり
 大英博物館の収蔵品には、戦争略奪品という汚名が付きまとうことは知っている。だが、無料で、誰もが自由に見ることができるように展示していることに対しては、敬意を払う価値があるだろう。どっかの金持ちが自分だけ楽しむために隠し持っていることに比べたら、遥かに人類全体のためになっている。一体、この博物館の維持費はどこから出ているのだろうか。ヨーロッパと言えばトイレが有料であることで有名だが、ここのトイレは無料で、しかも、とても綺麗だった。

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