5月1日は「鈴蘭の日」♪
<一茎の鈴蘭が幸運をもたらす>と
フランスで制定されたのは
なんと1560年代、シャルル9世のころ、とか。
たいせつな人に贈る、大切な花。
いまも続いているのでしょうか?
『パリ旅情』は高田三郎作曲の8曲からなる連作歌曲で、
詩は深尾須磨子。深尾はフランスに暮らされて。
「すずらんの祭」は終曲、
「五月一日
きょうはすずらんの祭です」で始まり、
リフレインされます。
このブログにいらした、あなたに鈴蘭を♪
この朔太郎さんもビックリ。
広瀬川の欄干に<詩>が干されています!?
一行づつ増殖して川も街も変貌してゆく、と。
萩原朔美さんのエッセイを、どうぞ。
【萩原朔美の前橋航海日誌Vol.35】「河の表情が街の文化」|前橋発、新しい風 「めぶく」街 。前橋の様々な話題を取り扱う前橋新聞-mebukuです。
北村薫『不思議な時計 本の小説』新潮社 2024年刊
『水 本の小説』に続く北村薫の紡ぐ<ものがたり>
不思議な島
島から星へ
星からブランデー
ブランデーから授業
授業から映画
映画から手品
手品から蜂
蜂から時計
不思議な時計
この9篇の連作、タイトルからもお分りのように
本との出会い、次から次へと連ねられ、
その謎は謎を呼び、追い求めてゆくごとに広がってゆき、
それをたどっているうちに、
知らぬ間に異界へ連れてゆかれる・・・
そのはるけきこと。
「映画、詩歌、演劇、父との思い出。
萩原朔太郎『猫町』とジャン・コクトー、
江戸川乱歩「パノラマ島奇談」と美術館のパノラマ。
塚本邦雄生誕百年、
シェークスピア劇での松たか子、大竹しのぶの慧眼……」
と紹介されて。
前橋文学館がたっぷりと登場!?
江戸川乱歩と萩原朔太郎では「パノラマ ジオラマ グロテスク」
朔太郎が乱歩の土蔵を訪ねた、
それを孫のお二人の再現した写真から始まる図録のこと、
平井憲太郎(乱歩孫)×萩原朔美(朔太郎孫)のマゴマゴ対談のこと、
第51回朔太郎忌での北村薫×松村寿輝のトークなどなど
参加したイベントが目白押し♪
この題名になっている「不思議な時計」は
「宮さん、宮さん」と鳴る朔太郎の時計をめぐってのこと。
鍾愛の歌人「塚本邦雄の生誕百年」もうれしい。
装画・挿画は大野隆司。
あたたかな猫が出迎えてくれます♪
「月球儀」は山本掌の個人俳誌。
この5号に
映画「プッチーニに挑む 岡村喬生のオペラ人生」の
飯塚俊男監督に稿をいただいた。
題して「オペラドキュメンタリーという試み」
オペラ歌手岡村喬生との出会い、
銀座東劇で初公開、
オペラドキュメンタリーを成立させるために、からなる。
◆飯塚俊男 プロフィール
1947年、前橋生まれ。東北大在学中の1969年より、
小川伸介の小川プロダクションで「三里塚」シリーズを製作。
1991年、『映画の都 山形国際ドキュメンタリー映画祭'89』で映画監督デビュー。
独立した1993年に『小さな羽音 チョウセンアカシジミ蝶の舞う里』を監督。
この作で文化庁優秀映画作品賞を受賞。
1994年、製作会社のアムールを設立する。
<飯塚俊男監督特集>
「プッチーニに挑む 岡村喬夫のオペラ人生」2012年制作
エネルギッシュな岡村喬夫さんの
オペラ「蝶々夫人」にかける真摯な情熱にうたれる。
「蝶々夫人」にある日本・日本人を正したい、と催した
シンポジウムにはドナルド・キーン氏、立花隆氏。
お顔、発言などなど懐かしいこと。
そして、イタリア公演に歌手&スタッフと乗り込む、が・・・
予告編はこちら
プッチーニに挑む 岡村喬生のオペラ人生 : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)
ナレーションは倍賞千恵子。
時をおいて同じ作品を観る、
なんて新鮮な感動を受けるのでしょう。
この映画の上映&岡村喬生コンサートの
深々としたバスの声が響いてきます。
◆岡村喬生(おかむらたかお 1931年 10月25日 - 2021年 1月6日 )
早稲田大学在学中、声の大きさが注目されてグリークラブへ。
NHK招聘の第2次イタリア歌劇団公演で唯一の日本人ソリストとして
マリオ・デル・モナコやティト・ゴッビと共演。
1959年、政府給費留学生としてイタリアに留学。
1960年イタリアのヴィオッティ国際音楽コンクール声楽部門で金賞、
フランスのトゥールーズ国際声楽コンクールで優勝した。
1966年のオーストリアのリンツ市立歌劇場、西ドイツのキール、ケルン歌劇場の専属バス。
ヨーロッパ各地でバスとして活躍した。
1979年に日本へ帰国。オペラ、執筆、講演会、テレビ番組の司会、
ドラマ、映画などで活躍し、CD、「ひげのおたまじゃくし」を出版。
年末のお愉しみ、昨年、202312月31日
ヨハン・シュトラウスの人気オペレッタ「こうもり Die Fledermaus」。
演出はバリー・コスキー、オペレッタを得意としています。
もうもう、極上の、はじけっぷり♪
歌も、踊りも、むろん演技も、
こんなに楽しい舞台もなかなかあるものではありません。
演出ではジェンダー、ウィーン、ブルジョアへの風刺とか。
オルロフスキー公爵はドラッグ・クイーン(?)でしょうか。
本来はメゾソプラノのズボン役ですが、
今回はカウンターテナー。
異彩を放って存在感たっぷり。
そうそう、この舞踏会のお客さまたちも
女性がスパンコールの髭をつけたり、
なにしろ極彩色、派手派手、キラキラ。
刑務所長フランク、一幕では禿頭の厳格そうな官服、
二幕では鬘をつけ、
三幕ではストリッパーの様なスパンコールの下着姿にハイヒール。
アイゼンシュタインも燕尾服から
三幕では露出度の高いスパンコールのトランクスに頭に被り物。
フロッシュにいたってはなんと6人!
通常の 「語り1人」、
「タップダンス&ボディパーカッション1人」抜群にうまい!
と 「4人のダンサー」 の6人
舞台美術、一幕の街並みは書割でしょうか。
その室内のベットや椅子が
あざやかな紫やピンクを使い、しかもシック。
二幕のオルロフスキーのパーティ会場はお客様たちを引き立てるように
盛り上がってきたときには
シャンデリアが何基も吊り下げられて。
三幕、刑務所長フランクの部屋は工事現場の「足場」のような鉄骨。
そこにパーティーのイブニングドレスや
ストリッパーのようなラメラメ姿のフランクがいるのは
なかなかシュール(笑)。
歌手たちはもうもう達者、
その歌、その身のこなし、いうことありません。
ロザリンデのダムラウが素晴らしい! 艶やかで、華やか、その歌も演技もさすが。
アデーレのコンラディ、小間使いの姿がかわいい。
アイゼンシュタインはバリトンのニグルで。なんて、軽妙なこと。
フランクのヴィンクラーには驚愕!?
一幕のお堅い刑務所長らしい演技と身なり、二幕のヘンなフランス語、三幕のストリッパー(?)
オルロフスキー公爵にカウンターテノール(通常はmez)のワッツ。
そうでした、舞踏会のメンバーもどちらが男性か女性かわからないようになっていました。
アルフレードのパニカーは伸びのある声。
テノールの有名どころのアリアの引用もたっぷりで、歌で女性をめろめろに。
ファルケ博士のブリュックはこのオペレッタのなかで渋く、落ち着きがあってよかった。
指揮は音楽総監督のユロフスキ。
いいんです、この方、
序曲から軽快なこと、ヨハン・シュトラウスの音楽に引き込まれて♪
オフィシャル動画
<出 演>
アイゼンシュタイン:ゲオルク・ニグル [Georg Nigl]
ロザリンデ:ディアナ・ダムラウ [Diana Damrau]
フランク:マルティン・ヴィンクラー [Martin Winkler]
オルロフスキー公爵:アンドリュー・ワッツ [Andrew Watts]
アルフレード:ショーン・パニカー [Sean Panikkar]
ファルケ博士:マルクス・ブリュック [Markus Brück]
アデーレ:カタリナ・コンラディ [Katharina Konradi]
フロッシュ (台詞のみ):今回6人
<合 唱> バイエルン国立歌劇場合唱団
<管弦楽> バイエルン国立歌劇場管弦楽団
<指 揮> ウラディーミル・ユロフスキ [Vladimir Jurowski]
<演 出> バリー・コスキー [Barrie Kosky]
収録:2023年12月28・31日 バイエルン国立歌劇場(ドイツ)