「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ -302ページ目

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少女期は流砂枯桑とねむれる           掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆枯桑・桑枯れる

養蚕地では、

 

枝を括られた枯桑の畑が広がる。



冬の季語。


かつて、前橋駅の南側はいちめんの桑畑。


いまは面影もありませんが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆきゆきてなおゆきゆくや白道             掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆白道・はくどう/びゃくどう

1白道(はくどう)とは、

 

天球上における月の見かけの通り道(大円)のこと。


 

2.白道(びゃくどう)は、二河白道(にがびゃくどう)の略。

 

浄土宗などで、火の河(怒りを表す)と

 

水の河(貪欲を表す)の間にある、

 

極楽浄土に通じる白い道とされ、

 

極楽往生を願う信心にたとえられる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しれしれと男身勝手水仙花                 掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆水仙・水仙花(すいせんか)・喇叭水仙


 房咲(ふさざき)水仙・口紅水仙



ヒガンバナ科の多年草。


野生、あるいは花壇などで栽培される。

冬から春にかけて、花茎の先端に、


白い六片の中央に黄色い花冠のある花を開く。

花は清楚で芳香がある。



冬の季語。

黄水仙は<春>の季語。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつも散歩に行く公園に、

ひとむら二叢と水仙が咲いています。

この寒空にすっくと立つ、その姿は凛として。

香りたつ。

 

 

 

 

 

 





◆水仙

ヒガンバナ科。
学名はNarcissus(ナルキッサス、ナルシサス)
   ギリシャ神話の美少年の名前にちなむ。
 
・開花時期は、12/15 ~ 翌 4/20頃。
 早咲きは正月前にすでに咲き出している。

・地中海沿岸原産。
 平安末期に中国から渡来。


・漢名の「水仙」を音読みして「すいせん」に。
 漢名は「仙人は、天にあるを天仙、
 地にあるを地仙、水にあるを水仙」という中国の古典から。
 

雪の中でも春の訪れを告げるので。
「雪中花(せっちゅうか)」という別名も。

                   (解説&画像「季節の花」より)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蜷川幸雄演出「ハムレット」を録画で観る。

蜷川幸雄、平幹二郎の追悼の公演になってしまった。



ハムレットは藤原竜也。

その憂愁、その狂気、その内省、

三時間あまりの長丁場の緊張感、テンションの高さ。

<生命(いのち)>がほとばしる。


平幹二郎、その重厚なたたずまい、

つぶだって、うつくしく、朗々とした台詞。


オフィーリア・満島 ひかりの清楚な姿態、

狂ってからの歌声のなんと哀切なことか。


ひさびさの芝居の醍醐味をあじわった公演。


公演DVDの予告編
  https://www.youtube.com/watch?v=ufN6G2Pger4



◆「ハムレット」

演出・芸術監督/蜷川 幸雄
演出補/井上 尊晶



作/W.シェイクスピア
翻訳/河合 祥一郎
美術/朝倉 摂、中越 司
舞台監督/小林 清隆

 

 

 

 

 

 

 


ハムレット/藤原 竜也

オフィーリア/満島 ひかり

レアーティーズ/満島 真之介

ホレイシオ/横田 栄司

フォーティンブラス/内田 健司

ポローニアス/たかお 鷹

ガートルード/鳳 蘭

クローディアス/平 幹二朗

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  •  

 

 

 

 

 

 

 

 

玉三郎「阿古屋」をシネマ歌舞伎で観る。


琴・三味線・胡弓の三曲を演奏し、

現在では玉三郎一人が上演できる演目。

歌舞伎座でも、DVDで観ているけれど

<現在>の玉三郎がどのように

「阿古屋」を演じるか、とても愉しみ。


今回の映画では編集、監督も玉三郎が勤めている。



◆玉三郎が語る「阿古屋」
   http://www.kabuki-bito.jp/news/3665

 

 

 


 

 



◆阿古屋公式ホームページより(なかほどに予告動画)

http://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/lineup/33/

「阿古屋」は通称「琴責め」とも言われ、

琴・三味線・胡弓の三曲を阿古屋自ら演奏する

という趣向が眼目の演目です。

3つの楽器の弾き分けをはじめ、傾城の気品や色気、

景清を想う心理描写も表現しなければならず、

女方屈指の大役と言われる阿古屋。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 

  •  

 

 

 

 

 

 

 

 

藝大生による木曜コンサート「声楽」

「石桁真礼生の歌曲」コンサートが

1月19日(木)に台東区生涯学習センター 

ミレニアムホールで行なわれた。

旧奏楽堂が保存工事のためこの場所で

開催されている由。


「石桁真礼生の歌曲」これだけまとまって、

聴ける機会は珍しい。


300のキャパで年齢層は高め。

歌い手は藝術大学の院生。


圧巻はなんといっても「鴉」、

野間愛(メゾソプラノ)の曲へ真摯に迫る。

<ブラーボ!>がかかる。
 

 



    【石桁 真礼生の歌曲】


 
 歌曲集「秋の瞳」(詩:八木重吉)

 歌曲集「子供のうた」(詩:小島秀一/サトウ・ハチロー)

 鴉(詩:三好達治) / ふるさとの(詩:三木露風) 

 みぞれのする小さな町(詩:田中冬二)

 鳩と少年(詩:名取和彦) / のぞきゑ(詩:植木幾久子) 

 汚れた掌(詩:池田克己) /さざなみは(詩:北原白秋) 

 深山の入日(詩:佐藤一英) / 笛を吹く女(詩:植木幾久子)

 声(詩:森川葵村) / 池(詩:佐藤一英) / 冬の日(詩:冬木京介)  他



【出 演】
 田村幸代(S)  原田奈美(S)  金成佳枝(S)  安川みく(S) 

大音絵莉(S) 門脇麻里子(S)  本多唯那(S)  松岡多恵(S) 

吉田早穂(S)  愛宕結衣(S)

 梁取 里(Ms)  野間 愛(Ms)

 紀野洋孝(T)  友清大樹(T)  對馬紘也(T)

 西久保孝弘(B)  野町和弘(B)


ピアノ:左近允亜紀子 森 裕子

 


( 画像は旧東京藝術大学奏楽堂)

 

石桁真礼生「鴉」ノート(以前、演奏したときの覚書 Ⅰ~Ⅳ)

   http://ameblo.jp/bashouza/entry-11414494758.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  •  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妬心とも惑いに似たる寒牡丹             掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                    はて

寒牡丹そのくずるるは涯の雲             掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オペラ「ヘンゼルとグレーテル」を録画で観る。

ウイーン歌劇場2015年での公演。


「ヘンゼルとグレーテル」(Hänsel und Gretel )は、

ドイツの作曲家エンゲルベルト・フンパーディンクの作曲した

全3幕のオペラ。

原作はあのグリム童話「ヘンゼルとグレーテル」で、

台本は作曲者の妹であるアーデルハイト・ヴェッテ。

1891年~1892年にかけてフランクフルトで作曲され、

1893年12月23日にヴァイマルにて初演。

フンパーティンクの代表作であり、

メルヘン・オペラの代表的な作品とも。


グリム童話と違っているのは母親は実母であり、

森に兄妹を探しに行き、ハッピーエンドになること。

ドイツ語圏ではクリスマスによく上演される演目。


登場人物は

ヘンゼル(メゾソプラノ) 森で迷う兄妹の兄

グレーテル(ソプラノ) 兄妹の妹

ペーター(バリトン) 箒職人で兄妹の父

ゲルトルート(メゾソプラノ) 兄妹の母

お菓子の魔女(メゾソプラノ) 魔法でおびき寄せた子供たちを

捕まえ食べてしまう悪い魔女

眠りの精、露の精(ソプラノ) 森の妖精。眠りの精は眠りにつかせ

露の精が目を覚まさせる。


オーケストラはなにしろウイーン歌劇場管弦楽団、

もう音に身をまかせて。

グレーテル(妹):イレアナ・トンカ はとってもチャーミング。

このオペラで、母親がいかに生活に喘いでいるか、

ゲルトルート(その妻):ヤニナ・ベヒレの歌唱でしみじみとわかる。

ちっとも怖くない魔女:ミヒャエラ・シュスター 、とても達者。


美術、演出も奇をてらうことなく、

上質なメルヘンでできていて、さすが。


かつて地方公演では「魔女」を演ったことを、

懐かしく思い出した・・・




◆「ヘンゼルとグレーテル」(全3幕)

 

 

 



フンパーディンク作曲
(画像はウキペディア)

 

<出 演>

ヘンゼル(兄):ダニエラ・シンドラム

グレーテル(妹):イレアナ・トンカ

ペーター(ほうき作り):アドリアン・エレート

ゲルトルート(その妻):ヤニナ・ベヒレ

魔女:ミヒャエラ・シュスター

眠りの精/露の精:アニカ・ゲルハルツ


<合 唱>ウィーン国立歌劇場児童合唱団

<管弦楽>ウィーン国立歌劇場管弦楽団

<指 揮>クリスティアン・ティーレマン

<演 出>エードリアン・ノーブル


収録:2015年11月22、29日 ウィーン国立歌劇場