オペラ「ヘンゼルとグレーテル」ウイーン歌劇場2015 @NHK-BS | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

オペラ「ヘンゼルとグレーテル」を録画で観る。

ウイーン歌劇場2015年での公演。


「ヘンゼルとグレーテル」(Hänsel und Gretel )は、

ドイツの作曲家エンゲルベルト・フンパーディンクの作曲した

全3幕のオペラ。

原作はあのグリム童話「ヘンゼルとグレーテル」で、

台本は作曲者の妹であるアーデルハイト・ヴェッテ。

1891年~1892年にかけてフランクフルトで作曲され、

1893年12月23日にヴァイマルにて初演。

フンパーティンクの代表作であり、

メルヘン・オペラの代表的な作品とも。


グリム童話と違っているのは母親は実母であり、

森に兄妹を探しに行き、ハッピーエンドになること。

ドイツ語圏ではクリスマスによく上演される演目。


登場人物は

ヘンゼル(メゾソプラノ) 森で迷う兄妹の兄

グレーテル(ソプラノ) 兄妹の妹

ペーター(バリトン) 箒職人で兄妹の父

ゲルトルート(メゾソプラノ) 兄妹の母

お菓子の魔女(メゾソプラノ) 魔法でおびき寄せた子供たちを

捕まえ食べてしまう悪い魔女

眠りの精、露の精(ソプラノ) 森の妖精。眠りの精は眠りにつかせ

露の精が目を覚まさせる。


オーケストラはなにしろウイーン歌劇場管弦楽団、

もう音に身をまかせて。

グレーテル(妹):イレアナ・トンカ はとってもチャーミング。

このオペラで、母親がいかに生活に喘いでいるか、

ゲルトルート(その妻):ヤニナ・ベヒレの歌唱でしみじみとわかる。

ちっとも怖くない魔女:ミヒャエラ・シュスター 、とても達者。


美術、演出も奇をてらうことなく、

上質なメルヘンでできていて、さすが。


かつて地方公演では「魔女」を演ったことを、

懐かしく思い出した・・・




◆「ヘンゼルとグレーテル」(全3幕)

 

 

 



フンパーディンク作曲
(画像はウキペディア)

 

<出 演>

ヘンゼル(兄):ダニエラ・シンドラム

グレーテル(妹):イレアナ・トンカ

ペーター(ほうき作り):アドリアン・エレート

ゲルトルート(その妻):ヤニナ・ベヒレ

魔女:ミヒャエラ・シュスター

眠りの精/露の精:アニカ・ゲルハルツ


<合 唱>ウィーン国立歌劇場児童合唱団

<管弦楽>ウィーン国立歌劇場管弦楽団

<指 揮>クリスティアン・ティーレマン

<演 出>エードリアン・ノーブル


収録:2015年11月22、29日 ウィーン国立歌劇場