白式部(しろしきぶ)の実、
今年も会えました♪
びっしりと白い実がついた枝が、
塀の上から撓っています。
花は6月ころのようですが、
つい見逃してしまいます。
秋に枝にびっしりとついた実が
目を惹きつけて。
白い実が陽にきらめいて、
まろまろと、それは、うつくしい!
高崎兜太句会 2012年9月を発掘しました(笑)。
兼題は<蟹>
もうすっかり記憶の彼方ですが、こちらに。
◆月一の句会。
8月はお休みなので2ヶ月ぶり。
兜太先生、お元気で登場。
室にお顔が見えると自然に拍手でお出迎え。
司会、句の披講、点数の集計、句稿係などを
分担し、すべて自分たちでやる自主講座。
句は2ヶ月前に提出してあるので、
季節がずれることも。
今回は「蟹」で夏。これが二句と自由句が一句。
三句プラス問題句を一句。
1、この朝紅したたりて子蟹の屍
(あした)
2、呪い殺され来世は蟹となるべきか
3、恋うる夜はのうぜんかずら魔を焚けり
わたしの句。「蟹」は作りづらい。
いずれも点は入ったが、兜太評は
1、「屍」までいうと説明ぽくなる。
<子蟹かな>くらいにおだやかに言うと
「紅したたり」などの措辞がいきる。
この朝紅したたりて子蟹かな
2、ハッタリ(苦し紛れ?作ったか・・笑)
3、小説の読みすぎ(!?)
全員での句の合評の後、兜太先生の全句の講評。
これがエネルギーあふれ、一瀉千里。
(3はできはどうかな?でも、気に入っているので残すつもり)
兜太先生、この後新聞社の取材。
桐野夏生『ダークネス』新潮社 2025
『ダーク』の主人公・村野ミロが
沖縄に飛び立ったのは20年前。まさに衝撃作。
そのミロは生きて、因縁の息子ハルオを育てる。
息詰まる緊迫感、つぎつぎに明かされる事実、
桐野夏生の圧倒的な作品。
◆本の紹介はこれ
見届けよ、ミロの最後の闘いを。
桐野夏生の傑作ノワール・エンタメ最終幕!
私の愛した男たちは皆行ってしまった。
私の魂を受け止めてくれる相手はもうどこにもいない
――衝撃作「ダーク」から20年、村野ミロは生きていた。
息子のハルオは「悪」を知る旅に出るが……。
息子を守るため、凍る火の玉、ミロの最後の闘いが始まる。
圧倒的迫力で描く、著者渾身のエンタテインメントの結末はいかに。
『ダークネス』そのまえに
桐野夏生『ダーク』2002
◆本の紹介
お前に何が起きた。
お前は何をしに来た。
<40歳になったら死のうと思っている。
型に流し込まれたばかりのコンクリートが次第に固まるように、
私の決意も日に日に水分や気泡が抜け、硬化していく。
死ぬと決めてからの私は、気持ちが楽になった。>
高崎兜太句会2016年9月
他界される1年半前、とてもお元気で、兜太節健在♪
◆兜太先生、はやばやと到着。
このところJR新幹線の時刻表がかわって、
次だと遅れてしまう、とか。
来月から15分早めに始めることとなった。
句会の前にお話し。
前日、中村草田男「萬緑(ばんりょく)」の解散の会に
立ち会ってこられたとのこと。
兼題は「水田(みずた)」。
6月にこの句稿を提出しているので、
いまの季節とはそぐわない(笑)。
三句&問題句を一句選えらぶ。
今回はわれて、まずは5点の
月を抱く水田一枚ずつの物語
この句を選ぶ。
ちょっとあまいかとも思うが・・・
兜太評:素朴な句。
「月を抱(だ)く」ではなく「月抱(いだ)く」とすると
平凡の非凡となる。
問題句のみで6点となったのはこの句。
没頭すわたし秘かに棚田です
この句も選んだ。
兜太評:「没頭するわたし」と読む。
なにかに没頭して不安、孤独な状態、
「棚田」におちいった状態、自分は棚田的存在。
平坦な田でなく、立体的な「棚田」であるのがよい。
兜太先生、今月の句の評価、点数で示された。
どうも「水田」「青田」などは苦手で、
今月は<無事通過>でした(苦笑)。