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「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カウフマンのタイトルロール「ウエルテル」の上演です!

メトロポリタン歌劇場の配信、

第26週になりました!? 


<フランスオペラ特集>です。

昨日はネトレプコの「マノン」。



https://www.metopera.org/user-information/nightly-met-opera-streams/

このアドレスへゆき、

日にち、タイトルをクリック。

オペラの画面になったら、

左下の三角(右)をクリック、ご覧になれます。

NY時間19:30(日本時間次ぐ日の8:30~)23時間配信。


プログラムはこちら

Monday, September 7
Massenet’s Manon「マノン」
 出演:Anna Netrebko,
     Piotr Beczała,
     Paulo Szot,
     David Pittsinger,

 指揮: Fabio Luisi.   April 7, 2012.


Tuesday, September 8
Gounod’s Roméo et Juliette「ロミオとジュリエット」

 出演: Diana Damrau,
     Vittorio Grigolo,
     Elliot Madore,
     Mikhail Petrenko,

 指揮: Gianandrea Noseda.  January 21, 2017.

 

 

 

 

 

「ファウストの劫罰」メフィストフェレ




Wednesday, September 9
Berlioz’s La Damnation de Faust「ファウストの劫罰」

 出演: Susan Graham,
    Marcello Giordani,
     John Relyea,

 指揮: James Levine.   November 22, 2008.


Thursday, September 10
Massenet’s Cendrillon「サンドリオン」
 出演: Joyce DiDonato
    Kathleen Kim,
     Alice Coote,
     Stephanie Blythe,
     Laurent Naouri,

 指揮: Bertrand de Billy.   April 28, 2018.


Friday, September 11
Bizet’s Les Pêcheurs de Perles「真珠とり」

 出演: Diana Damrau,
     Matthew Polenzani,
     Mariusz Kwiecień,
     Nicolas Testé,

 指揮: Gianandrea Noseda. january 16, 2016.


Saturday, September 12
Berlioz’s Les Troyens「トロイア人」

 出演: Deborah Voigt,
     Susan Graham,
    Karen Cargill,
    Bryan Hymel,
    Eric Cutler,
    Dwayne Croft,
     Kwangchul Youn

 指揮: Fabio Luisi.  January 5, 2013.


Sunday, September 13
Massenet’s Werther「ウエルテル」

 出演: Lisette Oropesa,
    Sophie Koch,
    Jonas Kaufmann,
     David Bižić,
     Jonathan Summers,

 指揮: Alain Altinoglu.  March 15, 2014.


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二期会オペラ、プッチーニ三部作

「外套」「修道女アンジェリカ」「ジャンニ・スキッキ」、

この上演2年前でしたが、

 

もうはるか昔のような・・・

ブログを再掲いたします。




◆二期会オペラ

「外套」「修道女アンジェリカ」「ジャンニ・スキッキ」、

プッチーニ三部作を初日9月6日(木)に

新国立劇場オペラパレスで観ました。

デンマーク王立劇場とアン・デア・ウィーンとの提携公演。


ダミアーノ・ミキエレット演出が傑出していました。

3つ異なったオペラを一晩で上演するのでなく、

ひとつの芯をもったドラマとして打ち出していること。

「外套」、このプッチーニのヴェリズモ(現実主義)、

パリの労働者たちの不穏な空気のなか

不倫の相手ルイージ・樋口達哉を

 

殺すミケーレ・上江隼人。

妻・ジョルジェッタ・北原留美の絶叫から、

「修道女アンジェリカ」へ。



そこで囚人のように扱われる修道女たち、

冷酷な公爵夫人・中嶋郁子は

未婚で生んだ「息子が死んだ」と知らせるが、

この演出では息子の死に生きるよすがを

失い自死した直後、息子があらわれて・・・


美術・照明も素晴らしい。

「外套」の錆のついたコンテナを積上げ、

そこに浮かび上がる<影>が人物たちの

心理のゆらぎのよう。

「ジャンニ・スキッキ」の豪華な居間。

遺産モンダイのドタバタのあと、

装置を展開させると、

コンテナに替わるのには「アッ」と驚愕。


歌手たちも大健闘、歌、演技ともに緊密な舞台に。

ベルトラン・ド・ビリーの指揮、

東京フィルハーモニーに拍手。

熱っぽい上演が続いたオペラ・パレス。



人間のもつ一面の陽、そのうらにある影、

そんな人間像をくっきりと打ち出したオペラ。

プッチーニの「三部作」を

こんなに面白く観たのは初めてのこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作曲家・野澤美香が映像作品を創りました!

 

 

 https://cheerforart.jp/detail/5118?fbclid=IwAR0DUL6kiKI8zXpQ2MNF0_woK5qMKq0-cp7HtvG6TLTy5bP17gxLMRcbSow



「アートにエールを!」東京プロジェクト(個人型)

東京都の芸術支援文化活動の一環。


タイトルは「Air bag」、

音楽は無論のこと、

プログラミング、

映像(動画が初めて!?)を

ひとりで手掛けた作品。

意欲作です!


水のさまざまな表情のゆたかなこと、

土塊の思いがけないうつくしさ、

画像の人物は本人。

音に耳を傾け、どうぞ、ご覧ください。
 



◆作家のメッセージはこちら。

 「AirBag」
                   公開日 2020.09.04


ひとくち水を飲む。

 

深く息を吸う。

 

そうやって暮らしてきた。

それだけでよかったはずだった。

でもどうだろう? 

いつのまにか水は怒り足元を侵食し、

何もかも洗い流そうと動きはじめた。

そしてコロナ禍にあっては自然な呼吸をも封じ込められ、

inもoutも立ち行かない。

生きていくために不可欠だったものが変容し

困難な日々の中で求める救済。

その象徴としてライフジャケット(救命胴衣)をモティーフに

「AirBag」と名をかえてタイトルにした。

ひとくち水を飲む、深く呼吸する。

この作品はそこへもどるための強い願いと、

自分へのアラートとして、ある。




 ◆野澤美香
国内外からの楽曲委嘱をはじめ、数々のフェスティバルから招聘。
バッハ没250年記念ICC国際作曲コンクール第2位受賞、
NY「Music from Japan 1960年代生まれの日本の作曲家6人」に選出され公演、
Civitella Ranieri財団(イタリア)のフェローシップにより
招待芸術家として渡伊など海外での活動も多い。
また現代音楽の語法を下敷きにジャンル間を横断するユニークな作風で
映画/映像、ダンス/演劇/パフォーマンスなどの舞台音楽を中心に
TVドラマやCM、ゲーム音楽なども手がけている。
先鋭的なアーティストの「ソロ」にこだわる公演をプロデュースする
「パフォーマンス東京 」主宰
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

              <忌日まで草の結界泳ぎゆく       掌>           

この句、

金子兜太先生が鑑賞されて、

「海程」に掲載されました。

 

 




  忌日まで草の結界泳ぎゆく        掌 
         



この句は<草の結界>がポイント。

<結界>とはふつうは寺の庭、境内をいう。

そこにいて、ある法悦を味わうというか、

 

得度を体験する場だ。

山本掌は寺ではなくて、

草ぼうぼうたる世界を自分の得度の世界と

考えているんじゃないか。

<草の>が<忌日>との関連で

 

哀しみを誘うということになる。

普通の寺の庭だとこのような激情を

感じさせるような結界感はないが、

<草>ということだと哀しみがでる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆川博子『彗星図書館』は

『辺境図書館』につぐ、

皆川博子愛惜・耽溺の<本>たちへのいざない。


この『辺境図書館』、『彗星図書館』の本をもとめて、

本屋、図書館、アマゾンを巡り、ただよう、

 

その焦燥と愉楽。

 

 

 

 装幀:柳川貴代
 
 装画:伊豫田晃一



このおふたりによる瀟洒な造本。

四六版を小ぶりにしのも素敵。



『辺境図書館』そして『彗星図書館』、

本、それ自体が双子のよう。

 

 



『彗星図書館』のなかに手持ちの本、

 

載っているのがうれしい♪

塚本邦雄『詞華美術館』(文藝春秋 1978年)がそれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昼ふかくちぎってもちぎっても鰯雲               掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆鰯雲・鱗雲・鯖雲


巻積雲のこと。


うろこ状、波状など美しい模様を作り、


鱗雲、鯖雲ともいう。



高積雲は雲のかたまりが大きく羊雲という。



秋の季語。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遠田潤子『雨の中の涙のように』

待望の新刊は連作短編です!



この作品では、

 

一編ごとに自身の過去に縛られて、

屈託や苦悩をかかえて、生きがたい、

それぞれの「主人公」が

<堀尾葉介>というスター、

 

輝かしく、

しかもだれでもが好意をよせるような人物と

出会い、それが各章の「主人公」の心を揺さぶり、

人生すらも変えてゆく。



この「光」そのものである<堀尾葉介>、

その葉介の<光>そのもののような存在の

測り知れない<闇>。

最終章でカチッとピースがはまって、

いままでの各章が、

<堀尾葉介>が、

 

すっくと立ちあがってきます。



どうぞ、お読みになって、その醍醐味を味わってください。



  装画(写真ですが)、

 

雨のしずくがうつくしい。

  題字の三行の配置、

 「雨」や「涙」の活字が雨に滲んでいます。

  装幀は鈴木久美。



 目次
第一章 垣見五郎兵衛の握手会


第二章 だし巻きとマックィーンのアランセーター


第三章 ひょうたん池のレッド・オクトーバー


第四章 レプリカントとよもぎのお守り


第五章 真空管と女王陛下のカーボーイ


第六章 炭焼き男とシャワーカーテンリング


第七章 ジャック ダニエルと春の舟


最終章 美しい人生



遠田/潤子


1966年大阪府生まれ。

関西大学文学部独逸文学科卒。
2009年『月桃夜』で第21回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。
’12年『アンチェルの蝶』が第15回大藪春彦賞候補に。
’14年刊行の『雪の鉄樹』が文庫化され、
’16年の「本の雑誌が選ぶ文庫ベスト10第1位」に選ばれる。
’17年に『オブリヴィオン』が「本の雑誌2017年度ベスト10」第1位、
『冬雷』が第1回未来屋小説大賞受賞
この4月刊行の大河小説「銀花の蔵」が直木賞候補。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


  



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴェルディ「仮面舞踏会」を観ました。

このプロダクション、メトロポリタン歌劇場の

第10週の配信されていて、今回で2度目。

やはり、素晴らしい!

 グスタヴ国王:マルセロ・アルヴァレス

 アメーリア:ソンドラ・ラドヴァノフスキー

 アンカーストレーム伯爵(レナート):ディミトリ・フヴォロストフスキー

 ウルリカ・アルヴィドソン夫人:ステファニー・ブライズ、他


デイヴィッド・アルデンによる新演出。

ヴェルディの初演のとおり

<スウェーデン国王グスタヴ3世暗殺事件>

舞台は20世紀前半の設定になっています。

 

 

 

 

 

 

ホロストコフスキー&アルヴァレス

 

 

 


なんといってもホロストコフスキーのレナート、

その風格、その歌唱、その演技、圧巻です。

信頼する友人であるグスタヴ国王(マルセロ・アルヴァレス)と

愛する妻アメーリア(ソンドラ・ラドヴァノフスキー)に

裏切られたと知った、その驚愕の表情、

苦渋、苦悩のアリアのなんと切なく、

胸を抉るほどの愛憎が、ほとばしる。

その双眸は潤んで・・・

 

 

 

ポール・スタインバーグ(MET初登場)の

舞台美術がシャープで、モダン。

第3幕・仮面舞踏会では

 

鏡を使った奥行きのある豪奢な舞台。

照明(アダム・シルヴァーマン)とあいまって、

とても美しい空間になっています。

 

 

 

 

 








 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さるすべり(猿滑り)、

百日紅(ひゃくじつこう)と表記することも。

いま花盛り♪

 

 

 

 

 







近くのお宅に薄紫の花をつける

<さるすべり>、

 

二階の屋根を越す大木。

はらはらと花びらが道路に敷かれています。



一本の樹から白色とうすいピンクの花が咲いている

さるすべりのあるお庭も。

 

 

 

 

 




家では濃いピンクの百日紅があったのですが、

残念ながら絶滅てしまって。

 




◆百白紅・さるすべり (ウキぺディア)

葉は通常2対互生(コクサギ型葉序)、


対生になることもある。

花は紅の濃淡色または白色で、

 

円錐花序になり、


がくは筒状で6裂、

 

花弁は6枚で縮れている。


8月頃咲く。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勅使川原三郎のダンス「月に吠える」を

観たのは3年前、でしたか。

いまでも鮮明な印象的な舞台でした。







勅使河原三郎「月に吠える」

初日(24日・木)の公演を観た。

期待と緊張感にみちて劇場の空間が熱を持ちはじめ、

闇が切り落とされ、「月に吠える」が始る。

その手が、腕が、その脚が、その身体が、

空間を時間を切り裂く。

身体で詩を紡ぐ。

その薄刃の鋭利な切っ先。

胸を抉り、

残像のようにも映るイメージ。

勅使河原は演出・振付・美術・照明・選曲・出演をし、

佐東利穂子、鰐川枝里、マリア・キアラ・メツァトリ、

パスカル・マーティが踊る。


 勅使河原三郎のブログ 画像はこちらから、どうぞ。
  http://www.st-karas.com/blog/


 

この日、勅使河原にフランスから贈られた

藝術文化・オフィシエの授賞式が終演の舞台で行われた。

 授賞式はこちらから
  http://ebravo.jp/archives/36833