ヴェルディ「仮面舞踏会」を観ました。
このプロダクション、メトロポリタン歌劇場の
第10週の配信されていて、今回で2度目。
やはり、素晴らしい!
グスタヴ国王:マルセロ・アルヴァレス
アメーリア:ソンドラ・ラドヴァノフスキー
アンカーストレーム伯爵(レナート):ディミトリ・フヴォロストフスキー
ウルリカ・アルヴィドソン夫人:ステファニー・ブライズ、他
デイヴィッド・アルデンによる新演出。
ヴェルディの初演のとおり
<スウェーデン国王グスタヴ3世暗殺事件>
舞台は20世紀前半の設定になっています。
ホロストコフスキー&アルヴァレス
なんといってもホロストコフスキーのレナート、
その風格、その歌唱、その演技、圧巻です。
信頼する友人であるグスタヴ国王(マルセロ・アルヴァレス)と
愛する妻アメーリア(ソンドラ・ラドヴァノフスキー)に
裏切られたと知った、その驚愕の表情、
苦渋、苦悩のアリアのなんと切なく、
胸を抉るほどの愛憎が、ほとばしる。
その双眸は潤んで・・・
ポール・スタインバーグ(MET初登場)の
舞台美術がシャープで、モダン。
第3幕・仮面舞踏会では
鏡を使った奥行きのある豪奢な舞台。
照明(アダム・シルヴァーマン)とあいまって、
とても美しい空間になっています。