大晦日ごうごうとなだるるや 生死 掌
(しょうじ)
◆大晦日(おおみそか)・大三十日(おおみそか)
大つごもり・大年(おおとし)・除日(じょにち)
一年の最後の日(元来は陰暦十二月の晦日の日、
現在は陽暦十二月三十一日をいう)。
つごもりとは月籠(つきごも)りの意で、
陰暦で月末には月がこもってしまうので
月末のことをいい、
大つごもりとは大晦日のことをいう。
冬の季語。
大晦日ごうごうとなだるるや 生死 掌
(しょうじ)
◆大晦日(おおみそか)・大三十日(おおみそか)
大つごもり・大年(おおとし)・除日(じょにち)
一年の最後の日(元来は陰暦十二月の晦日の日、
現在は陽暦十二月三十一日をいう)。
つごもりとは月籠(つきごも)りの意で、
陰暦で月末には月がこもってしまうので
月末のことをいい、
大つごもりとは大晦日のことをいう。
冬の季語。
小つごもりささっと地球の塵ぬぐう 掌
◆小晦日・こつごもり
大晦日の前日。
大晦日に対してその前日、
陽暦でいえば12月30日をいう。
冬の季語。
さかしまに屏風流せり冬銀河 掌
◆冬銀河
冬の天の川のこと。
真冬の澄み切った夜空にかかる天の川は美しく、
見る人を吸い込んでしまいそうである。
冬の季語。
さざん花やわが燈の芯となり 掌
「ムンク展 -共鳴する魂の叫び」、
衝撃的な展示、3年前のことでした。
東京都美術館で観てきました。
ムンクの大規模な回顧展で、
初期から晩年まで油彩60点&版画など40点となっています。
エドヴァルド・ムンク
(Edvard Munch 1863年12月12日 - 1944年1月23日)
19世紀 - 20世紀のノルウェーの画家。
<1章 ムンクとは誰か>
その年代ごとの「自画像」、
18歳から死の前年まで、多く描かれ、
また<顔>が劇的に変化しています。
「地獄の自画像」
なかでも「地獄の自画像」、半裸に黒い影。
「日曜美術館」で写真家の藤原新也氏が指摘した
「狼」がくっきりと顕れて。
カメラを使ったセルフ・ポートレイトも展示。
<2章 家族─死と喪失>
「病気の子」
5歳で母を、14歳で姉も同じく肺病で亡くしています。
「病気の子」姉・ソフィエの臨終での
清冽な顔を描いています。
「ブローチ、エヴァ・ムドッチ」
「ブローチ、エヴァ・ムドッチ」ムンクの描く女性は
痛々しく、不穏ですが、この絵のエヴァは穏やかで、
微笑む顔が美しい。
<3章 夏の夜─孤独と憂鬱>
<4章 魂の叫び─不安と絶望>
あの「叫び」です。
この「叫び」1910年に制作のもの。
ムンクは「自然が貫く叫けびが聞こえた」と書いています。
自然の叫びに耳を塞いでいるのであって、
この人物が叫んでいるのではない、と。
<5章 接吻・吸血鬼・マドンナ>
「マドンナ」
「思春期」「マドンナ」、じつに印象深く。
目を背けたくなるほど痛ましい「すすり泣く裸婦」。
ムンクの<手>、
「吸血鬼」などの<髪>が観るものに纏わりつくような・・・
<6章 男と女ー愛・嫉妬・別れ>
<7章 肖像画>
<8章 躍動する風景>
<9章 画家の晩年>
◆ムンク ウキペディア(画像はここからお借りしました)
https:/
「ああこれはなんという美しい憂鬱だろう
ムットーニのからくり文学館」
いま、前橋文学館で催されています。
その<ムットーニの語る ボックスシアター「殺人事件」>
「殺人事件」をトークされたのはムットーニ氏。
「殺人事件」はあの萩原朔太郎の詩。
3年前のクリスマスイブの今日のこと。
そのおりのブログを、どうぞ。
<ムットーニが語る ボックス・シアター「殺人事件}>
前橋文学館で催され、参加してきました。
「ムットーニとは、アーティスト武藤政彦の別名であり、
作り出す作品そのもの」とのこと。
萩原朔太郎「殺人事件」、
今年2018年に前橋文学館に収蔵され、
ただいまの「この二人はあやしい」展でお披露目されています。
立体の箱のなかで繰りひろげる、
人形の複雑な動き・光・音楽まさにシアター。
ムットーニ氏は俳優であり、演出家であり、
照明、美術、音楽を
ひとりで何役も兼ねる作家。
その創り出す世界はかつてなかったもの。
詩「殺人事件」を読み、
読み込んだものをどのように作品に落とし込んでゆくか、
貴重な話しをたっぷり聴けました。
話しぶりも鍛えた<声>。
その声で、ムットーニ氏の<朗読>で
「殺人事件」をじっくりと聴くことができました。
さらに芥川龍之介「蜘蛛の糸」、
「ま、クリスマス・イブに「殺人事件」と「地獄」もなんですから」、と
「キャバレー」で華やかに幕。
ムットーニ・ボックスシアター「殺人事件」は
「この二人はあやしい」で上演されていますので、
ぜひ、とうぞ。
2019年1月20日(日)まで。
◆ムットーニ・ホームページ
http://www.muttoni.net/about/index.html
殺人事件
萩原朔太郎
とほい空でぴすとるが鳴る。
またぴすとるが鳴る。
ああ私の探偵は玻璃の衣裝をきて、
こひびとの窓からしのびこむ、
床は晶玉、
ゆびとゆびのあひだから、
まつさをの血がながれてゐる、
かなしい女の屍體うへで、
つめたいきりぎりすが鳴いてゐる。
上旬しもつきはじめのある朝、
探偵は玻璃の衣裝をきて、
十字巷路(よつつぢ)を曲がった。
十字巷路に秋のふんすゐ。
はやひとり探偵はうれひをかんず。
みよ、遠いさびしい大理石の歩道を、
曲者(くせもの)はいつさんにすべつてゆく。
まだやっています♪
第172回現代俳句協会青年部勉強会「黒田杏子に聞く『証言・昭和の俳句』と平成・令和の俳句」 - YouTube
語り手:黒田杏子
聞き手:関悦史、家藤正人、黒岩徳将
<第171回勉強会は『証言・昭和の俳句 増補新装版』
聞き手・編者=黒田杏子 2021・コールサック社)をメイン・テキストに、
戦争と俳句の関係、
3人の俳人の俳句作品に即した議論>
黒田杏子とこの若手俳人たちの配信。
まさに対峙でした。
『証言・昭和俳句』黒田杏子編
著者本人による単独で編集した
この著作の成立過程を聞けたことは意義深い。
ひとりひとりの俳人へ迫るその熱量は
黒田の語りをとおしても伝わってきます。
後半の瀬戸内寂聴について、
長年人生の師とし、
俳句の弟子でもあった寂聴。
客観的に語りながら、
その視線のなかにある寂聴への思いは篤い。
この「感泣亭秋報 十六号」、
ずしりと重い。
なんと244ページ!?
発行人の小山正見さんからご恵与いただきました。
特集Ⅰは
小山正孝の詩の草稿22編、
新しく発見された、とか。
その詩、全編が掲載されて。
毎号「小山正孝」の評論を書き下ろされている
渡邊啓史氏による、とっても詳しい解説で、
どのように<正孝詩>を解し、読んでゆくか、
示されています。
特集Ⅱでは「四季派の周辺」を取り上げて。
<この四月にお亡くなりになった
杉浦明平の研究家若杉美智子さんが、
長年個人誌「風の音」で書き綴ってきた
「『雑誌未成年』とその同人たち」>を一挙掲載して。
さらに小山正孝の生涯における
大親友・山崎剛太郎さんの追悼。
詩人で、
フランス映画の字幕をおよそ700本手掛けられ
フランスから叙勲も。
感泣亭で拝顔する山崎氏は、
(というより剛太郎さんとお呼びしたい小粋な方)
100歳を超えてなおすっとした立ち姿で、
お話しをされる♪
高畠弥生氏の「世にも不思議な物語」、
益子昇氏の塚山勇三に関する論文、
いとりつ氏による「常子抄」など、たっぷり。
ご興味のある方は小山正見さんまで、ご連絡ください。
oyamamasami@gmail.com
送料込み千円。