「ムンク展 -共鳴する魂の叫び」、
衝撃的な展示、3年前のことでした。
東京都美術館で観てきました。
ムンクの大規模な回顧展で、
初期から晩年まで油彩60点&版画など40点となっています。
エドヴァルド・ムンク
(Edvard Munch 1863年12月12日 - 1944年1月23日)
19世紀 - 20世紀のノルウェーの画家。
<1章 ムンクとは誰か>
その年代ごとの「自画像」、
18歳から死の前年まで、多く描かれ、
また<顔>が劇的に変化しています。
「地獄の自画像」
なかでも「地獄の自画像」、半裸に黒い影。
「日曜美術館」で写真家の藤原新也氏が指摘した
「狼」がくっきりと顕れて。
カメラを使ったセルフ・ポートレイトも展示。
<2章 家族─死と喪失>
「病気の子」
5歳で母を、14歳で姉も同じく肺病で亡くしています。
「病気の子」姉・ソフィエの臨終での
清冽な顔を描いています。
「ブローチ、エヴァ・ムドッチ」
「ブローチ、エヴァ・ムドッチ」ムンクの描く女性は
痛々しく、不穏ですが、この絵のエヴァは穏やかで、
微笑む顔が美しい。
<3章 夏の夜─孤独と憂鬱>
<4章 魂の叫び─不安と絶望>
あの「叫び」です。
この「叫び」1910年に制作のもの。
ムンクは「自然が貫く叫けびが聞こえた」と書いています。
自然の叫びに耳を塞いでいるのであって、
この人物が叫んでいるのではない、と。
<5章 接吻・吸血鬼・マドンナ>
「マドンナ」
「思春期」「マドンナ」、じつに印象深く。
目を背けたくなるほど痛ましい「すすり泣く裸婦」。
ムンクの<手>、
「吸血鬼」などの<髪>が観るものに纏わりつくような・・・
<6章 男と女ー愛・嫉妬・別れ>
<7章 肖像画>
<8章 躍動する風景>
<9章 画家の晩年>
◆ムンク ウキペディア(画像はここからお借りしました)
https:/