
youtube.com
Marie-Nicole Lemieux & Barbara Hannigan perform Rossini's Duetto buffo di due gatti with the OSM
こらこら、このコたちったら
「猫の二重唱」ロッシーニ作曲
オーケストラもお客さも猫猫猫・・
バーバラ・ハンニガン(ソプラノ&指揮)
マリー=ニコル・ルミュー(コントラルト)
モントリオール響

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Marie-Nicole Lemieux & Barbara Hannigan perform Rossini's Duetto buffo di due gatti with the OSM
こらこら、このコたちったら
「猫の二重唱」ロッシーニ作曲
オーケストラもお客さも猫猫猫・・
バーバラ・ハンニガン(ソプラノ&指揮)
マリー=ニコル・ルミュー(コントラルト)
モントリオール響
昼顔のか揺れかくゆれわれは昼顔 阿部完市
安部完市 直筆のこの色紙、
アベカン先生に書ていただきました。
2009年2月19日に旅立たれて。
<アベカン>と親しまれた阿部完市先生。
俳句はやわらかい言葉でつむがれていて、
非常に難解。
評論の緻密さは言うまでもないこと。
阿部完市氏に初めてお目にかかったのは海程の句会。
俳句を始めたばかりの秩父での俳句道場。
全国から海程の同人・会員が集まっての句会でのこと。
このとき問題になった句
「上陸す友人そして鶏も」、
野武士といった感のある関西古参から、
「なぜ、こんな句を主宰・金子兜太はとるのか!?」と
舌鋒鋭く発言があり、そこから議論の火蓋がきられ、
延々2時間あまりも一句に喧々諤々。
阿部完一氏も意見を求められ応戦。
最初は夕食後ということもあり宿の浴衣姿だったのが、
途中からスーツに着替えられ、論戦に臨む。
この句の作者が<阿部完市>であった。
2年ほどアベカン先生の講義を受けた。
一回が3時間ほど。
論理・知識を明快に語る。
語り口は穏やかなのだが、中身はもうもう辛らつ。
「今の俳壇で俳句がいいのはいない。兜太がまあまあ。
兜太は言葉が剛腕
兜太のすごいのは大ホームランも大三振も平気で発表すること」などなど。
講義中でも俳句が浮ぶと、
中断してサッとメモをとるのが印象的だった。
地名の兼題が出て、
私の提出した句「えいさらえい熊野湯の峰桜騒」、
説経「をぐり」から「小栗判官」の道行きの道中を
さらさらと日本地図を描き(!?)解説してくださったことなど
懐かしい。
昼顔やかゆれかくゆれわれも昼顔 完市
この色紙、好きな句を書いてくださるとのことで、
句集『軽のやまめ』からこの句をお願いした。
この「軽」は軽皇子。
四国松山にあるという軽皇子(かるのみこ)の
お墓を教えていただき、訪ねたことも。
このお写真、
一見お公家さんのような風貌ですが、
「貧乏人でした」ともおっしゃっていました。
合掌。
高崎兜太句会 2017年2月
他界の1年前、とってもお元気♪
◆兜太句会、1月はお休みで、2ヵ月ぶり。
金子兜太『いま、兜太は』岩波書店2016年12月刊の
著作も手にすることができた。
雄渾な自筆の署名もたっぷりとした筆で書かれている。
きょうの兼題は「早春」。
珍しく季節にふさわしい。
じつは12月に句を提出している(!?)
選句はかなりばらけ、4点が三句、
問題句で4点、2点問題句2点の句がある。
冬瓜の白濁は優しい闘志
評:この「白濁」、冬瓜にふさわしいか、どうか。
兜太:可もなく不可もない、どこかあいまいな句。
「冬瓜」でなく、もっと独特なものにかえる。
月のいろして早春の石切場
評:早春の石切場がいい。
その石が月のいろというのも独特か。
兜太:月のいろした石切場がいい。
好感、実感がある。「早春」だとあまい、ほかのものに。
<月のいろして狼の石切場>
と「早春」を「狼」にかえるのは、どうだ。
早春や私の中の犀起きる
評:「犀」がどうか。
兜太:これは「や」でなく「の」。
「早春の」でわかる。
季節と生きものとしての作者が呼応する。
少年のおとがい青み春しし座
兜太:うまい句。「おとがい青み」がいい。
春「の」しし座、と「の」をいれる。
早春あかつき水に眠れる青き鷹
兜太:句に格調がある。
早春「の」あかつき、と「の」をいれる。
これはわたしの句。
合評のあと、兜太師によりだーっと全73句を講評。
このおりに句の評価がかわることも。
「第一感、実感を信じて、書く」と強く言われた。
大塚ひかり『悪い古典』淡交社 2025
<暗闇に迷う>今日、この頃。
そんな<現代で生きるために読む古典>、
<悪の力>に満ちたこの本がお勧め♪
◾️目次
・日本の生みの親が発した捨てゼリフに潜む愛と希望――『古事記』
・宇宙人のことばが人間界の真理を浮き彫りにする――『竹取物語』
・憎い女の子どもはみんな死ね! 孫を呪詛する国母の真意とは――『うつほ物語』
・誰しも必ず老いて死ぬという安らぎ――『源氏物語』
・神を試し、人を牽制するパワーワード――『今昔物語集』
・地獄を住みかと見定めた親鸞――『歎異抄』
・昔の流行歌で「期待しないこと」を再確認――『閑吟集』
・人の生き死にで嘆くのはバカ――『世間胸算用』
・非情母子の先進性 悪役は新時代のキーパーソン――『東海道四谷怪談』などなど
◆本の紹介(Amazon)
右肩下がりの現代に効く「黒い古典」
古典のネガティブに見出すこの世の希望――深い真理を易しく説く!
明るく、美しく生きる……そんな理想とは程遠い毎日。
死や老いの恐怖、憎い奴への恨みつらみ、
失恋、金欠、家族との不仲、
はたまた仕事の失敗、SNS炎上――
個人的不安と混迷の世情がからみあい、
現代はまさに末法の世、「底つき」の時代です。
本書はそんな「今」を生きるためによむ、「黒い古典」の提案。
呪詛に見出すこの世の希望、
ドス黒い感情の言語化にかくれた賢さ、
後ろ向きマインドの安らぎ、
人の生死よりも銭優先のパワフル魂……。
神々の時代から江戸の世まで、
「悪」寄りの名ゼリフが放つネガティブパワーをひもとくことで
現代人のつらさに満ちた人生を軽くする、
新・逆説の古典エッセイの誕生です。