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「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

Marie-Nicole Lemieux & Barbara Hannigan perform Rossini's Duetto buffo di due gatti with the OSM

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Marie-Nicole Lemieux & Barbara Hannigan perform Rossini's Duetto buffo di due gatti with the OSM

 

 

 

 

 

 

こらこら、このコたちったら⁉ 「猫の二重唱」ロッシーニ作曲

 

オーケストラもお客さも猫猫猫・・

 

 

 バーバラ・ハンニガン(ソプラノ&指揮)

 

 マリー=ニコル・ルミュー(コントラルト)

 

 モントリオール響

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅梅の芯の銀泥の荒るるや        掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昼顔のか揺れかくゆれわれは昼顔     阿部完市

 

 

 

安部完市 直筆のこの色紙、

 

アベカン先生に書ていただきました。

 

 

2009年2月19日に旅立たれて。

 

 

<アベカン>と親しまれた阿部完市先生。

 

俳句はやわらかい言葉でつむがれていて、

 

非常に難解。

 

評論の緻密さは言うまでもないこと。

 

 

 

阿部完市氏に初めてお目にかかったのは海程の句会。


俳句を始めたばかりの秩父での俳句道場。


全国から海程の同人・会員が集まっての句会でのこと。



このとき問題になった句

 

上陸す友人そして鶏も」、


野武士といった感のある関西古参から、


「なぜ、こんな句を主宰・金子兜太はとるのか!?」と


舌鋒鋭く発言があり、そこから議論の火蓋がきられ、


延々2時間あまりも一句に喧々諤々。



阿部完一氏も意見を求められ応戦。


最初は夕食後ということもあり宿の浴衣姿だったのが、


途中からスーツに着替えられ、論戦に臨む。

この句の作者が<阿部完市>であった。




2年ほどアベカン先生の講義を受けた。


一回が3時間ほど。


論理・知識を明快に語る。


語り口は穏やかなのだが、中身はもうもう辛らつ。


「今の俳壇で俳句がいいのはいない。兜太がまあまあ。


兜太は言葉が剛腕

 

兜太のすごいのは大ホームランも大三振も平気で発表すること」などなど。

 


講義中でも俳句が浮ぶと、

 

中断してサッとメモをとるのが印象的だった。



地名の兼題が出て、


私の提出した句「えいさらえい熊野湯の峰桜騒」、


説経「をぐり」から「小栗判官」の道行きの道中を


さらさらと日本地図を描き(!?)解説してくださったことなど

 

懐かしい。

 

 

 

 

昼顔やかゆれかくゆれわれも昼顔    完市

 


この色紙、好きな句を書いてくださるとのことで、

 

句集『軽のやまめ』からこの句をお願いした。


この「軽」は軽皇子。

 

 


四国松山にあるという軽皇子(かるのみこ)の

 

お墓を教えていただき、訪ねたことも。

 

 

 

 

 

 

 

このお写真、

 

一見お公家さんのような風貌ですが、

 

「貧乏人でした」ともおっしゃっていました。


合掌。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


うちの白梅、いま五分咲きでしょうか。

 

やっと咲き始めました。

ほのかな香り。


雛祭りの花、<桃>ですが、

家ではこの白梅を飾ります♪

 

 

 

 

 

 

白梅

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

高崎兜太句会 2017年2月 

 

他界の1年前、とってもお元気♪

 

 

 

◆兜太句会、1月はお休みで、2ヵ月ぶり。

金子兜太『いま、兜太は』岩波書店2016年12月刊の

著作も手にすることができた。

雄渾な自筆の署名もたっぷりとした筆で書かれている。


きょうの兼題は「早春」。

珍しく季節にふさわしい。

じつは12月に句を提出している(!?)


選句はかなりばらけ、4点が三句、

問題句で4点、2点問題句2点の句がある。



   冬瓜の白濁は優しい闘志

評:この「白濁」、冬瓜にふさわしいか、どうか。

兜太:可もなく不可もない、どこかあいまいな句。
    
   「冬瓜」でなく、もっと独特なものにかえる。




   月のいろして早春の石切場

評:早春の石切場がいい。

  その石が月のいろというのも独特か。

兜太:月のいろした石切場がいい。

    好感、実感がある。「早春」だとあまい、ほかのものに。

    <月のいろして狼の石切場

    と「早春」を「狼」にかえるのは、どうだ。



   早春や私の中の犀起きる

評:「犀」がどうか。

兜太:これは「や」でなく「の」。

    「早春の」でわかる。

    季節と生きものとしての作者が呼応する。


   
少年のおとがい青み春しし座

兜太:うまい句。「おとがい青み」がいい。

    春「の」しし座、と「の」をいれる。

 



早春あかつき水に眠れる青き鷹

兜太:句に格調がある。

    早春「の」あかつき、と「の」をいれる。

 

これはわたしの句。

 

 


合評のあと、兜太師によりだーっと全73句を講評。

このおりに句の評価がかわることも。

「第一感、実感を信じて、書く」と強く言われた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


   二月銀(しろがね)わが潮騒のみなぎり        掌

 

 

 

 

 

 

 

書:小熊廣美

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明日2月15日のサンデーモーニング朗読会

 

テーマは「愛の詩」♪

 

バレンタインデーにちなんで。

 

萩原朔美特別館長は新作自作詩を3編披露、とのこと。

 

 

会場は<アーツ前橋>1階ロビー 11:30

 

前橋文学館が休館中ですので、

 

お間違えないように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大塚ひかり『悪い古典』淡交社 2025

 

<暗闇に迷う>今日、この頃。

 

そんな<現代で生きるために読む古典>、

 

<悪の力>に満ちたこの本がお勧め♪

 

 

◾️目次


・日本の生みの親が発した捨てゼリフに潜む愛と希望――『古事記』
・宇宙人のことばが人間界の真理を浮き彫りにする――『竹取物語』
・憎い女の子どもはみんな死ね! 孫を呪詛する国母の真意とは――『うつほ物語』
・誰しも必ず老いて死ぬという安らぎ――『源氏物語』
・神を試し、人を牽制するパワーワード――『今昔物語集』
・地獄を住みかと見定めた親鸞――『歎異抄』
・昔の流行歌で「期待しないこと」を再確認――『閑吟集』
・人の生き死にで嘆くのはバカ――『世間胸算用』
・非情母子の先進性 悪役は新時代のキーパーソン――『東海道四谷怪談』などなど

 

 

 

◆本の紹介(Amazon)

 

右肩下がりの現代に効く「黒い古典」
古典のネガティブに見出すこの世の希望――深い真理を易しく説く!


明るく、美しく生きる……そんな理想とは程遠い毎日。
死や老いの恐怖、憎い奴への恨みつらみ、
失恋、金欠、家族との不仲、
はたまた仕事の失敗、SNS炎上――


個人的不安と混迷の世情がからみあい、
現代はまさに末法の世、「底つき」の時代です。


本書はそんな「今」を生きるためによむ、「黒い古典」の提案。
呪詛に見出すこの世の希望、
ドス黒い感情の言語化にかくれた賢さ、
後ろ向きマインドの安らぎ、
人の生死よりも銭優先のパワフル魂……。





















神々の時代から江戸の世まで、
「悪」寄りの名ゼリフが放つネガティブパワーをひもとくことで
現代人のつらさに満ちた人生を軽くする、
新・逆説の古典エッセイの誕生です。