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「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

能楽師・安田登さん、

 

講座「人生に効く古典文学」NHKラジオ第2、

 

1時間番組。

 

8月までラジルラジルで聴くことができます。

 

https://nhk.or.jp/radio/ondemand/detail.html?p=NJZR87XYYV_01…

 

 

 

1 古事記と世界の冥界下り

 

2 軍記物から「平家物語」「太平記」

 

3魂を鎮める能と世阿弥の智慧(ちえ)

 

4魔法の言葉「和歌」の力

 

テキストの添付

https://x.gd/4J2HX https://nhk.jp/p/rs/NJZR87XYYV/episode/re/EZXL16JV7P/

 

 

 

 

 

安田 登(ヤスダ・ノボル)

 

1956年、千葉県銚子市生まれ。

大学時代に中国古代哲学を学び、

20代前半に漢和辞典の執筆に携わる。

25歳のとき能に出会い、鏑木岑男師に弟子入り。

能楽師のワキ方として活躍するかたわら、

論語と謡曲を中心とした寺子屋「遊学塾」を全国各地で開催。

 

著書に『能―650年続いた仕掛けとは―』『異界を旅する能―ワキという存在―

    『あわいの力』『日本人の身体』『三流のすすめ』など多数。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昼の闇水の行方に濃紫陽花         掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世界難民の日は6月20日・今日です!

 

世界的な難民、移民のためのアートフェスティバル

 

難民ウィークを日本で開催するのは初めて。

 

 

2025年6月16日(月)~22日(日)

 

東京、埼玉、群馬、山口、横浜で、

 

トークセッション、トークイベントや映画など催され、

 

前橋では市立図書館、こども図書館で

 

緒方貞子さんをはじめ、難民や移民の書籍が並んでいます♪

 

 

 

 

 

 

◆前橋市立図書館のHPをこちらに。

 

Refugee Weekってなんだ??

 

1998年にイギリス・ロンドンで生まれ、これまで世界17カ国で開催されてきたイベント

Refugee Week(難民ウィーク)が2025年に初めて日本で開催されます!

このイベントは、難民や避難を求める人々の貢献や創造性を祝う、

世界最大の芸術・文化フェスティバルです。

移民や難民をルーツに持つ人々が新たな地に辿り着いた経緯や歴史

それぞれのオリジナルの文化を尊重し、

アートや演劇、映像などを通じてお祝いしましょう!

図書館で紹介する資料を手にとって、

#RefugeeWeek #SimpleActs のハッシュタグで世界中のイベントを確認したり

自分の取り組みをシェアしてみてください!

 

前橋市立図書館のSimple Acts(シンプルアクト)

ムーミンが踊りを踊っている画像

ムーミンと難民・移民の関係とは??

日本で開催される難民ウィークでは、

6月20日のWorld Refugee Day(世界難民の日)にあわせて

全国各地でさまざまなイベントが開催されます。

 

前橋市立図書館本館・前橋こども図書館では

「難民ウィークブックセレクション」と題して、

特設コーナーを設置します!

 

ブックセレクションは、関連書籍のほか

誰でも参加できる小さな取り組みとして

Simple Acts(シンプルアクト)を紹介します。

シンプルアクトのイメージがなぜムーミンなのか、

図書館で資料を読んで一緒に考えてみませんか?

また、特設コーナーでは、シンプルアクトのイメージを

しおりにして配布しています。(図柄は全10種類

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

緒方貞子『共に生きるということbe humane』PHP 2013年

 

 

「100年インタビュー 国際協力機構 理事長・緒方貞子」

 

NHK・BS 2011年に放送された番組の書籍化。

 

 

「100年インタビュー」は

 

100年後の日本人に

 

「ことばの遺産」として残す珠玉のロングインタビュー。

 

第一線で活躍している人物に、

 

時代を切り開く人生哲学や未来へのメッセージを存分に語ってもらう番組。

 

1回、90分。

 

 

元国連難民高等弁務官で、

 

現在国際協力機構特別顧問の緒方貞子さんのお話。

 

聞き手は三宅民夫アナウンサー。

 

 

 

◆緒方貞子さん、プロフィール(「共に生きるbe humane」より)


父は外交官、曽祖父は犬養毅元首相という家に生まれ、

 

アメリカや中国で幼少期を過ごす。

 

大学卒業後、二度のアメリカ留学を果たし、

 

結婚後は夫の仕事で大阪、ロンドンに住み、子育てをしながら、

 

国際基督教大学の非常勤講師に。

 

市川房枝の働きかけで国連公使として総会へ出席。

 

その後、多国間外交の経験を積む。

 

1991年、それまでヨーロッパの男性政治家が就いていた

 

国連難民高等弁務官に初の女性、初の学者出身者で就任。

 

冷戦集結後の宗教や民族間の対立が激化した10年間、

 

世界中の難民支援を指揮した。

 

その後、国際協力機構理事長として復興支援に尽力。


前例のない難局を乗り越えてきた日々に貫いてきた信念、

 

平和を築く哲学、国際社会での日本の役割を語る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

萩原朔太郎を朗読する♪ 

 

明日6月18日(水) 高崎コアホール 14:00~

 

 

萩原朔太郎を朗読する    メゾソプラノ 山本 掌

 

   序       『月に吠える』

閑雅な食欲   『青猫』

   蛙の死     『月に吠える』

鏡       『宿命』

   風船乗りの夢   『定本青猫』

 

 

 

ピアノでは、シェーンベルク、ヴェーベルンやベルク、

 

ヴァイオリンではミヨー、

 

演奏される貴重な機会です。

 

 

お時間とお気持ちがあうようでしたら、

 

どうぞお出かけくださいませ。無料です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

映画「国宝」を観た!

 

 

斬れば真っ赤な血が出る歌舞伎が、

 

少なくとも銀幕の上には存在する」と、演劇評論家 犬丸治氏。

 

 

 

歌舞伎、

 

どろどろの情念の沼に咲く大輪の花、

 

あるいは漆黒の真闇にかがやく<悪>・・・

 

 

そんな歌舞伎を思っていたことがあります。

 

この「国宝」はまさに、それ。

 

 

吉沢亮・横浜流星、なんと美しいこと!

 

「二人藤娘」「二人道成寺」「曽根崎心中」

 

歌舞伎の舞踊を、芝居を、<その役>で演ずる。

 

よくぞ、ここまで・・・

 

役者という「業」が生生と迫る。

 

 

歌舞伎指導:中村鴈治郎、

 

時代考証:児玉竜一。

 

 

大画面を圧する渡辺謙。

 

 

そしてなによりも、田中泯の老女形小野川万菊。

 

<甲斐庄楠音(かいのしょう ただおと)か岸田劉生の

 

画から抜け出たようなグロテスクで皺くちゃの老人が、

 

「鷺娘」では途端に「美しい化け物」になる。>と犬丸氏。

 

吉沢を呼び寄せる、その<手>、

 

稽古をつける凛としたたずまい、

 

老いやつれ、病身を横たえるなにもないぼろぼろの部屋、

 

「美しいものが、ここにはなにもない。

 

それがやすまるんだよ」この言葉。

 

どれほどの渾身をもって<美>を追求してきたことか・・・

 

 

映画を観た、いえ、圧倒的な映像・映画になぎ倒された。

 

 

 

原作:「国宝」吉田修一著(朝日文庫/朝日新聞出版刊)
脚本:奥寺佐渡子
監督:李相日
出演:吉沢亮、横浜流星、高畑充希、寺島しのぶ、森七菜、三浦貴大、

   見上愛、黒川想矢、越山敬達、永瀬正敏、嶋田久作、宮澤エマ、

   中村鴈治郎、田中泯、渡辺謙
製作幹事:MYRIAGON STUDIO
制作プロダクション:クレデウス

日本公開:2025年6月6日(金)全国東宝系にて公開!
配給:東宝
公式サイト

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北村薫「語り女たち」新潮社 2004年

 

 

ひさびさに読み返して、ほっこりしています。

 

北村さんの広範囲でもうもう膨大な読書から、

 

ゆったりとあたたかな眼差しから

 

紡がれる17の短編。

 

その読後の爽やかさ。

 

一編ごとに挿まれる謡口早苗さんの画が

 

雰囲気のあって、幻想的。

 

女声の朗読で聴いてみたいな、と思ったりして。

 

 

装画:謡口早苗

 

装幀:新潮社装幀室

 

 

 

◆本の紹介はこちら

 

海辺の街に小部屋を借りて、

潮騒の響く窓辺に寝椅子を引き寄せ横になり、

訪れた女の話を聞く

 

――さまざまな女が男に自分の体験を語り始める。

緑の虫を飲みこんだという女、

不眠症の画家の展覧会での出来事、

詩集で結ばれた熱い恋心、

「ラスク様」がいた教室の風景。

水虎の一族との恋愛

 

……微熱をはらんだその声に聴きいるうちに、

からだごと異空間へ運ばれてしまう、

色とりどりの17話

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

梅雨鯰重金属的青年団       掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

言葉もて梅雨ひえびえと繭ごもる      掌