これを食べれば痩せます!断食すれば痩せるよ!という即席ダイエットの話題ではありません。ごめんなさい。
バセドウ病や橋本病・甲状腺機能低下症、潜在性甲状腺機能低下症(橋本病の疑い)は代謝に大きな影響を与えるために、体重の悩みは深刻。
「基本のき」から。
BMIという言葉を知っている、聞いたことがある、方も多いのではないでしょうか?
BMIはボディ・マス・インデックスといい、大人のための「肥満度を現す国際的な指標」です。
BMIは単なる体型の指標ではなく、BMIが18.5~25に収まっていると病気になりにくいことからこの範囲が決められています。
次の式で求められます。
BMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))
バセドウ病の場合は甲状腺機能が亢進し、体重が減ってしまいます。(私の場合はちょっと違いましたが※)
甲状腺機能低下の場合は低下によって体重が増えてしまいます。BMIも上記の範囲を外れてしまう方も多いでしょう。
そうすると、やはり身体には大きな負担がかかってきます。
治療が順調に進んでいるにも関わらず、この範囲を外れ続けていると、他の病気にもかかりやすくなってしまいます。甲状腺疾患そのものにも影響を与えてしまいます。
大切なことは、
バランスのよい食事と運動でこの範囲に収めること
そんなの分かってるよ~という声がたくさん聞こえてきますが、体重がどんどん増えてしまう時、全然減らない時って、体重だけに気をとられがちなんです。
多くの方が無理なダイエットをしています。しかも、病気でない人が実践しても危なそうな方法のダイエットを・・・・。効果がでなくて体重のことで悩みすぎて、なかには摂食障害になってしまう方も・・・。
怖くてもバランスの良い食事を!
注意すべきこと。2つ。
①食事バランスを無視して上記の範囲に収めようとすると、これはこれで身体の中身が別物です。体重は丁度よくなったとしても不健康です。
②バセドウ病の方で治療が進んでいるにも関わらず、体重を痩せたままの状態に維持したくて、BMI18.5未満の状態で粘り続けると、やっぱり身体の中身が別物なので後で必ず後悔します。
BMI18.5より少し少ない程度で身体の中身が別物の場合と、BMIが20くらいで良い中身(つまり程良い筋肉と脂肪)の場合、実際のところ体型は大きくは変わらないことも。
病気によってダメージをうけた身体を労わるつもりで。
食事がとれる方はバランスの良い食事を大切に。
食べられるのに食べられない、食べない方がいい、食べたくても食べられない、食べたくない、どれだけ食べてよいのかわからない、食の悩みは人それぞれ。食欲がわいてきて、その欲のままに食べることで健康が維持できれば何よりですが、なかなか難しいときもありますね・・・。
※私の体験談については後日ブログにアップします!
はじめまして!の方はこちらで自己紹介ページをご覧頂ければ幸いです。
ところで、甲状腺疾患の方にとってバランスのよい食事とは?
↓
↓
↓
https://www.hashimotosdiseasediet.com/books/
甲状腺疾患の方にとってバランスのよい食事とは?が分かる本です。
私の主な著書をこちらの「甲状腺と栄養の情報サイト」でご紹介しています。
https://www.hashimotosdiseasediet.com/books/
<よく読まれている記事・おすすめの記事>
非アルコール性脂肪肝と甲状腺疾患
栄養密度の高い食事はダイエットの初めの一歩
バセドウ病、橋本病とダイエットへの思い・願い
https://ameblo.jp/basejo/entry-12490408879.html
バセドウ病と低血圧
https://ameblo.jp/basejo/entry-12615734951.html
オメガ3には摂取法の工夫が必要なの?
糖質制限は本当に体にいいの?などなど、
↓食生活と健康に関する主な著書はこちらからご覧下さい☆☆
https://www.apointy.net/books/

