日本ハムが行く! -37ページ目
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※画像は「Heart Beat」を管理している曾良さん(2011年ファイターズマガジン年間チャンピオン)から頂いております



武田勝が登板の際、吉井コーチのコメントとして必ずあがるのが・・・

「変化球は低めに!直球は大胆に!」

この言葉を聞いた時に「なるほど・・・」と思いました。
僕が高校野球現役の時、ブルペンを横目に見ると・・・
「低めに投げろ!低めに!」
という声がよく聞こえていました。
そういった経緯もあり「低めに集める様に意識するのは当たり前」・・とも思っていたのですが、
※もちろんケースバイケースで高めに投げることはありますが
「それが全て」と言う訳ではないようです。
ようするに吉井コーチの「この言葉の真意」としては・・・

低めを意識して力の無い直球になるよりも、高めに浮いても良いので大胆に力強い直球を投げなさい

という意味でしょう。優先順位のことですね。
最優先事項として考えるのが「力強い直球」を投じること

直球に力が無ければ変化球は生きてきません。
当たり前のことなんですが、吉井コーチのこの言葉は「ハッ」とさせられました。
下表は日ハム主軸投手「直球の高低率」です。

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注目すべきは武田勝の「低め率の低さ(真ん中~高め率の高さ)」
チーム1を争う制球力を持っている武田勝ですが、直球の低め率は極端に低い傾向となっています。
当然・・・徹底的に狙おうと思えば武田勝の制球力であれば、低めに集める事はできるはずです。
この結果から考えられるのは2つ。

1.とにかく力強い直球を投げようとして、たまたまの結果
2.変化球を低め、直球を真ん中~に集めるコトにより「上下内外」の奥行きを使った投球を狙った

恐らく「2」のように、意識してのことだと思いますが。
特に対右打者に関しては・・・

・スライダーは内角低め
・直球は真ん中~高め
・チェンジアップは外角低め

中継を見ていると「上下内外」を使った投球を多々感じます。
ピッチングというのは深いな・・・と個人的に強く思った部分です。



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前回の続きです。
対右打者には「チェンジアップ」がかなり有効となっていることがわかりました。
この球種の被打率の優秀さ(被打率0.169)も驚く部分ですが、
注目するべきは「そこ」だけではありません。
驚くべきは「チェンジアップのボール率の低さ」です。

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※武田勝のチェンジアップの数値は「対右打者」です

先発とリリーフでは登板する場面が全く違うため単純比較はできませんが・・・
主な日ハム投手の「落ちる系の球種」の各種数値を算出してみました。

ざっと見てみると・・武田勝のチェンジアップの「ボール率の低さ」が際立ちます
空振り率・ファウル率は平均的な数値であることから、
「見逃しのストライク率」が非常に高いことが窺えますね。

被打率が非常に低い「チェンジアップ」を、
いつでもストライクゾーンに投げることができる「制球力」と「打たれない自信」
これが武田勝の1番のセールスポイントではないでしょうか?

ちなみに・・・
オールスターの時はチェンジアップを投げる前の「スライダー」をめった打ちにされてました(苦笑)
やっぱり「相手を読む配球」というのは大事なんだな・・・と、この時再認識しました。

<続く>




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前回からの続きです。
武田勝の「対右打者」「対左打者」の被打率ですが・・・

対右打者→被打率0.212
・対左打者→被打率0.285

武田勝は左投手ですが、「対右打者」に強い傾向となっています。
その要因の1つが「チェンジアップ」
下記は「球種別の被打率」となっています。

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注目したいのが「対右打者」チェンジアップの被打率です。
武田勝のチェンジアップは「サークルチェンジ」と呼ばれる種類のもので、
右打者の外側へ逃げながら沈む球種。
この球種は対右打者に対して被打率が0.169となっており、かなり優秀な数値となっています。

そして、対右打者チェンジアップの打数比率は44.7%と非常に高くなっており・・・
「如何にしてチェンジアップを打たせるか」
というのが武田勝対右打者の1つのポイントとなっているようです。
※大雑把に考えて「対右打者の半分近くはチェンジアップを打たせている」ということですね

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それに加えて「シュート」の被打率も優秀な数値となっています。
※打数は少ないですが・・・

勝負所ではチェンジアップをかなり連投することもあるため、
「わかっていても簡単には打てないレベル」
であることがわかります。
左投手が活躍する1つのポイントとして・・・

「右打者の外へ逃げる球種が使えるか否か」

というのが挙げられそうですね。
次回は武田勝のチェンジアップを更に掘り下げて見ていきたいと思います。



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