ダルビッシュを徹底分析.5「球種別の被打率。唯一のウィークポイントは対左打者への直球か!?」 | 日本ハムが行く!
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・ダルビッシュを徹底分析.5「球種別の被打率。唯一のウィークポイントは対左打者への直球か!?」

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※画像は「Heart Beat」を管理している曾良さん(2011年ファイターズマガジン年間チャンピオン)から頂いております



下表は2011年ダルビッシュの球種別被打率です。

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まず注目すべきは「スライダー系」の被打率の低さです。

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対右打者の「スライダー系」被打率は0.136。
対左打者に関しては被打率0.068と無敵に近い数値を記録しています。
※132打数9安打はちょっと異常ですが・・・
「ダルビッシュを徹底分析.1」でも書いた通り、
ダルビッシュの変化球の中心は「スライダー系」です。
この球がダルビッシュの生命線・・・ということがよくわかる結果だと思います。

そして・・・豪速球を1つの売りとしているダルビッシュですが、
対左打者の「直球被打率」は今ひとつのようです。

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対左打者への直球被打率は0.257
ダルビッシュの各種数値から考えると、決して良いとは言えない数値となってます。
そういった理由から、対左打者には多彩な変化球を投じてくるのではないでしょうか?
この部分は今後の課題にしてくると思われます。

ちなみに対右打者へのツーシームも被打率が高くなっていますね。

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これは・・・
意図してツーシームを投じているものと、
「直球がシュート回転」してしまったものが混ざっていると思われるので、
なんともいえない部分もありますが・・・もう一つ精度をあげたいところかもしれませんね。

【2011年 ツーシーム 対右打者の被安打一覧】
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被安打となったツーシームは・・・
高低はほぼ全てが真ん中~高め。コースは真ん中が多くなっています



<まとめ>

現段階のレベルでもほとんど隙が無いダルビッシュですが、あえて今後の課題を挙げるのであれば・・・

1.フォーク系の精度向上
2.対左打者への直球


「1」に関しては先日も書きましたが、
ダルビッシュのフォーク系の「ボール率」は日ハム平均よりも悪い数値となっており、
精度がもうひとつかな・・・と感じる部分があります。
ダルビッシュを徹底分析.3「最大の武器スライダー。被打率・空振り率はチームトップ!」
この球種が「スライダー系」と同レベルまで上がってきたら、
想像ができない域まで到達してしまうかもしれません。

既に日本では敵無しのダルビッシュですが、性格上必ず自分の課題をクリアしてくると思われます。
来季日本でプレーするのであれば、今年と全く違うダルビッシュが見れるかもしれませんね。



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