斎藤佑の被打率は100回以上対象者の中では最下位でした。
【2011年 パリーグ 被打率ランキング】※100回以上対象

与四死球率も非常に悪く、常に走者を背負った厳しい投球となりましたが・・・
防御率は2.69。かなり踏ん張った印象です。
ということで、パリーグ投手陣の「得点圏での被打率」をランキング形式で算出してみました。
【2011年 パリーグ 得点圏での被打率ランキング】※100回以上対象

斎藤佑の「得点圏での被打率」は、パリーグ100回以上対象者の中では5位の好数値。
「合計の被打率」と「得点圏での被打率」で約1割の差がでています。
これほど被打率に「差」がある投手は、パリーグ100回以上対象者の中では他に存在しません。
【参考:「被打率」と「得点圏被打率」との差】

感覚的には・・・0.020以上開いてくると、少し「差」が大きいかな・・・と感じますかね。
「被打率」と「得点圏での被打率」の差が0.020以上の投手を挙げてみますと・・・
【得点圏の方が被打率優秀な投手】
・斎藤 佑樹 -0.102
・和田 毅 -0.055
・田中 将大 -0.028
・渡辺 俊介 -0.027
・金子 千尋 -0.026
・帆足 和幸 -0.023
・塩見 貴洋 -0.023
・牧田 和久 -0.023
【得点圏になると被打率が悪化する投手】
・西 勇輝 +0.057
・石井 一久 +0.056
・西口 文也 +0.038
・大谷 智久 +0.034
・武田 勝 +0.025
・攝津 正 +0.024
・岩隈 久志 +0.020
こうして見てみると・・・斎藤佑の「1割の差」というのは、ちょっと異常に近い気がします。
何故ここまで差がでたのでしょうか?
仮説として・・・
得点圏では投球スタイルがガラっと変わるのかな?
というのが頭を過ったので「走者無しor1塁」「得点圏」での球種割合を抽出してみました。

グラフの左赤枠内が「得点圏での球種割合」となってます。
結果としては・・・
対左打者に「フォーク」の割合が増加した以外にはほとんど変化がみられません。
てっきり・・・
「得点圏時では変化球が主体になる」や「得意の球種比率が上昇する」
という結果を期待したのですが、基本的な投球スタイルは変化無いようです。
※もちろんケースバイケースもありますが、統計的に見てみると・・・という意味です
となると・・・
「得点圏では1つ1つの球種の精度・キレが向上している」と考えることが自然でしょうか。
ピンチに動じないどころか「集中力が増す」という強心臓。
通常の成績数値からは測れない非凡なモノを「持っている」ことは確かなようです。
ただし、いくら得点圏が優秀だから・・・と言っても、
「野球は確率のスポーツ」なので走者はなるべく最小限に抑えたいところ。
来季はその辺りに期待したいですね。
<続く>
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※画像は「Heart Beat」を管理している曾良さん(2011年ファイターズマガジン年間チャンピオン)から頂いております




