日本ハムが行く! -30ページ目
前回からの続きです。
※関連記事→日ハム 未来のエースは誰だ?!期待の先発若手を徹底検証! 吉川 光夫→その2「課題の対右打者」

対右打者の成績が非常に悪く、直球の各種数値を見てみると・・・
直球の被打率は高いものの「直球」そのものに「キレ」はあるのではないか。
というのが前回のお話。
ストライクを取れる「直球」をもっているのに、生かしきれていない。
では・・・この直球を生かす為にはどうすれば良いのか?

プロの1軍レベルにもなれば「直球」のみでは通用しないことが明白です。
ここで「変化球」の存在がでてくるわけですね。

吉川の変化球の主体は、投球全体の約30%を占める「スライダー」です
吉井コーチがよくコメントに残す言葉が・・・

「直球は大胆に!変化球は低めに!」

1.直球は力強い球を投げることを第1に心がける(低めでなくても良い?)
2.変化球はとにかく低めへ集めなければ意味がない

「変化球は低めに集める事が鉄則」ということです。
吉川が苦手としている「対右打者」には、
どうしてもスライダーが真ん中~高めに集まってしまう傾向があるようです
吉川のスライダーの被打率は・・・

・対右打者→被打率0.273
・対左打者→被打率0.179


と「対左打者」に良い結果となっているため、吉川のみ「対右打者」「対左打者」で分けてみました。
注目は「低め率」と「ボール率」です

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「低め率」と「ボール率」に関しては、どの投手も似たり寄ったりですね。

・低め率 →全体的に約50%後半
・ボール率→全体的に約30%~35%前後


これが日ハム1軍先発投手の平均値。
吉川に関しては「対左打者」は良い数値となっているのですが、
「対右打者」のスライダーに関しては・・・

・低め率 →41.76%
・ボール率→41.76%


日ハム1軍先発レベルの投手と比較すると・・・

・真ん中~高めの割合が約20%近く多い
・ボールが多い(ボール率が約10%近く高い)


吉川は以前のコメントで・・・
「課題は直球」
と言っていたと記憶しているですが、
対右打者にはそれ以上に「変化球の制球」が重要になってくるのではないでしょうか

普通であれば・・・変化球を生かすための直球なんですが、
吉川の場合は「直球をもっと生かすためにも変化球の精度を上げて欲しい」と期待します。

スライダーの低め率が向上すれば・・・スライダーの被打率向上が期待ができます。
スライダーで安定してストライクが取れるようになれば・・・
各打者はスライダーを気にするため、直球の被打率向上も期待できます。
良い循環になりそうなものですが・・・



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※画像は「Heart Beat」を管理している曾良さん(2011年ファイターズマガジン年間チャンピオン)から頂いております
前回からの続きです。
※前回記事→日ハム 未来のエースは誰だ?!期待の先発若手を徹底検証! 吉川 光夫→その1「魅力の本格左腕」

まずは吉川の1軍登板時の球種内訳です。
※6月4日の登板データのみ抜けております。ご了承下さい。

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投球スタイルは至ってシンプル。
キレのある直球を中心に、変化球はスライダー。緩急をつける場合は大きく割れるカーブを使用
※もしかしたらカーブは2種類(110km半ば・100km後半)使い分けているかもしれません
対右打者には時折チェンジアップを混ぜているようです。

それにしても気になるのは「対右打者の被打率」です。
対右打者の被打率は0.341(被本塁打4)とかなり打ち込まれています
球種別の被打率を見てみましょう。

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※データは1部抜けております。ご了承下さい。

1つづつ見ていきたいので、対左右のみ見て行きましょう。



<対右打者:被打率>

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対右打者の被打率は0.341(上表は1部データ抜けているため若干差異があります)。
球種別の被打率を見てみても、苦しい状況にあることがわかります。

投球の中心となる直球の被打率は0.333
スライダーに関しても0.273と打ち込まれており、その他変化球も痛打されることが多いようです。
与四死球も対左打者より多く、対右打者を苦手としているようです。
※「打数/四死球」の値が対右打者の方が悪い

これだけを見ると・・・
「直球」に球威がないのだろうか?
と思ってしまうのですが、細かい数値を見てみると、単純にそうとも言い切れないようです。
直球のキレを数値化するための参考として「空振り率+ファウル率」を抽出してみました。
※主要先発陣との比較(ケッペル・ウルフはツーシームのため除外)

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吉川は四死球が多い投手ですが、直球の「ボール率」は悪くありません
直球の各種数値は「ダルビッシュ」とよく似ています

空振り率・ファウル率も高く、直球でストライクが取れているようです。
ダルビッシュの直球との大きな相違は「被打率」
ようするに・・・

・打球が前に飛んだ場合、安打となる確率が高い

ということですね。

これはどうしてなのか?

と考えるとなかなか難しいのですが・・・直球に球威が無い・・・というわけではなさそうです。
「空振り」や「ファウル」が取れる直球を持っているのに、非常にもったいない感じがします。
やはりこの直球を生かすのは「変化球」になるのではないでしょうか?

<続く>

【参考動画:吉川の投球】


対左打者(青木)の動画ですが、なかなか良い球を投げてるんですけどね。
首脳陣が毎年期待するのもわかります。



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さて・・・前回まではローテーション組を見てきたので、
ここからは「期待の先発若手」を徹底的に振り返ってみたいと思います。

ダルビッシュが抜けると予測される2012年、彼らの出番が増えるはずです。
この中からローテーションに食い込んでくる投手はでてくるのでしょうか?

1発目は期待の本格左腕「吉川 光夫」からです。
2011年のイースタンリーグでは「最多勝(1位タイ)・最優秀防御率・勝率第1位」を記録
素晴らしい活躍を見せています。
まずは今シーズンを含む過去4年の1軍成績を振り返ってみましょう。

※注意事項
・パリーグ投手平均→2011年パリーグ全投手の合計平均
・WHIP(1イニングあたりの走者数)は「死球」を含む値としています


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2011年成績の下に「パリーグ投手平均」を載せてみました。
これでパリーグ平均と吉川の成績が比較しやすくなると思います。

2軍では素晴らしい投球を見せているですが、
1軍の成績は過去3年と比較しても、ほとんど変化していません
過去4年で2勝・・・という結果以上に「内容の悪さ」が目につきます。
1イニングあたりの走者数を示すWHIPという数値に注目です。

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2軍でのWHIPはトップクラスの数値となっておりますが、
1軍では毎年WHIPが1.70以上と、非常に厳しい数値となっています。
WHIPの中身である「被安打率」「与四死球率」を見てみるとよくわかるのですが、
与四死球が非常に多い事に加えて、
被安打率も非常に高い数値となっています。
簡単にまとめると・・・

・与四死球が多く、走者が出塁する機会が多い
・四死球をだしたくないので、ストライクを取りにいくところを痛打される


大雑把にまとめるとこんなところでしょうか?
吉川の本来の球であれば、ここまで安打は浴びないと思うのですが・・・
そもそも「何故、与四死球が多いのか?」という部分。

もともと「制球が良くない投手」ではありますが、
2011年イースタンの与四死球率を見てみると「2.64」
イースタンでは悪くない与四死球率を残しております。

1軍に上がってくると・・・被安打率や被打率どうのこうの言う前に、
与四死球率が跳ね上がります。
ここ数年は1軍で結果がでていないので「大事に行きたい」などの考えがでてしまってるのでしょうか?
もちろん、2軍では空振りしてくれる球が1軍では空振りしてくれない・・・というのもあるかもしれません。

吉川の持っている球であれば、
良い意味で「適当」に投げてもこれ以上被安打は増えないと思う(?)ので、
とりあえず「四死球」を減らしてみて欲しいものです。
おのずと投球が楽になり、被打率も良い方向へ改善されるかもしれません。
やはり、何より数年とも「内容が同じ」というところが頂けませんからね。
プロである以上「結果が全て」ではありますが、まずは結果よりも内容を考えるべきでしょう。
吉川であれば、内容の後に「結果」が必ずついてくるはずです。

次回以降は「球種」「球種別の被打率」や「各球種の特徴・傾向」など、
深く掘り下げて行きたいと思います。

<続く>



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