ここからは「期待の先発若手」を徹底的に振り返ってみたいと思います。
ダルビッシュが抜けると予測される2012年、彼らの出番が増えるはずです。
この中からローテーションに食い込んでくる投手はでてくるのでしょうか?
1発目は期待の本格左腕「吉川 光夫」からです。
2011年のイースタンリーグでは「最多勝(1位タイ)・最優秀防御率・勝率第1位」を記録。
素晴らしい活躍を見せています。
まずは今シーズンを含む過去4年の1軍成績を振り返ってみましょう。
※注意事項
・パリーグ投手平均→2011年パリーグ全投手の合計平均
・WHIP(1イニングあたりの走者数)は「死球」を含む値としています

2011年成績の下に「パリーグ投手平均」を載せてみました。
これでパリーグ平均と吉川の成績が比較しやすくなると思います。
2軍では素晴らしい投球を見せているですが、
1軍の成績は過去3年と比較しても、ほとんど変化していません。
過去4年で2勝・・・という結果以上に「内容の悪さ」が目につきます。
1イニングあたりの走者数を示すWHIPという数値に注目です。

2軍でのWHIPはトップクラスの数値となっておりますが、
1軍では毎年WHIPが1.70以上と、非常に厳しい数値となっています。
WHIPの中身である「被安打率」「与四死球率」を見てみるとよくわかるのですが、
与四死球が非常に多い事に加えて、
被安打率も非常に高い数値となっています。
簡単にまとめると・・・
・与四死球が多く、走者が出塁する機会が多い
・四死球をだしたくないので、ストライクを取りにいくところを痛打される
大雑把にまとめるとこんなところでしょうか?
吉川の本来の球であれば、ここまで安打は浴びないと思うのですが・・・
そもそも「何故、与四死球が多いのか?」という部分。
もともと「制球が良くない投手」ではありますが、
2011年イースタンの与四死球率を見てみると「2.64」。
イースタンでは悪くない与四死球率を残しております。
1軍に上がってくると・・・被安打率や被打率どうのこうの言う前に、
与四死球率が跳ね上がります。
ここ数年は1軍で結果がでていないので「大事に行きたい」などの考えがでてしまってるのでしょうか?
もちろん、2軍では空振りしてくれる球が1軍では空振りしてくれない・・・というのもあるかもしれません。
吉川の持っている球であれば、
良い意味で「適当」に投げてもこれ以上被安打は増えないと思う(?)ので、
とりあえず「四死球」を減らしてみて欲しいものです。
おのずと投球が楽になり、被打率も良い方向へ改善されるかもしれません。
やはり、何より数年とも「内容が同じ」というところが頂けませんからね。
プロである以上「結果が全て」ではありますが、まずは結果よりも内容を考えるべきでしょう。
吉川であれば、内容の後に「結果」が必ずついてくるはずです。
次回以降は「球種」「球種別の被打率」や「各球種の特徴・傾向」など、
深く掘り下げて行きたいと思います。
<続く>
いつもブログを読んで頂き、ありがとうございます。
ブログランキングに参加しておりますので、
宜しかったらクリックして下さいね。
皆さんのおかげで日ハムのカテゴリで5位なっております。
大変励みになります!
ありがとうございます。
にほんブログ村
【関連記事】
・ウルフを徹底分析.1「2011年の全球種割合!対左打者の被打率は悪い数値に・・・」
・ウルフを徹底分析.2「カウント別の球種割合・球種別被打率!決め球カーブが大きな武器!」
・ケッペルを徹底分析.1「2011年全球種内訳!低めに集めるツーシーム、目立つゴロアウト!」
・ケッペルを徹底分析.2「来季の課題は明確?高い与四死球率と被打率!伸びしろはまだまだ有り。」
・ケッペルを徹底分析.3「シーズン終盤に増えた『変化球』!苦手を克服する姿勢に伸びしろを感じる。」
・ケッペルを徹底分析.4「カーブを使い出してから被打率・与四死球率・防御率が向上!来季への道!」
・斎藤佑樹を徹底分析.1「2011年球種内訳!課題となった『被打率』『与四死球率』」
・斎藤佑樹を徹底分析.2「得点圏で圧倒的に低い被打率!強心臓が大きな武器!」
・斎藤佑樹を徹底分析.3「集中力のギアチェンジ!得点圏で『外へ・外へ』『低めへ・低めへ』!」
・斎藤佑樹を徹底分析.4「『故障前』と『故障明け』での投球スタイルの変化。増える直球系!」
・斎藤佑樹を徹底分析.5「シーズン終盤で飛躍的に良くなった『スライダー』!向上する空振り率!」
・武田勝を徹底分析.1「2011年全球種の内訳。大きな特徴は対右打者への圧倒的な強さ!」
・武田勝を徹底分析.2「対右打者に圧倒的な強さを誇るチェンジアップ!」
・武田勝を徹底分析.3「チェンジアップの制球力に注目!極端に低いボール率。」
・武田勝を徹底分析.4「直球は大胆に!『真ん中~高め』へ集める投球術!吉井コーチの教え。」
・ダルビッシュを徹底分析.1「2011年の結果と全球種割合」
・ダルビッシュを徹底分析.2「カウント別の球種割合。決め球はやはり・・・」
・ダルビッシュを徹底分析.3「最大の武器スライダー。被打率・空振り率はチームトップ!」
・ダルビッシュを徹底分析.4「直球のキレを示す数値は先発陣の中で断トツトップ!」
・ダルビッシュを徹底分析.5「球種別の被打率。唯一のウィークポイントは対左打者への直球か!?」


※画像は「Heart Beat」を管理している曾良さん(2011年ファイターズマガジン年間チャンピオン)から頂いております