さて。

 

フランスの非政府組織(NGO)の国境なき記者団が毎年発表している「報道の自由度ランキング」。

 

日本は目出度く70位となりました。

G7では最下位。

 

ジャーナリストの殺害があるような国よりまだ下だとの判定

 

 

「なんでだ! 失礼な! 日本には弾圧はないじゃないか」って?

 

弾圧のある国には

「反抗」があるのです。

 

 

この国は

反抗する人を

弾圧するのではなく

 

情報から締め出す

仕組みを用意しているのです。

 

 

わが国には

記者クラブという組織があります。

各官庁や財界・業界団体などによって運営・管理される場所に、大手メディア(新聞社・通信社・テレビ局など)の記者が常駐しています。

 

始まりは明治時代、新聞記者を締め出す「議会」に対し、団体交渉するために団結したことでした。

しかし、GHQに頭を撫でられ、以来日本には全く逆の精神の「御用マスコミ」クラブが誕生、存続しているのです。

 

 

そこには

「忖度」と「自己規制」があふれる

御用マスコミとなり果てた集団しかいません。

相手の困る質問などしようもんなら出禁。

 

なんといっても、出禁になる人を

会社やジャーナリズム全体として守る姿勢ではなく

個人としてあるいは個々の問題として

闘うことなくやり過ごそうとします。

「権力へのこびへつらいギルド」でしかないのです。

 

もちろん

 

フリーや海外記者の参加を邪魔します。

 

 

 

ズバリこの「記者クラブ」の存在こそ

「国境なき記者団」に大きく減点された要因であります。

 


この「ジャーナリズム」の命ともいうべき情報へのアクセスを独占し、

世界から問題点として何度も何年も指摘されながら、

自浄努力はかけらもなく、ついには「70位」をいただきました。

 

 

その報道さえ捻じ曲げて見せました

保身の努力、さすがです。

 


 

国民のために働かないで、どの面下げて国民からお金をもらっているのでしょうか。

ああ、広告料は国民からもらっていないという考えか。

ここには、「仕事」はありません。

ただ「業務」があるのみ。

職業倫理はどっちを向いているのか。

 

 

この人たち⤵が競って権力にすり寄ったことを、マスコミは言いません。同じ穴の狢だから。

 

 

゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+

164位。

弾圧されても

国民のために信念を貫く通信社がある北の国。

 

しかし受けて立つ権力者も

信念に基づいて権力を握り続けるのです。

守りたい故郷(くに)があるから。

 

 

少なくとも自国の農業を守ろうとするトップを抱く国。

 

我が国のマスコミが攻撃したり嘲笑したりする(そしてかの国からは無視される)北の国は、そういう国。

 

日本では、農業をつぶしそうな内圧外圧がほとんど危機感をもって報道されない。

 

我々は、決して北の国を笑えない。

 

日本のマス●ミが生まれ変わる日は来るのか。

 
゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+
自ブログの過去記事。