「娘の中高時代は、どう過ごしていたか?」

…を振り返ってみようと思います。

 

 

・1回目:どう過ごしていたか「勉強編」はこちら↓

 

・2回目:どう過ごしていたか「学外活動編」はこちら↓

 

 

そして、

・3回目:どう過ごしていたか「大学受験編」前半はこちら↓

 

 

 

今回は、「大学受験編」の 後半です。

 

 

 

 予備校で学ぶ順・重要な科目

新高1から、予備校「S○G」(○にEを)に通い始め…

高1は「数学」のみで、週1

高2から「物理」を加え、週2となりました。

 

娘は、部活(3つ掛け持ち 軽音・英語ディベート・模擬国連)と、学内外活動も忙しく、

「予備校に通うのは、週2が限界」だと言っていました。

 

特に、中高一貫の高2は、部活・行事・委員会の最終学年となり、部活は勿論のこと、学祭・体育祭・修学旅行の運営責任を任され、本当に大忙し!

 

高2は、娘が勉強に最も力を注いでいたときで、

それに加えて、学内外活動まで全てをやりこなしてた娘は、改めて思い返すと、本当に凄いな!!と思います。

 

 

さて、予備校のプランは…

高1〜 理系数学 → 高2の11月で(数3も)範囲終了

高2〜 物理 → 高2の学年末で範囲終了

高2の3学期〜 化学(速修) → 11ヶ月で範囲全て学び終了

 

この順は正解だった、と思っています。

 

■ 物理

娘は物理学科志望だったので、数学の次に、物理を優先したのですが、もしそうでなくともお勧めします。

 

物理は高3までに終わらせたほうが有利 だと思います。

(受験科目に物理がないなら別ですが…)

物理は早めにしっかりと学んだほうが良いと思いました。

 

 

■ 化学

化学に関しては、当初、娘曰く、

「化学は暗記だから自分でやる。暗記が十分でないのに予備校に通う意味がない」

とのことで、本当は通わない予定でした。*週3通いになりますしね

 

しかし、あまりにも興味が持てず、通うことに…。

結果的には、「めっちゃ授業が面白い!」と楽しみにするほどで、化学の先生をとても慕っていたので、通って正解でした。

 

但し、化学が得意であるなら、化学は学校(自学)だけで充分のように思いました。

 

*娘の高校では、化学は皆んな最も得意!といった感じで、通塾していた生徒ってほぼいなかったと思います。よく耳にしたパターンは、数学のみ、もしくは数学と英語でした。

 

 

 

 総合型選抜を意識

「総合型選抜」があると認識したのは、

娘の第一志望校「地方国立大 理学部 物理」が、高1後半に決まり、それと同時に募集要項を見たときです。

 

その総合型選抜には、下記の2種類がありました。

(1) 共通テストを課さない。11月に試験、年内11月に合格発表

  現役生のみ、評定4.3以上

(2) 共通テストを課す。2月に試験、2月中旬に合格発表

  現役生・浪人生どちらもOK、評定の設定なし

 

*第一志望者のみ受験可能。これらが不合格でも一般入試も受験できます。

 

当然ですが、まずは(1)を狙い、高2の頃から準備を進めていました。…が…アメ限には書いてあるのですが…娘の評定は4.2でギリ足りなかったんですよね。

*余談:娘の高校の場合、ど真ん中の評定は4.0だと思います。

 

そのため、まずは、(2)共通テストを課す で挑むことを決意しました。

 

 

ちなみに、

私大の第一志望「R大 理学部 物理学科」の総合型も検討しました。

出願条件は、物理の評定が4.5以上、全体評定3.8以上、英語の検定スコア提出で、これは全てクリアできました。

こちらは年内に合格が決まり、併願が可能でした。

ただ、合格すると、直ぐに入学金のみならず授業料も支払うことにシブり、取りやめました。(入学辞退した場合、授業料は5月に返金されます)

 

*総合型の出願条件や選抜方法は変わる場合もあるので、ご興味があるかたは、大学HPでご確認くださいね。

 

 

 

 総合型選抜の受験対策

S○Gに通って、最も良かったことは、

「総合型選抜試験の役にたった」ことです。

 

これは娘が受験した総合型での話になりますが…

「数3微積分の問題をその場で出され、黒板に解答を書き、かつそれを口頭で詳しく解説する」が2問。

「数学と物理の関係について、口頭で詳しく説明する」

というものが出されたんですよね。

 

このとき娘は、

「数学と物理を根本から学んだことが、すごく役にたった!S○G様様だった!」と言っていました。

 

 

そして、

志望理由書や面接対策は、学校だけで完結できました。

 

娘の高校では、娘の志望である「理学部物理系」の総合型を受験した生徒は過去に一人もいませんでした。

ただ、近隣の中高一貫校と情報を共有しており、面接の資料(男子1名のみ)を取り寄せてくれました。先生方がそれに合わせた面接対策もしてくれて、本当に助かりました。

*実際の面接は、時間が長く、資料にない質問もあり、より深く掘り下げられたようです。面接官である教授陣はピクリとも笑わず相当怖かったとか…。

 

 

注:総合型選抜(or学校推薦型)は、大学や学部学科によって求める学生像や試験内容も異なるので、志望する大学の募集要項をしっかりと読み込み、それに応じた対策が必要です。

 

 

 

 学校での受験対応

娘の高校は、受験に関する対応は完璧だったと思います。

必要な資料や説明は充分にしてくれ、大学受験に持っていく流れも完璧でした。

こちらの意思決定を尊重してくれ、受験校に関して何も言われませんでした。

 

皆んな、早くから自分の進みたい方向性が決まっていた気がします。中高一貫校だけあって、早くから進路を考えさせる取り組みをしているんでしょうね。

 

 

■ 娘の高校の指定校推薦に関して

指定校大学一覧は非公開で、「志望校調査で、第一志望でその大学・学部まで合致した生徒のみ」に、こっそり伝えるそうです。上位校は早慶も余る、と聞きますが、そんなことはなく、早慶マーチあたりは、誰かががっちり掴んだと思われます。ただ、生徒の口の固さは素晴らしく、一体誰に決まったのかはよく分かりません…汗。

 

 

 

 高3受験期どう過ごしていたか

受験期をどう過ごしていたか…

は、ひたすら勉強していた、としかないですね…ネガティブ

 

高3がコロナ禍真っ只中で、3月から約4ヶ月間の自宅での自粛生活が合わず、メンタル不調となり勉強が滞りましたが、そういう状態であっても机には向かい、僅かでも勉強していたのが凄かったです。(7月から学校やS○Gも通常に戻り、メンタルも持ち直しました)

 

 

参考書や問題集を買い足すことはなく、学校から与えられたものと、S○Gの問題集のみ取り組みました。

*それまでも参考書等を買い足したことはないので、学校の指導が素晴らしいんだと思います。

 

志望国立大学の過去問は、

先に英語を7月頃に取り組み(学校の先生が添削)、9月頃にはその他の科目を取り組み、合格ラインの得点は取れていたようです。

 

 

余談ですが…

8月中旬〜9月中は、哲学コンテストに論文を提出するために、哲学にも時間を費やしていました…驚き

学校の倫理の先生に2度ほど読んで頂き意見を頂戴しました。

 

 

そして、娘は「長時間勉強できないタイプ」というのが、この受験期ではっきり分かったことが、ある意味、良かったかな、と思いました。

 

世間では「10時間〜12時間は当たり前」みたいなところがあり、娘も「最低でも10時間は勉強しなきゃダメだ!」と、時間に囚われすごく苦しんでいました。(これもメンタルを崩す要因でした)

でも、「自分は7時間が限界なんだ」と納得できると、気が楽になったと思います。

 

やはり一人一人違うので、他人と比べず、自分を理解することが大切ですね。

 

 

 

振り返って思うのは…

娘の場合、志望する学問(志望大学)が、高1頃には決まり、そこから何も迷いもなく突き進むことが出来たことが、最も良かった点です。

普通なら、どこかでブレてもおかしくはないのですが、最後までブレなかったのが素晴らしかったし、親としても気持ちが楽でした。

 

ただ、熱望校が一校だけだったので、娘の高3時のプレッシャーやストレスは相当なものでしたが…驚き

 

 

中高一貫の場合、高3の夏休み頃には完成し、どのレベルの大学に合格できるのか、残り半年でどこまで伸ばせるのか、もう自分の実力が分かっているんじゃないかと思いました。

 

女子の場合、現実的で無謀な選択はせず、難関私大に絞る生徒も多くなります。なので、高3に上がる前の高2での取り組みは重要だという気がしていますね。

 

 

 

■ 娘の受験校と受験状況はこちらの記事にもあり↓

 

 

■ 中学受験と大学受験どちらが大変だったでしょうか?無気力

 

 

***

 

 

大学受験編では、あれもこれもと詰め込んでしまいました。

その割には何か抜けている部分もあるような…。

分かりにくかったら申し訳ないですネガティブ簡潔にまとめたかったな

 

参考になった部分があれば幸いです。

 

このシリーズは今回で終わりとなります。ご質問を頂いた方ありがとうございました!