「娘の中高時代は、どう過ごしていたか?」
…を聞いてみたい、というメールを頂きました。
ネタが無くなることを恐れている私なので…
こういう質問は有難いです!
中高時代のどういう面が気になるだろうか?と思いつつ、
まずは、「勉強面」を書いてみたいと思います。
娘の中高がここだと分かり、そして、この学校へ入学したての親からすると、しょっぱなから爆走する勉強量に驚き、まずは中学時代の勉強面が一番気になるところだと思います。
当時の私がそうであったように…
先に伝えておきますが、娘の成績は中間層でした。
平均すると、上位40%前後です。
なので、そのあたりの子の場合、と思って読んでくださいね。
一応、
娘の中学時代のことは、この記事↓に集約されています。
・中学3年間の振り返り
娘は、合不合Y80%偏差値で7〜8足りない状態、しかも、理社の受験用の勉強をすることなく入学しています。
なのに…私は入学時の立ち位置は真ん中だと思っていました…汗。
→その詳細は「中学受験2」の記事にて。
中1の頃
上記の記事と一部重複しますが…
娘は、中1の最初の試験である1学期 中間試験で、下位20%あたりの成績を取ってきました。
(順位は出ないので、おおよその立ち位置となります)
どうやら宿題が回っていないことが分かり、
宿題ノートを作り、一緒に宿題の計画をたて、立て直していくと、中1の3学期では、上位20%あたりに位置づけることが出来ました。
つまり、宿題をきっちりやるだけで、成績は右肩上がりに伸びていったんです。
*こんなに振り幅が大きかったのは中1のときだけです。中3以降は同様に勉強しても立ち位置はほぼ変わりませんでした。
娘の周りでは、高2の頃に「中1のときが一番成績が良かった…」と言い出す子が、とても多かったそうです。
中1の入りたては、入学前に塾の準備講座で先取り学習をしている子も多く、過去の貯金もあり、子供自身も張り切っているので、良い成績を取ってきたりする場合もあります。
でも、結局のところ、入学後も継続して勉強をできるかどうかが最も重要なんですよね。
中3の頃
中2の頃は、体調を崩し気味になり心配でしたが…
中3からは息を吹き返し、自立していき、私は宿題の進み具合をあまり見ることもなくなっていきました。
中3半ばあたりからは、自宅では集中できないから、と自宅で勉強することが、ほとんど無くなりました。
平日は、学校の図書館で勉強してきてから帰宅したり、休日は、近隣の図書館で勉強したり、カフェ勉したり。
この自宅外で勉強する習慣は、高3まで(コロナ禍自宅自粛期間除く)ずっと続きました。
中学時代の勉強量
娘の中学時代は、
この宿題をこなすだけで時間がかかり、土日もずっーーと勉強していましたね。
勉強を嫌がる、ということは一度も無かったです。
逆に、疲れ過ぎて、勉強したいのに勉強できない、といってイジけていることはありました。
(そういえば、それは大学になっても同じですね)
「よく勉強する」というのは、きっと上位層〜中間層も同じではないかと思います。
高校になってから娘は、
「この学校は勉強が嫌いな人は無理だ」
とも言っていましたね…まあ、進学校はいずれもそうかも?
中学時 予備校・個別塾事情
娘の代では、中学時代は、予備校に通っているというのは聞いたことはありませんでした。
私自身も中学時代は予備校はいらないと思いました。(成績上位だった後輩(当時中2)は、親の意思で予備校にも通い、酷く疲れ切っていたようで、その後不登校になりました…)
とはいえ、ついていけてない(主に英語)等の補習目的で、個別塾や家庭教師をつけているというのは、よく耳にしました。
英語に関しては、帰国生だけではなく、帰国生だけど一般入学組や、小学校時代から勉強していた子も多く、元々のレベルが高いので、英語に躓くとドロップアウトしやすいかんじでした。
とにかく、中学時代は親のほうがピリつくのか、成績が下がったから遊び禁止、とか、親が遊ぶことを許してくれない、遊びのお金を出してくれない、とかで友達と遊ぶことは数えるほどしかありませんでした…。
*娘自身は中1からパパと一緒に下北や渋谷等のライブ通いをして楽しんでいたので、友達と遊べないことは全く気にしていませんでした。
遊ぶ暇がないほど勉強をさせるのはどうかと思いますが…
大学受験まで振り返って思うには、この中学時代の勉強量が後から効いてくるんですよ。
娘も、
「中学時代から基礎を嫌と言うほど固めてきたから、高3で勉強が滞っても間に合った」
と言っていましたしね。
*高3のときコロナ禍の自粛生活が合わず、メンタル不調となり、勉強が滞りました。数学物理より倫理や哲学の勉強に力を注いでいました…。
定期試験
定期試験は、中高ともに、2週間前から本腰をいれて勉強を始めていました。(1〜2週間前から部活は無くなります) 勉強しすぎて定期試験前なのに疲れ切る、ということがあるほど…。
皆んなも同様に勉強をしているので、そんなに必死にやっても、4割程度の立ち位置なんですけどね…涙。
なので、感覚的には、定期試験がやっと終わったと思ったら、すぐさま次の定期試験がやってくる、というかんじでしたね。
そういえば、娘は友達と一緒に勉強する、ということが、一度もありませんでした。
娘は(中受時から)先生によく質問に行くタイプなのですが、そういや、友達に教わったというのは聞いたことがなかったです。
余談:大学になってからは、教員に質問しにも行くし、物理男子友と試験前に一緒に勉強したり、教わっています。一人に集中して教わるのを躊躇し、様々な友人に勉強を教わっていました。
高校の頃
高校になると、中学時代から一変して、自主性に任されるようになりました。(校則も緩くなりました。注意されなくなった)
*今もそうなんじゃないかと思いますが、どうでしょう…。
宿題は出るけれど、提出するかどうかは任意になりました。
多分、提出しなくても何も言われないと思います。
提出期限はあるけれど、それを過ぎても受け付けてくれました。そのため、娘は、好きな物理の宿題は、時間をかけてでも必ず提出し、その提出が期限の1ヶ月先だった、ってことありました。
親的には、提出期限が過ぎたら評定が下がるんじゃないか、と心配していたのですが、逆に、きっちり出したということで評定には影響しませんでした。
*娘は、中高ともに、期限に間に合わせるために、答えを書き写す等はありませんでした。
中学時代にはあった、定期試験で、数学は(難度関わらず)80点以下は再試とか、英語の再試とか、そういう大多数が再試になる仕組みも無くなりました。(…と思う。再試の記憶がない)
*今思い返すと、中学時代のこれにも意味があった。
そういう状況になったせいか、
中学時代に、宿題が多い、勉強が大変だ、勉強ばかりしていて心配だ、と不満を口にしていた親御さんが多くいたのですが、高校になると、その声がピタリと止まりましたね。
親も子供に任せるようになるのか、高校になってからは、娘は友達と遊ぶ機会が一気に増えました。
高校時 予備校事情
高校時代になると、予備校に行く生徒が多くなりました。
一番多いのは、文理ともにS台だと思います。鉄○やS○Gは少数派。他には、平○塾、グノ、T進あたりかな。
*娘は新高1からS○G(数学)
とはいえ、予備校にお金をかけたくない親御さんも多く、優秀な生徒ほど予備校に行かなかったり、自習室目的で1〜2単元の受講だけで済ませていました。
入試前の説明会や入学当時、「予備校は必要ありません」の学校の言葉に、ウソだろ、と思っていたのですが、「あれは本当だったんだ!」と思いましたね。
但し、優秀な子に限る、ってやつですが…
*予備校なしで、T大含む旧帝大や難関大に進んだ子多し。
我が子も、英語は予備校を利用することなく、高1から理系科目だけの受講で安く済んだことと、総合型の対策も全て学校がみてくれたので、話の半分は…当てはまっていたのかもしれません。
英語に関しては、高1から、海外大も視野に入れたネイティブクラスとなったのですが、娘は、未だに「ネイティブクラスは本当に良かった!発言力もついたし、(大学になった)今でも役にたっている。このクラスに入るだけでも、この学校に来た意味があった!」と言っています。
受験英語から離れることに心配もあったのですが、結果的に、この指導が受験にも通用したことが不思議?でした。
*どうやら英語は中学で高校課程まで終えるそうです。
とにかく学校の先生方は丁寧に見てくれたし、受験対策に関しては完璧でしたね。
振り返って思うのは…
なんでここまでさせるのか?と思うことも多々あったのですが、そうさせる理由が、卒業後になって理解できました。
意外にも?無駄なことは何もなく、計算しつくされている、というのか、完璧、というのか…。
この波に乗れれば、大学受験は満足のいく結果になる、という気がしました。
とはいえ、波に乗るのが大変説…
更に、勉強一辺倒ではなく、あらゆる社会的スキルも身につけてくれるので、大学進学後も有利な気がしました。
とはいえ、これを熟すのも大変説…
まあ、娘に関しては、部活を3つ抱え、学内活動も頑張り、更に、様々な外部の活動もしつつだったので、
「よくあの波に乗れたよね」…って、つくづく感心します。
そんな娘は、当時フルスピードで頑張り過ぎたのか、
「中高時代の記憶がないんだけど…」
と言ったりしていますけどね…いや記憶はあるでしょ
またいずれ、学外活動や大学受験等の別方面も振り返ってみたいと思います。