「娘の中高時代は、どう過ごしていたか?」

…を振り返ってみようと思います。

 

 

まず1回目は、勉強の面を振り返ってみました。

 

どう過ごしていたか「勉強編」はこちら↓

 

 

 

今回は、「学外の活動」について書いてみたいと思います。

 

 

 

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 学内に留まるな、の方針

娘の中高は、

「学内に留まるな!学外に目を向けよう!」

「学外でどんどん挑戦しよう!」

「協働力を身につけましょう!」

と言ったかんじで、

 

学外の活動、自己研鑽、チームでの活動 を推奨していました。

 

 

一体いつからこの方針なのかは知らないけれど、娘の中受前からなので、既に15年前には推し進めていたのでしょうか。

この当時から、現在の総合型の流れを読んでいたとしたら、あまりに革新的で凄いです。

 

 

娘が入学した当初は、この学外活動のことは私の脳裏にはなく、推奨していたから活動をしたわけでもありません。

 

しかし、結果的に、この方針は我が娘にとても合っていたということが、「この学校に来て良かった!」と思う一番の点ですね。

 

 

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娘の中高では、「こういう学外活動(コンテスト等)があるよ」という案内が、生徒に一斉メールでちょこちょこ届きます。

(生徒は、各自学校用メアドを持っています)

 

 

が…実は…

娘は興味の分野がピンポイントなため、学校が案内してくれる学外活動を利用したことはありません…真顔

 

娘好みの講演会等は、私が、大学等のHPを逐一チェックし探し出してきます。

そして、娘に、こういうのがあるが参加するか?と提案する形でした。娘がOKを出すと参加となります。

 

なので、参加はしていないけれど、私が探し出してきた講演会や合宿等は、もっともっともーーっと多くあります…凝視

*娘に検索の鬼扱いされる笑

 

 

 

 学外活動の原点

まず、娘の学外活動の原点は、

(もう何度も記事にしているのですが…)

カブリ宇宙研究機構↓が企画した「女子中高生向け」の講演会・講義・実験でした。

 

娘が中学1年と2年の2度参加しました。

*今は娘が参加した企画はありませんが、別企画があるかもしれません。

 

 

この講演会に参加することで、やたら楽しくなったのは娘だけではなく私もです!(笑)

 

 

ここから怒涛の講演会等の参加が始まります…驚き

 

 

 

 活動履歴

この学外の講演会等に参加する意義は、

知識を得たり、その世界の最前線を知れたり、実際に女性ロールモデルや研究者に出会えお話し出来たり、同じ興味を持つ仲間に出会えたり、進路選択に役立てたり、と様々な影響を与えました。

 

その活動を、ざっと振り返ります。(抜けているものもあるかも)

 

 

■ 中学時代

・講演会や勉強会 計8回

 →カブリ宇宙研究機構 講義・実験

 →T大 理学部・工学部 女子中高生向け 講演

 →O茶の水大 理学部 宇宙講演会

 →多摩六都科学館 サイエンスカフェ(数物 講義)

 

・D通大 工学系研究 合宿(3日間) 1回

・T大 物理系研究 合宿(4日間) 1回

 

 

■ 高校時代

・講演会や勉強会 計5回

 →T工大 理学院 系外惑星 講義

 →T大 金曜特別講座 講義

 →JAXA 宇宙飛行士の講演

 →野辺山天文台 T大天文学者講演

 →O茶の水大 理学部 宇宙講演会

 

・旧帝K大 天文教室in丸の内 講義 8回

・旧帝TH大 銀河考古学 オンライン講義 4週 修了

・NHK 物理学者村山さんの講義 公開収録 1回

・T大 天文学専攻 研究室訪問 (学校の企画/各自研究室を選択)

・T立大 宇宙理論 研究室訪問

 

・JAXA 筑波 合宿(4日間) 1回

・旧帝TH大 物理系研究 合宿(1週間) 1回

・物理系学会 研究成果発表 2回

 

・理系コンテスト 2回

・哲学コンテスト 合宿(2日間オンライン) 1回

・哲学コンテスト(受賞) 1回

 

 

まあ、見事なほど、

天文学(宇宙)・物理学・哲学の3種に徹していますね…煽り

 

 

哲学に関しては、高2後半に、英語の授業で英文の哲学書を読んだときにハマったようで、高3受験期でも枕元に参考書ではなく、哲学書や文芸書が置いてありました。

 

娘曰く、

「物理学と哲学は使う脳みそが同じ」

だとか…。

意外にもこの2つには共通点があるのですね。

 

哲学の論文は、自分の想いを綴るのではなく、論理的に考察し結論に導いていく作業らしいです。

どうやら、どちらも「論理的思考能力」が必要なようですね。

 

 

 

 学会での講演 (研究成果発表)

上記の講演会等は、基本、金土日や長期休みに開催され、ある意味、その場限りのものでした。

 

そのなかでも…

長期戦だったのが「学会発表」の準備です。

高1と2年の2度経験しました。

 

この学会での講演(発表)に向けて、1年かけて、全国に散らばる高校生のチームでオンラインで話し合い、ポスターやスライドを作り、発表会へと繋げていきます。

(TAや教員の力は借りず、高校生だけで準備し発表します)

 

チーム全体の都合を合わせるため、さもすれば、定期試験直前にミーティングがあったりするのですが、娘は、必ず参加し尽力していました。

 

ここまでして学会発表に繋げるので、これらのメンバーは、大学生になった今でも強い繋がりがあります。

 

 

 

 学校での講演

学校側もこれらの活動を応援してくれて、先生方が褒めてくれたことも励みになりました。

 

特に、

娘や同じように学外活動を頑張っていた友人たちが口を揃えて言うには、

 

「活動報告を学校で講演する機会を作ってくれたこと、これが非常に良かった!」

 

娘は2度講演の機会がありました。

 

スライドや原稿の準備をするのは大変ではありましたが、

講演の後に、友人は元より、そこまで仲が良いわけではない友人からも、「良かった!」「面白かった!」と言って貰えたことは、とても喜んでいて、励みになりました。

 

もしかして、この経験が「宇宙の魅力を発信していきたい」と言う原動力になったかもしれませんね。

 

 

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これら学外の活動で知り合った方は数知れず…

今でも仲が続いている人も多く、全てが今の娘に繋がるので、様々な活動ができたことは本当に良い経験になりました。

 

特に、宇宙や天文学への興味は、どの学校であれ自分の学校に共有できる友達がいない場合が多いので、これらの出会いは貴重でした。

 

 

正直なところ、

真の出会いは学外にあったと思っています。

 

 

 

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最後に、娘が参加したイベントの中から、2つご紹介します。

*どちらのイベントも、コロナ禍だったせいか種類が減っていますが、今年からはまた戻るといいなあ。

 

■ T大 女子中高生向け 進路選択支援イベント

 

■ JAXA エアロスペーススクール

*娘が参加したときは、意外にも?宇宙飛行士ではなく「運用管制員になりたい!」という高校生が多かったようです。

 

 

他にも、よくチェックしていたHPがあるので、またの機会にご紹介したいと思います。