背骨から頭への繋がり。
今日、紹介するバレエダンサーは背骨から頭が繋がっています。
動画を見ればわかるように、必ず背骨の後に頭が動きます。
それが背骨から頭が繋がっている人の共通点です。
自我が強いと、どうしてもこういう動きにはなりません。
「こう動いてやろう」っていう意識があると、頭から先に動いちゃいます。
体の繋がりには
「踏む支点と股関節の繋がり」
「股関節と背骨の繋がり」
「背骨からアームスへの繋がり」
があります。
ここまでは私のパーソナルレッスンを続けていけば繋げることは出来ます。
でも、1番難しいのは「背骨から頭」の繋がりです。
ここは、その人の本質的なものが、その癖を作り出してるようなところもあるから難しいのです。
その人自身が変わらないと繋がらないような部分でもあります。
やっぱり日本人は「頭が先」っていうのがあって、どうしても頭で考えちゃう人は、背骨との繋がり関係なく頭から動いてしまいます。
日本人バレエダンサーで繋がってる人がいたとしても、背骨から頭っていうのは、やっぱり繋がってません。
特に繋がってないです。
その繋がってないダンサーの典型的な特徴が、すじ張った首です。
繋がらない人にとっては、繋げるようにするのがすごく難しい。繋がる人にとっては、当たり前の動きなんです。
背骨が動いたら頭が動く。当たり前なんです。
でも、答えはわかってるから、先に頭が動いてしまうんです。
なんで背骨から頭の繋がりが難しいかっていうと、やっぱり脳が頭にあるからなんです。脳は体の司令塔ですから。
「背骨から頭、背骨から頭、背骨から頭」って脳で考えてたら駄目なんです。
例えば「頭を空っぽにしてください」って言われたとして「空っぽ、空っぽ、空っぽ」って思ってたら、それはまったく空っぽではありません。
そういうような現象が起きてしまって、なかなか繋がらないってことです。