バレエ指導者優子とビートのトレーナー北の対談記事です。

パーソナルレッスンでの出来事を喋ってます。


優子、以下Y

今日さ、パーソナルレッスンで○○さんがさ、すごいもう感動して、「とにかく嬉しい、嬉しい」って言うのね。

なんでかって言うと、これ言っちゃうとスピリチュアル的な話に結びつけちゃう人が多いかもしれないんだけど、体がね、こわばる瞬間があるのね。


例えば、うつ伏せになってもらって、こうやって、私が手技で股関節を良い位置に入れるでしょう。
で、私がこうやって足を持って動かしていくじゃん。

大体の人は、やってるうちによ、その位置のほうが正しいんだと思って、体が思って、すごく楽になっていくのだよ。
でも、この楽になる方向の、ちゃんと体が落とせる瞬間、この足が落ちる瞬間に、で、どこが1番怖いかっていうと、1番ブランコの遠心力がかかるこの瞬間。わかる?
この瞬間にブン!っていく、この瞬間の時が1番怖いんだなと思って。
それを私は動かしてて感じるのね。
この瞬間に体が怖がりますねって伝えたの。

でさ「え、なんでわかるんですか」って○○さんに言われたのね。

で、この瞬間の重みが加わったブン!の瞬間っていうのは、1番背骨が動かされる瞬間なのだよ。
わかるでしょ?

トレーナーの北、以下K
振り子の持ち手だから、背骨が引っ張られるでしょ。そうやって下に。
脚が背骨にぶら下がったら。

Y
でね、その瞬間って、体ってやっぱ怖いんだよね。背骨が。
今まで縮んでた部分が、引き伸ばされるからね。
うん。で、その瞬間がものすごく怖いって言ってて、で、 だから、その怖い瞬間だけの、この1センチくらいの範囲の動きをひたすら繰り返すのね。
それでさ、私がさあ、取れてきましたねって言うのね。

で、この瞬間が取れた後も、また別の範囲が怖かったりするのよ。

でね、私はね、その怖い瞬間が来た時に「ここがまた怖いですね」って言うと、なんでそれがわかったのか、相手にとっては不思議なんだって。

だからさ、この落とす瞬間が怖いと思う人っていうのはさ、どこかにトラウマがあるのね。 絶対トラウマがあるんだ。
で、「ここ、あ、ここ怖いですね」って言って自覚させるでしょ。

そうするとね、その後に一気にそこが取れるのね。

うん。でさ、フェルデンクライスっていうのはさ、自覚させないで直していくって方法じゃん。
で、その理論もすごくわかるのね。
でもね、「なんでわかったの?」って思った瞬間に、 ○○さんはそこがもう取れるのね。
落とせるようになるわけ。

続く。