続き。

仙腸関節の縦ズレによる仙骨8の字運動はフラダンス、バレエのどちらにも共通する動きですが、この8の字運動は、正面から見ても8の字ですが、真上から見ても8の字があります。

平面的ではなく、立体的な「うねり8の字」です。

ただし、フラダンスの場合は膝と鼠径部を曲げた姿勢を保つため、バレエとは方向が違います。

フラダンスでは踏んだエネルギーを横に流してます。

バレエでは踏んだエネルギーを縦に突き上げます。

↓フラダンスは横に流す。

↓バレエは縦に突き上げる。

フラダンスやバレエ以外のダンスでも仙骨8の字運動は最も重要な機能的な基礎ですが、その方向はそれぞれ違います。

フラダンス、ベリーダンスは横。

社交ダンス、ジャズダンス、ファッションモデルのウォーキング、バレエは縦です。

なかでもバレエは最も踏む力が強いので、最も縦長になります。

社交ダンスであればワルツは縦、ルンバウォークはやや横の要素もあります。

バレエをしている人の頭を上から押さえるとフラダンスになります。

逆にフラダンスをしている人を縦に伸ばすとバレエダンサーになります。

続く。