ハイヒールウォーキングの練習。
まずは、ハイヒールを履いて土踏まず側で踏む練習。
正しい歩き方は、左右の内ももで踏むたびに仙腸関節が「縦ズレ」するような感覚がある。
シャネルのロゴマークのような軌道で仙腸関節が縦にスライドする。
↓両足で立っている時はこの感覚です。
反張膝のロシア人は、脚にこのように体重がかかっています。
↓歩いている時は、このように左右のシャネルのマークがズレる感覚です。
写真では矢印を体の前面に書きましたが実際は背面(仙骨)で感じてます。
海外のビキニフィットネスの選手はこのように、内ももラインがシャネルのロゴマークのような軌道で縦ズレする感覚の連続で歩いています。
ハイヒールウォーキング、モデルウォーキングにかぎらず、バレエを含むほぼすべてのダンスでこの「仙腸関節の縦ズレ=中心の縦ズレ」が重要です。
仙腸関節の縦ズレはすべてのダンスの基礎と言えます。
↓下の写真が母趾球側に重心のある正しい立ち方です。
土踏まず〜内ももラインで立っているので軸があります。
だから、肩や僧帽筋に無駄な力が入りません。
ポーズをとってもフラフラしません。
★フロントポーズ。
床を踏むことで体が上に自然と伸びる、強い立ち方です。
距骨がハマッているので足首、膝下が綺麗に見えます。
それに対し、日本人は仙腸関節周りが固まっているので歩くたびに大転子が外に、はずれた歩き方になってしまいます。
↓大転子の横ズレ写真。
大転子の横ズレの連続です。
大転子に体重が乗ると、足の小指側に立つことになります。
(バレエで言うカマ足になる)
小指側で歩いているので体重が外に逃げて、サイドポーズや片足を上げるプレアクションの時によくフラフラしてしまいます。
膝下もO脚に見えてしまいます。
↓下の写真が小指側に重心のある間違った立ち方です。
小指〜大転子ラインで立っているので軸が無い立ち方です。
★フロントポーズ。
特に流した足の重心が小指側に流れてしまった立ち方。
体が沈んでます。
大転子で立つということは体の外側ラインで立ってます。
体に中心が無い=軸が無いので、肩や僧帽筋に無駄な力が入ります。
だから、腕が軽い。
軽いから腕が振り子にならない。
だから、腕が自然に振れない。
でんでん太鼓にならない。
意識的に腕振りしても不自然で、わざとらしい腕の振りになってしまいます。
大会の動画を見ても、日本人選手は練習し過ぎた結果、わざとらしくなってしまった感じの選手を見かけます。
いかにもビキニフィットネスらしくしようとし過ぎているようなポーズです。
ですから、腕の重みを感じたい。
肩を使うと肘も固まる。
「みぞおちから下人間」のつもりで。
肩から動かさない、中心から動く。
ふくらはぎが後ろに行く時に股関節前面が前に。
内ももラインだけが脚、もしくは仙骨から脚のイメージで。
おなかの上に背中が乗る。
小指側で立たない。
ビキニフィットネスバックポーズでお尻の割れ目を剥がすように。
集めると腰を痛める。
脚も腕も重くする。
軽いと安っぽくなってしまう。
重くしたら脚が自然とクロスに入るようになった。
これは重くしてぶら下げると、自然と中央に集まるから左右の脚がクロスに入る、ということです。
その後、トレーナーによる筋トレのパーソナルレッスン。
背中と肩のトレーニング。
肩から対角線を作る種目。
中心を作って逃げ場を無くしてプレス、拷問のような辛さ。
バレエの理論を応用して、体の逃げ場を無くしてトレーニングすれば、ピンポイントで対象筋に効かせることができる。
終了。