続き。
おなかが勝手に上がったら、ここから上半身に繋げていきたいのですが、ほとんどの人は、おなかがまだ緩んでないし、おなかが立たないので、たいてい次の2つの姿勢になります。
タックイン的な姿勢か、体が反った姿勢です。
正しくは、内ももラインの上に背骨が乗ってきます。
これは、力を入れて背骨を乗せるのではなく、力を抜いて背骨が乗らないと駄目です。
けっして、力を入れてバレエの姿勢を作ってはいけません。
あと、立った時の注意点は
足首を固定しない。
土踏まずで床をつかまない。
足指を縮めない。
膝を押し込まない。
お尻を固めない。
口呼吸はしない。
プリエをやるぞ！と意気込まない等です。
それと、体を意識的に閉め上げてはいけません。
体は勝手に閉まり上がるものです。
この前、ポワントレッスンの時に生徒の方が
「骨盤がものすごく開かれているのに、ものすごく勝手に閉まってくる」
「骨盤はものすごく広げられているのに、中心はものすごく突き上がってきてキツい」
と言ってました。
これが勝手に閉まり上がっている状態です。
この体を持っているバレエ指導者は、本来なら閉まってくるはずなのに閉まってない生徒を見ると「閉めて」と、つい注意してしまいがちです。
勝手に閉まり上がる体を作ってあげなければ駄目です。
ここまでがプリエの準備編です。
続く。
