拘縮(こうしゅく)期の特徴は、
・夜間痛が治まる
・動かすと痛い
・動かしづらく、日常生活が不自由になる
・3か月くらい~長いと5年、10年とかかる
など。
急性期の次が、拘縮期です。
拘縮(こうしゅく)とは、
関節がかたまることなので、
「拘縮期」とは、文字通り、
肩の関節が動かしづらい時期。
痛みは治まってきているけど、
動かすとまだ痛い‥ので、
動かすことが億劫に感じられるかもしれないけど、
ここで、動かしておくか否かで、
その後の状態が全然違ってきます。
その原因のひとつに、
『関節包』の癒着があります。
関節包というのは、
肩関節を包んでいる膜で
イメージとしてはスライムかな。
正常な状態では、このスライムが
柔軟に動きにそって形を変えてくれるけど
動かさないでいると、
スライムが硬くなってきて(癒着)
動きを妨げてしまうようになります。
ストレッチなどで改善が見られない場合、
整形外科では、この関節包スライムを
破る処置をされるそうです。
これがね、
関節包の中に生理食塩水などを入れて
中から破裂させる方法や、
お医者さんが動かして
外からの力で破裂させる方法など、
けっこうな力業。
もちろん、麻酔は使われるんですが‥。
肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)の場合、
拘縮期に入ってから、
対応させていただきますが、
この関節包に対してすることは、
『グアシャ』と『ストレッチ』です。
破ったりはしませんので、ご安心くださいね。
施術の前に
整形外科などでおこなわれる、
四十肩(肩関節周囲炎)のテストをして、
状態を確かめます。
カラダの横に下ろしたところ(0度)から
上にあげていって、肩の高さが90度、
そこからもう少し上の120度まで
難なくあがるかどうか‥を、みます。
多くの方は、
90度を過ぎるあたりから
引っかかる感じがしたり、
少し痛みを感じたりして、
そこを、何とか通り過ぎると、
あとはスゥーッと上がったりします。
↑
これ、心当たりのある方、
多いかもしれないですね(笑)
ちなみに・・
四十肩なんですが・・と
相談を受けても、
違うかもよ?ってこと、あります。
違う場合は、対処法も変わってくるので
見極めることが、だいじになります!
肩関節周囲炎ですね‥となると、
先に書いた『関節包』や、
肩甲骨についている
筋肉や腱にグアシャをかけたり
ストレッチをしたりして、
最終的に「引っかかり」を感じることなく
腕が上がるように整えていきます。
動かしやすさがグンとよくなるので、
自分でも動かしてみよう!と
思っていただけるはずです。
肩関節の動かしづらさにお悩みの方は、
どうぞ、ご相談ください。
遠方の方には、ZOOMを使ったオンラインで
セルフケアの方法をお伝えすることも可能です。
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