独立行政法人「国民生活センター」の発表によると[2020年7月9日:公表]、全国の20歳代~70歳代の男女に対して、インターネットアンケート調査を実施した結果、ホットヨガは他のプログラムと比べて「体調が悪くなった」、「けがをした」という経験をした人の割合が高い傾向にあることが分かったそうです。
引用は国民生活センターのこちらの記事
『「ホットヨガ」によるめまい、のぼせ、吐き気、頭痛に注意!』
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20200709_1.html
環境省の「熱中症予防情報サイト」https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt.php でも、運動に関する指針と、ホットヨガの環境を照らし合わせると、『危険』に相当。
私もアクアビクスを担当していた頃は、高温多湿なプールサイドでの指導で、何度も熱中症の症状に悩みました。
クラスがある日は、朝からかなりの水分を小分けにしてとり、クラス中もスポーツドリンクなどでの水分補給を2リットル近く・・。
それでも、からだに対するダメージは想像以上だったし、自覚症状が出たときには、相当ひどい状態だったので、『汗をたくさんかいて、老廃物をカラダから追い出してきれいになる!』みたいな、考えは危険だと思うのです。
そもそも、汗に含まれる老廃物は微々たるもの。
からだの老廃物の7割は便、2割は尿になって排泄されることを、覚えておいていただきたいです。
苦情は多く寄せられていても、それだけ多くの人が利用しているプログラムなので、ちゃんとした指導者に習えば、大丈夫なのかもしれないですが、熱中症に何度も悩んだ者として、お知らせしておこうと思って書きました。