● 大人バレエの続け方(ひとつの提案)
正しいバレエで本当の上達を。
愛知県岡崎市のバレエ・ベーシック三井です。
私は昔から
怪我が多い。
怪我の度に
落ち込んだり
焦ったり
心のダメージもあったものです。
股関節という
バレエをする上で
要となる箇所を
痛めている今回。
リハビリ生活が長く
レッスンもできず
気持ちが塞ぐことも
ありました。
ただ今回は
本当に身体の使い方を
根本から見直し
今までは避けていた
トレーニングも
続けています。
身体が変わっていく
実感があり
今までは
レッスンができないと
焦っていたのが
今回は
不思議と
心が安定しています。
年の功かも…
私はヨガの指導もしていますが
ヨガって本来インドでは
運動というより哲学、
生きるのを楽にしてくれる
精神的なツールなんですね。
瞑想が
ヨガの発祥と言われます。
ただ
そういう面を
前面に出すと
宗教的なイメージを持たれるかも…
それに
私は哲学的なことを説けるような
成熟した人間ではないので
今までは
エクササイズ的な面で
レッスンをしていました。
それでもレッスン最後の瞑想で
寝てしまう人や涙が出る人がいるのは
私の意図を超えた何かがヨガにはあるのでしょう…
私自身も
ヨガの身体の使い方が
バレエに役立つことがあるので
ヨガをするのですが
やはり私は
バレエの方が好きだな〜
バレエの人だな〜
と正直、
バレエ>ヨガ
のように感じていたのでした。
骨盤真っ直ぐ、とかはヨガのポーズで意識しやすい
しかし
リハビリの筋トレに励む最近、
なんだかヨガが面白い。
特に
今までむしろ避けていた(?)
哲学面がスッと入るのです。
ヨガジャーナル日本版 vol.80より
何事にも節度をもって
生活を整えられる人にとって
ヨガは素晴らしい道具になる
ということだそうです。
ヨガのポーズは
スポーツではなくて
ヨガ哲学の一部だから
追い込むように練習するのではなく
長く続けるためのルーティンワーク
にすることが大切、と。
(だから無理なくできる
週2レッスンくらいが初めは適量)
日々のルーティンワークの
積み重ねこそが道になって
やがてその人の生き方になる。
…アレ?
これは恩師の言っていた
バレエとは生き方
という考え方と同じ
バレエのために
充分な睡眠を取るし
節制した食生活にするし
風邪をひかないようにするし…
初めての人には
週2レッスンを薦めてたな〜
バレエ>ヨガ
だったのですが
なんだか
どっちも同じように
感じてきているのです。
ようやくバレエが
達成すべきもの
登るべき山のように
感じていたのが
生きる道
どこまでも続く
長い道のように
なったということでしょうか。
焦らず
自分にとって心地よいペースで
景色や会話を楽しみながら
歩んでゆく
そして
時には人生の困難を
乗り越える力にもなる
もちろん
上達を目指すスタンスは
変わらないけど
そんな
【バレエ道】も
大人にはあるんじゃないかな〜
と思ったのでした。
良い一週間の始まりを
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マスク着用、入館時の検温と手指の消毒を
お願いしています。