● アレグロで迷子にならないために②
正しいバレエで本当の上達を。
愛知県岡崎市のバレエ・ベーシック三井です。
私のアレグロ、
なんか盆踊りっぽいんですが
アレグロで隣の人にぶつかりそう
軽快なテンポの中に
様々な表情が詰め込まれた
アレグロ、
短い曲の中にも
色々ドラマがあり
全て含めて楽しいものです!
でも
楽しいだけじゃつまらない、
バレエを習うからには
上達したい!
という方に向けて
今日も書いていきます。
アレグロで迷子にならないために
両足均等体重の5番プリエ
について書きました。
今日はひとつひとつのパを
明確に理解すること
について書きます。
ひとつひとつのパ…
だと教科書並みの分量になるので
例としてジュッテを
見てみましょう。
昨日の記事の
片足クドゥピエのプリエでも
脚の筋肉の働きは
5番プリエと同じ、
ということを踏まえると
ジュッテは
ほぼアッサンブレ(雑っ)
これはアッサンブレ
これがジュッテ
画像出典:上下とも ワガノワ著『古典舞踊の基礎』
4の着地が5番プリエか
クドゥピエのプリエか
だけの違いです。
前述の通り
クドゥピエのプリエは
筋肉の働き的には
5番プリエと同じなので
アッサンブレとジュッテは
ほぼ同じ。
もちろん実際には
両足で着地するのと
片足で着地するのでは
筋肉の負担が
全く違うので
ジュッテの方が
アッサンブレよりも
難易度が高いです。
ところで
この図の4の
5番プリエと
クドゥピエのプリエですが
アッサンブレでは
5番に戻る
と表記されていますが
ジュッテでは
(出した)左足は
右足があった場所に戻る
と表記されています。
つまり
ジャンプした場所から
移動しないということですね。
案外
このジュッテで
あっち、こっちと
移動されているケースが
あるのです。
移動すべきでないパで
移動してしまう
移動すべきパで
移動しない
これらの
パの曖昧な理解も
迷子や交通事故⁇の
原因になります。
ひとつひとつのパの
行い方を知り
特に
何から始まり
何で終わるのか
をハッキリさせておくこと
これも迷子解消の
カギとなります。
草書で書く前に
楷書を習う
筆記体で書く前に
ブロック体で、
そしてひとつひとつ単語の
スペルも正確に
ということですね
流れるようなアレグロの中では
なかなか見よう見まねでは
分からないことも
あると思います。
分からないパは
思い切って
先生に聞けるといいですね
今日も素晴らしい1日を
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クドゥピエのプリエ。
筋肉に張りがある、
と表現しましたが
それは
クドゥピエの足先以外の脚部分は
5番プリエと変わらない状態
ということです。
したがって
クドゥピエの足も
例えば次がアッサンブレなら
空中で力強く蹴って
5番からと同じように
アッサンブレすることができます。
瞬時に好きな方の足を
好きな方向に出せてこそ
どんな振り付けでも
動くことが可能です。
質の良いプリエができてこそ
振りを覚えることができる
というのはそういうわけです。
理想は
プリエなどの
身体的完成度に合った
難易度の振りをすること…
簡単に言えば
レベルに合ったクラスを
受講することなのですが
大人はオープンクラスが
1クラスしかない、
というような状況もあったりと
理想ばかり言えないですよね…
せめて
両足均等体重の5番プリエ
を気にしてみてください。
難易度の高いアレグロ
と言っても
最初から最後まで
高速で飛ばしっぱなし(笑)
という振りはないと思います。
小休止があるはず。
カンマやピリオドのような。
そんな小休止から
両足均等体重の5番
片脚ポーズでも
上体を持ち上げておいて
両足を均等に使う
ということを
意識してみてください。
きっと少しずつ
焦っていたアレグロが
落ち着いてくると思いますよ。
今日も素晴らしい1日を
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