● アレグロで迷子にならないために①
正しいバレエで本当の上達を。
愛知県岡崎市のバレエ・ベーシック三井です。
アレグロでジタバタしてしまう
アレグロで迷子になる〜
アレグロ、
小さなジャンプの連続ですが
パシパシッとひとつひとつが
鮮やかに決められたら
カッコいいですよね!
アレグロで
訳が分からなくなってしまう
大きな原因は2つ。
①振りが覚えられない
②プリエが良くない
①の方が問題だと
思われる方が多いと思いますが
①の振りが身体に入らないのは
実は②のプリエに原因があります
5番はホーム
という言葉を
聞いたことがありませんか?
アレグロの最中では
ほとんどこの5番が
5番プリエの状態ですよね。
この5番プリエを
両足で踏みたいのです。
…って
バーでプリエするときは
両足でプリエしていますよね。
わざわざ5番の
前の足や後ろの足に
体重をかける人は
いませんね。
それを
アレグロでは
意識的に両足プリエを
しなければなりません。
次に
前でも後ろでも
右でも左でも
はたまた両足でも
(実際それくらいしかない)
あらゆる方向に
足を出すことが
できるように。
どちらかの足に
体重が偏っていたら
体重が乗ってしまっている足は
瞬時には出せませんね。
両足均等体重の5番プリエ
がホームなのです。
片脚着地の時はどうなるの?
片脚着地の時も
実は原理は同じなのです。
クドゥピエのプリエ。
筋肉に張りがある、
と表現しましたが
それは
クドゥピエの足先以外の脚部分は
5番プリエと変わらない状態
ということです。
したがって
クドゥピエの足も
例えば次がアッサンブレなら
空中で力強く蹴って
5番からと同じように
アッサンブレすることができます。
瞬時に好きな方の足を
好きな方向に出せてこそ
どんな振り付けでも
動くことが可能です。
質の良いプリエができてこそ
振りを覚えることができる
というのはそういうわけです。
理想は
プリエなどの
身体的完成度に合った
難易度の振りをすること…
簡単に言えば
レベルに合ったクラスを
受講することなのですが
大人はオープンクラスが
1クラスしかない、
というような状況もあったりと
理想ばかり言えないですよね…
せめて
両足均等体重の5番プリエ
を気にしてみてください。
難易度の高いアレグロ
と言っても
最初から最後まで
高速で飛ばしっぱなし(笑)
という振りはないと思います。
小休止があるはず。
カンマやピリオドのような。
そんな小休止から
両足均等体重の5番
片脚ポーズでも
上体を持ち上げておいて
両足を均等に使う
ということを
意識してみてください。
きっと少しずつ
焦っていたアレグロが
落ち着いてくると思いますよ。
今日も素晴らしい1日を
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