● アンディオールする「前提」
正しいバレエで本当の上達を。
愛知県岡崎市のバレエ・ベーシック三井です。
アンディオールは
つま先を開くことでない?
脚の付け根からアンディオール
するってどういうこと?
バレエの奥深い問題
アンディオール
アンディオール自体は
脚を外旋させることですが
脚の付け根から
アンディオールさせているようで
実はアンディオールしていない
ケースが多いのです。
それは
股関節を回旋させても
大転子が収められていない
場合です。
大転子はコレ⇩
私がレッスンで
「グリグリをしまってくださ〜い」
と言っている、あのグリグリです。
そもそも
アンディオールさせない
普段の生活の中でも
本来、大転子は後方に
引かれているべきなのですが
一般に
所定の位置よりも
横に張り出している
ケースが多いようです。
この状態が進むとO脚や、
極度に進むと
歩行困難などの問題に
つながります。
左:大転子が横に張り出している。
右:大転子を収めれば一瞬でO脚が消える
大転子が横に
張り出してしまう原因は
脚を組む、横座りなどの
座る姿勢や
外体重の立ち方、歩き方
などの生活習慣に
あるそうです。
かつては
大転子が張り出すのを防ぐ
生活の知恵があったと
思われます。
それは
着物
着物を着ると
上の右の写真のように
大転子がギュッと
後ろを向く感じがしませんか?
西洋ではおそらく
コルセットやガードルなどの
ボディファンデーションが
同様の役割を果たしていたと
思われます。
着物やコルセットから
解放され
自由に動けるようになった
現代人。
さらに車移動や
ネットでの買い物で
生活は便利で楽になりました。
その反面、
運動不足や
身体の歪みを
引き起こしやすくなりました。
現代にも
補正下着やサポーターが
ありますし、
ヨガやピラティスを始め
健康のための
様々なエクササイズ
があります。
いずれにせよ
アンディオールや
バレエをするためには
そもそも
日常生活の中での
健康的な身体の使い方が
前提にあるということです。
バレエ・ベーシックで
腰痛やO脚などの改善が
報告されるのは
逆に
バレエをきっかけに
日常での身体の使い方が
健康的なものになる、
ということですね
正しいバレエを続け
末永く健康に楽しく
過ごしたいものです
今日も楽しい1日を
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