正しいバレエで本当の上達を。
愛知県岡崎市のバレエ・ベーシック三井です。
バレエは選び抜かれた者がするもの…
私の骨格はバレエ向きじゃないから…
バレエは選ばれし一部の人がするもの、
という定説がありますね。
趣味だから楽しめれば、とか
姿勢が良くなりそう!など
趣味として、
本格的バレエとは一線を引いた
バレエの取り組み方も
確かにあります。
特にロシアバレエは
とりわけ
選び抜かれた者がするもの
というイメージが強いのでは?
実はロシア・メソッドにこそ、
バレエ向きでない身体も
バレエに適するよりにする
秘密があるのです。
モスクワ大学前でアティチュード!
ロシアでは
バレエ学校に入学するのは
10歳から。
その前の8〜10歳の間に
「準備コース」にて
本格的バレエの準備となる
ストレッチや姿勢作りをします。
ここでバレエ学校に入学できるよう
「バレエ用の身体作り」をします。
両手バーで長い間立っていたり、
毎週繰り返し同じことをしたり、
日本のバレエ教室とは
随分違います。
1時間程にわたるストレッチや
壁に向かっての両手バーは
とても地味で忍耐のいる作業です。
でもこの地道な作業によって
元々はバレエ向きでない身体条件でも
アンディオールしやすい状態にしたり
姿勢を美しくしたり
ジャンプ力を引き出したり
バレエに適した身体を
作ることができるのです。
そしてこの地道な作業は
バレエ学校入学後も続き
プロになってもメンテナンスに取り入れ
バレエ向きの身体を維持しているのです。
一方、日本のバレエ教室では
小学校低学年のうちから
バーも、センターも、踊りも
色々やりますね。
身体作りが無い中で
本当に身体条件が良くて
運良くバレエの動きを習得できた子だけが
プロの道に進んで行くことができます。
選ばれし者のみにバレエが可能なのは
日本の方なのです。
弱点を克服し、
バレエ向きの身体を作ることができる
ロシアメソッド。
しかしこれには
非常に辛抱強さ、真面目さが
必要になります。
そういう意味では
多くの子供にとっては難しい。
それだけの意志の強さ・強い願望を
持った者だけが達成できることです。
この地道な作業は
一般の大人の方にも
時間はかかりますが
充分に効果があります。
むしろ大人の方が
目的意識をハッキリ持っているので
驚くほどの結果が出ることが多いですね。
大人も子供も
自分の身体の持つ可能性を信じ
踊りたい心、
美への永遠の憧れを胸に
真摯にレッスンに向かえば
バレエは誰にでも両手を広げているのです。